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公開番号2025004488
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-15
出願番号2023104206
出願日2023-06-26
発明の名称車両用表示制御装置、車両用表示制御方法、車両用表示制御プログラム
出願人株式会社デンソー
代理人弁理士法人サトー
主分類B60K 35/23 20240101AFI20250107BHJP(車両一般)
要約【課題】自車両以外の移動体に追従する追従マークを表示するに際し、その追従マークが、どの車両を指し示しているのかを分かりやすくできるようにした車両用表示制御装置、車両用表示制御方法、車両用表示制御プログラムを提供する。
【解決手段】車両用表示制御装置(20)は、自車両以外の移動体に追従する追従マーク(100)を表示領域に表示する表示処理部(54)を備え、前記追従マークは、移動体を挟む挟み部(101)により当該追従マークが指し示す移動体を明示し、前記表示処理部は、前記追従マークのうち少なくとも前記挟み部の表示位置を移動体の移動に追従するように移動させる。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項１】
自車両以外の移動体に追従する追従マーク（１００）を表示領域に表示する表示処理部（５４）を備え、
前記追従マークは、移動体を挟む挟み部（１０１）により当該追従マークが指し示す移動体を明示し、
前記表示処理部は、前記追従マークのうち少なくとも前記挟み部の表示位置を移動体の移動に追従するように移動させる車両用表示制御装置。
続きを表示（約 740 文字）【請求項２】
前記追従マークは、一部が前記挟み部により切り欠かれたリング形状である請求項１に記載の車両用表示制御装置。
【請求項３】
前記表示処理部は、前記追従マークのうち自車両側となる部分の表示位置の移動量よりも他車両側となる前記挟み部の表示位置の移動量を大きくする請求項１に記載の車両用表示制御装置。
【請求項４】
前記表示処理部は、移動体が前記表示領域から外れた場合には、前記表示領域の端部において前記挟み部の表示位置を移動させる請求項１に記載の車両用表示制御装置。
【請求項５】
前記追従マークは、前記挟み部に向けて色が薄くなっている請求項１に記載の車両用表示制御装置。
【請求項６】
前記挟み部は、透明である請求項１に記載の車両用表示制御装置。
【請求項７】
前記追従マークは、自車両側となる部分に切欠部（１０２）を有する請求項１に記載の車両用表示制御装置。
【請求項８】
前記追従マークは、前記切欠部に向けて色が薄くなっている請求項７に記載の車両用表示制御装置。
【請求項９】
前記切欠部は、透明である請求項７に記載の車両用表示制御装置。
【請求項１０】
自車両以外の移動体に追従する追従マーク（１００）を表示領域に表示する表示処理を含む方法であって、
前記表示処理では、前記追従マークとして、移動体を挟む挟み部（１０１）により当該追従マークが指し示す移動体を明示するものを使用し、前記追従マークのうち少なくとも前記挟み部の表示位置を移動体の移動に追従するように移動させる車両用表示制御方法。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、車両用表示制御装置、車両用表示制御方法、車両用表示制御プログラムに関する。
続きを表示（約 1,900 文字）【背景技術】
【０００２】
近年、車両においては、他車両に追従するマークをフロントウインドシールドの表示領域に重畳表示する機能、いわゆるヘッドアップディスプレイ機能を備える構成が考えられている。例えば特許文献１には、自車両の進行方向前方を走行する他車両に重畳させてマークを表示する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特許第６５３６８５５号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
特許文献１は、バー状、三日月状、円弧状のマークを開示している。しかしながら、このようなバー状、三日月状、円弧状のマークでは、例えば複数の他車両が存在している場合に、どの車両を指し示しているのかが分かりにくく、従って、マークが指し示している車両とドライバが認識している車両とが不一致となってしまうおそれがある。
【０００５】
本開示は、自車両以外の移動体に追従する追従マークを表示するに際し、その追従マークが、どの車両を指し示しているのかを分かりやすくできるようにした車両用表示制御装置、車両用表示制御方法、車両用表示制御プログラムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本開示に係る車両用表示制御装置は、自車両以外の移動体に追従する追従マーク１００を表示領域に表示する表示処理部５４を備え、前記追従マークは、移動体を挟む挟み部１０１により当該追従マークが指し示す移動体を明示し、前記表示処理部は、前記追従マークのうち少なくとも前記挟み部の表示位置を移動体の移動に追従するように移動させる。
【０００７】
本開示に係る車両用表示制御方法は、自車両以外の移動体に追従する追従マーク１００を表示領域に表示する表示処理を含む方法であって、前記表示処理では、前記追従マークとして、移動体を挟む挟み部１０１により当該追従マークが指し示す移動体を明示するものを使用し、前記追従マークのうち少なくとも前記挟み部の表示位置を移動体の移動に追従するように移動させる。
【０００８】
本開示に係る車両用表示制御プログラムは、自車両以外の移動体に追従する追従マーク１００を表示領域に表示する表示処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、前記表示処理では、前記追従マークとして、移動体を挟む挟み部１０１により当該追従マークが指し示す移動体を明示するものを使用し、前記追従マークのうち少なくとも前記挟み部の表示位置を移動体の移動に追従するように移動させる。
【０００９】
本開示によれば、移動体を挟む挟み部により追従マークが指し示す移動体が明示され、しかも、その追従マークのうち少なくとも挟み部の表示位置が移動体の移動に追従するように移動する。これにより、例えば複数の他車両が存在している場合であっても、追従マークが指し示す移動体を明確に示すことができる。そのため、自車両以外の移動体に追従する追従マークを表示するに際し、その追従マークが、どの車両を指し示しているのかを分かりやすくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【００１０】
本開示に係る車両用システムの構成例を概略的に示す図
本開示に係るヘッドアップディスプレイの構成例を概略的に示す図
本開示に係る表示領域の配置例を概略的に示す図
本開示に係る車両用表示制御装置の制御系の構成例を概略的に示す図
本開示に係る追従マークの構成例を概略的に示す図
本開示に係る画角内表示態様の一例を概略的に示す図（その１）
本開示に係る画角内表示態様の一例を概略的に示す図（その２）
本開示に係る画角外表示態様の一例を概略的に示す図（その１）
本開示に係る画角外表示態様の一例を概略的に示す図（その２）
本開示に係る直線道路走行中における追従マークの形状を概略的に示す図
本開示に係るカーブ道路走行中あるいは左側レーン走行中における追従マークの形状を概略的に示す図
本開示に係る他車両の移動量と追従マークの移動量および回転量との関係例を概略的に示す図
本開示に係る表示領域内において追従マークが移動あるいは回転されながら表示される態様の一例を概略的に示す図
本開示の変形例に係る追従マークの表示態様を概略的に示す図（その１）
本開示の変形例に係る追従マークの表示態様を概略的に示す図（その２）
【発明を実施するための形態】
（【００１１】以降は省略されています）

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