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公開番号2025004334
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-15
出願番号2023103952
出願日2023-06-26
発明の名称情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
出願人カシオ計算機株式会社
代理人弁理士法人光陽国際特許事務所
主分類A61B 5/02 20060101AFI20250107BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】より簡便に自律神経状態を判定することのできる情報処理装置、情報処理方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】情報処理装置は、制御部を備える。制御部は、人体において皮膚血流が自律神経の影響を受けやすい第1領域と、皮膚血流が自律神経の影響を受けにくい第2領域と、の2つの領域における連続的な撮影画像を取得する。制御部は、2つの領域における脈波に応じた信号の振幅をそれぞれ算出する。制御部は、2つの領域における振幅の相対値により自律神経の状態についての第1推定結果を得る。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
人体において皮膚血流が自律神経の影響を受けやすい第1領域と、皮膚血流が自律神経の影響を受けにくい第2領域と、の2つの領域における連続的な撮影画像を取得し、
前記2つの領域における脈波に応じた信号の振幅をそれぞれ算出し、
前記2つの領域における前記振幅の相対値により自律神経の状態についての第1推定結果を得る制御部
を備える情報処理装置。
続きを表示(約 940 文字)【請求項2】
前記制御部は、
前記人体の第3領域における連続的な撮影画像に基づいて、前記信号のパルス間隔の変動の周期の揺らぎ強度を周波数に対して算出し、
第1の周波数帯における第1揺らぎ強度と、第2の周波数帯における第2揺らぎ強度と、の比により前記自律神経の状態についての第2推定結果を得て、
前記第1推定結果と前記第2推定結果とを併用して前記自律神経の状態についての第3推定結果を得る、請求項1記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記第1推定結果と前記第2推定結果の重み付け平均により前記第3推定結果を得る、請求項2記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記重み付け平均は、前記撮影画像の撮影時間が短いほど前記第1推定結果の重みが大きく定められる、請求項3記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記撮影時間は、前記撮影画像が安定して得られている継続時間に基づいて定められる、請求項4記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記第3領域は、前記第1領域及び前記第2領域のうち少なくともいずれかを含む、請求項2記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記制御部は、前記2つの領域の撮影画像を顔の撮影画像から切り出す、請求項1記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記2つの領域は、額及び鼻である、請求項1記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記制御部は、得られた直近タイミングの前記第1推定結果を前記直近タイミングより前の前記第1推定結果と比較し、前記自律神経の状態の変化を得る請求項1記載の情報処理装置。
【請求項10】
人体において皮膚血流が自律神経の影響を受けやすい第1領域と、皮膚血流が自律神経の影響を受けにくい第2領域と、の2つの領域における連続的な撮影画像を取得し、
前記2つの領域における脈波に応じた信号の振幅をそれぞれ算出し、
前記2つの領域における前記振幅の相対値により自律神経の状態についての第1推定結果を得る、
情報処理方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、情報処理装置、情報処理方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、人体の自律神経の状態、特にストレス度合を判断する技術がある。緊張度合が高いと、交感神経の優位な状態となる。緊張度合は、脈拍間隔の揺らぎ状態から判断できることが知られている。また、特許文献1には、遠赤外線及び近赤外線で顔面を撮影し、緊張に応じた温度分布の変化に基づいてストレスの有無を推定する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-198531号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来技術では、自律神経状態の検出に長い測定時間や複数波長の赤外線センサといった設備が必要となり、手間がかかるという課題がある。
【0005】
本開示の目的は、より簡便に自律神経状態を判定することのできる情報処理装置、情報処理方法及びプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本開示は、
人体において皮膚血流が自律神経の影響を受けやすい第1領域と、皮膚血流が自律神経の影響を受けにくい第2領域と、の2つの領域における連続的な撮影画像を取得し、
前記2つの領域における脈波に応じた信号の振幅をそれぞれ算出し、
前記2つの領域における前記振幅の相対値により自律神経の状態についての第1推定結果を得る制御部
を備える情報処理装置である。
【発明の効果】
【0007】
本開示に従うと、より簡便に自律神経状態を判定することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施形態の状態推定システムの構成を示す図である。
電子機器及びサーバ装置の機能構成を示すブロック図である。
自律神経状態の推定動作の流れについて説明する図である。
脈拍の揺らぎについて説明する図である。
第2手法における計測の実験手順を示す。
負荷前後の第2手法による計測の実験結果を示す。
状態推定制御処理の制御手順を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態の状態推定システム100の構成を示す図である。
状態推定システム100は、電子機器10と、サーバ装置50とを備える。
【0010】
電子機器10は、ユーザが手軽に利用可能なものであって、かつ動画又は連続的な画像を撮影可能なものである。電子機器10は、例えば、スマートフォンである。
(【0011】以降は省略されています)

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