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公開番号2025003725
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-09
出願番号2024190371,2023559491
出願日2024-10-30,2022-10-11
発明の名称多方向入力装置
出願人アルプスアルパイン株式会社
代理人弁理士法人ITOH
主分類H01H 25/04 20060101AFI20241226BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】静電検出電極の感度が安定した多方向入力装置を提供する。
【解決手段】多方向入力装置は、絶縁体製の筐体と、前記筐体に傾倒可能に支持される操作レバーと、前記操作レバーの傾きを検出する傾倒検出センサと、静電検出電極と周囲の物体との間で形成される静電容量を検出する静電検出回路とを含み、前記筐体は、ドーム状のドーム部と、前記ドーム部の頂部に設けられる開口部とを有し、前記操作レバーは前記開口部に挿通されており、前記静電検出電極は、前記開口部を囲むように配置される円環部を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
絶縁体製の筐体と、
前記筐体に傾倒可能に支持される操作レバーと、
前記操作レバーの傾きを検出する傾倒検出センサと、
静電検出電極と周囲の物体との間で形成される静電容量を検出する静電検出回路と
を含み、
前記筐体は、ドーム状のドーム部と、前記ドーム部の頂部に設けられる開口部とを有し、
前記操作レバーは前記開口部に挿通されており、
前記静電検出電極は、前記開口部を囲むように配置され、
前記操作レバーの前記開口部から突出する一端が前記筐体に対して位置する第1側とは反対の前記筐体に対する第2側に設けられる配線基板をさらに含み、
前記傾倒検出センサは、前記配線基板に設けられ、
前記静電検出電極は、
前記筐体の前記ドーム部が位置する側とは反対側に延在し、前記筐体に固定される脚部と、
前記筐体の前記ドーム部が位置する側とは反対側に延在し、前記静電検出回路と接続される接続部とを有し、
前記静電検出回路は、前記配線基板とは離間して配置される、多方向入力装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記傾倒検出センサは、前記配線基板に設けられる傾倒検出用の抵抗体を有する、請求項1に記載の多方向入力装置。
【請求項3】
前記静電検出電極は、前記開口部を囲むように配置される円環形状の環状部を有し、
前記筐体は、固定用の部材を挿通する第1固定孔を有し、
前記静電検出電極は、前記脚部に設けられ、前記第1固定孔と重ねて配置されて前記固定用の部材が挿通される第2固定孔を有する、請求項1に記載の多方向入力装置。
【請求項4】
前記第1固定孔は、前記筐体の前記ドーム部が位置する側とは反対側の部分に設けられ、
前記第2固定孔は、前記脚部の先端部に設けられる、請求項3に記載の多方向入力装置。
【請求項5】
前記接続部は、前記配線基板から離間している、請求項1に記載の多方向入力装置。
【請求項6】
絶縁体製の筐体と、
前記筐体に傾倒可能に支持される操作レバーと、
前記操作レバーの傾きを検出する傾倒検出センサと、
静電検出電極と周囲の物体との間で形成される静電容量を検出する静電検出回路と
を含み、
前記筐体は、ドーム状のドーム部と、前記ドーム部の頂部に設けられる開口部とを有し、
前記操作レバーは前記開口部に挿通されており、
前記静電検出電極は、前記開口部を囲むように配置される環状部を有し、
前記筐体は、前記ドーム部の周囲に設けられる切り欠き部を有し、
前記静電検出電極は、前記環状部の内周側から内側に突出し、前記切り欠き部に係合する爪部を有する、多方向入力装置。
【請求項7】
前記静電検出電極の前記環状部は、円環形状を有する、請求項6に記載の多方向入力装置。
【請求項8】
絶縁体製の筐体と、
前記筐体に傾倒可能に支持される操作レバーと、
前記操作レバーの傾きを検出する傾倒検出センサと、
静電検出電極と周囲の物体との間で形成される静電容量を検出する静電検出回路と
を含み、
前記筐体は、ドーム状のドーム部と、前記ドーム部の頂部に設けられる開口部とを有し、
前記操作レバーは前記開口部に挿通されており、
前記静電検出電極は、前記開口部を囲むように配置され、
前記操作レバーに固定され、前記ドーム部を覆う導体製のノブをさらに含み、
前記ノブは、前記ドーム部に対向する内面側に、前記ドーム部の形状に対応した半球状の凹部を有する、多方向入力装置。
【請求項9】
前記静電検出電極は、前記操作レバーが中立位置にあるときには、前記ノブの前記凹部の外側に位置する、請求項8に記載の多方向入力装置。
【請求項10】
前記静電検出電極は、前記開口部を囲むように配置される円環形状の環状部を有する、請求項9に記載の多方向入力装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、多方向入力装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、表面に導電部を有する筐体と、操作体による操作に基づいて移動可能に前記筐体によって支持され、前記操作体及び前記導電部の各々に対して容量結合可能な操作部と、前記導電部における静電容量の変化に基づいて、前記操作部に対する前記操作体の近接状態を検出する検出部とを備えることを特徴とする操作装置がある(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2020/031501号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、従来の操作装置は、筐体の導体部と、操作部(操作レバー)の操作に応じて制御を行う制御部が実装される基板とが重ねて配置されているため、導電部における静電容量に影響が生じるおそれがあった。
【0005】
そこで、静電検出電極の感度が安定した多方向入力装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の実施形態の多方向入力装置は、絶縁体製の筐体と、前記筐体に傾倒可能に支持される操作レバーと、前記操作レバーの傾きを検出する傾倒検出センサと、静電検出電極と周囲の物体との間で形成される静電容量を検出する静電検出回路とを含み、前記筐体は、ドーム状のドーム部と、前記ドーム部の頂部に設けられる開口部とを有し、前記操作レバーは前記開口部に挿通されており、前記静電検出電極は、前記開口部を囲むように配置される円環部を有する。
【発明の効果】
【0007】
静電検出電極の感度が安定した多方向入力装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
一実施形態に係る多方向入力装置の外観斜視図
多方向入力装置のノブを取り外した状態を示す分解図
ノブ及び静電検出電極の断面構造を示す図
一実施形態に係る多方向入力装置の外観斜視図
一実施形態に係る多方向入力装置(筐体が取り外された状態)の外観斜視図
一実施形態に係る多方向入力装置の分解斜視図
一実施形態に係る多方向入力装置の断面図
一実施形態に係る多方向入力装置が備えるFPCの平面図
一実施形態に係る多方向入力装置が備える摺動子の接触状態を示す図
一実施形態に係る多方向入力装置の出力特性を示す図
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の多方向入力装置を適用した実施形態について説明する。
【0010】
<実施形態>
図1は、一実施形態に係る多方向入力装置100の外観斜視図である。図1には、多方向入力装置100のうちのノブ50、筐体102、フレーム110、FPC112、静電検出電極130、静電検出回路140、及びマザーボード150を示す。図1に示す構成要素のうち、筐体102、フレーム110、及びFPC112は、多方向入力装置100に含まれる操作装置100Aの構成要素であるため、括弧書きで符号100Aを記す。図1では、FPC112の接続部112Bは、マザーボード150と接続されていないが、実際には接続部112Bはマザーボード150の接続部と接続され、マザーボード150に実装され傾倒検出を行う制御部等に接続される。
(【0011】以降は省略されています)

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