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公開番号2025002924
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-09
出願番号2023103318
出願日2023-06-23
発明の名称電気錠用のクリック機構及び電気錠
出願人美和ロック株式会社
代理人個人,個人
主分類E05B 47/00 20060101AFI20241226BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】省電力化およびモータやメカの耐久性の向上、静音性の向上を図ることができること。
【解決手段】手動側の駆動部の駆動時に付勢手段のバネ力に抗して作動するクリックピースと、一方、電動側の駆動部の駆動時に前記付勢手段のバネ力の影響を略受けずに作動するクリックアームとを錠箱内に組み込み、クリックアームは、内周面にカム面が形成されたカム部となっており、前記カム面は、前記錠箱内に組み込まれた電動側の駆動部の動力伝達部に設けられた連動突部に係合している電気錠用のクリック機構。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
手動側の駆動部の駆動時に付勢手段のバネ力に抗して作動するクリックピースと、一方、電動側の駆動部の駆動時に前記付勢手段のバネ力の影響を略受けずに作動するクリックアームとを錠箱内に組み込み、前記クリックアームはカム部を有し、前記カム部は前記錠箱内に組み込まれた電動側の駆動部の動力伝達部に設けられた連動突部に係合している電気錠用のクリック機構。
続きを表示(約 220 文字)【請求項2】
請求項1に記載のクリック機構を含み、前記錠箱内に、さらに、進退動可能な施錠片を含む施錠部と、サムターン装置、シリンダ装置、ダルマ構成部材を含む手動側の駆動部と、制御部の制御信号により制御される電動側の駆動部と、前記手動側の駆動部と前記電動側の駆動部との間に位置し、かつ、クラッチ構成部材を構成要素とする動力伝達部とが組み込まれ、前記クリック機構は、クリック振動付与機能及びクリック振動解消機能の両方を有する電気錠。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、機械的、電気的に施解錠できる電気錠用のクリック機構及び該クリック機構を含む電気錠に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
〈手動操作によるクリック感〉
機械式に施解錠できる錠前に於いて、鍵又はサムターン摘みという手動操作によるクリック感(振動音)の印象を受けるものとしては、特許文献1(特開2006-125058号公報)、特許文献2(特開2002-250160号公報)、特許文献3(実開昭50-35694号公報)に記載されている実施形態がある。ここで簡単に説明すると、特許文献1では、付勢手段31、図1、図8、図9に手動操作によるクリック機構が記載されている。また特許文献2では、ダルマ駆動バネ40、段落0012、図1、図7等に記載されている。さらに、特許文献3では、ロッド14が死点を超えると、ばね19の弾発力により位置変位し、デッドボルト7が揺動しないように押さえ付けている。このように、手動操作による施解錠の場合には、デッドボルト7の回転終了時(施錠時、解錠時)に、操作者が完全にデッドボルト7が突出したか又は後退したかの確実性を実感するために「クリック感の印象(振動音の発生)」が要望されている。
【0003】
〈電気錠の場合〉
電気錠に於いて、駆動モータの場合も付勢手段の負荷を駆動モータに与える構造を採用しているものとしては、特許文献4(特開平10-82221号公報)、特許文献5(実開昭58-120353号公報)等がある。前記特許文献4は、駆動モータ47の駆動力で回動する駆動板43と、鍵やサムターンの操作力で回転する揺動板43を伸縮自在に一対の連結軸50、50及びコイルバネ49で接続しても、駆動モータ47は前記コイルバネ49の負荷を受けるものと認められる。また前記特許文献5は、角回転リンク8のアーム8aにバネ11の一端部が掛止めされているので、モータ2の駆動力がウオーム1、ウォームギヤ15及び回転リンク6を介して前記角回転リンク8に伝達するとき、前記バネ11の負荷が前記駆動モータ47にかかるものと理解することができる(符号は各特許文献のもの)。
【0004】
なお、特許文献6には、電気錠におけるクラッチ機構が記載されている。電気錠では、電動モータが駆動した場合に、電動部側の駆動力が手動側の駆動部に伝わらないように伝動歯車、係合部材等を利用した動力伝達部にクラッチ機構を配設することは周知技術である(例えば特開2006-125128号公報等)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2006-125058号公報
特開2002-250160号公報
実開昭50-35694号公報
特開平10-82221号公報
実開昭58-120353号公報
特開2013-204367号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
一般的に電気錠は、一般錠(機械的に施解錠する錠前)と同じく、バネによりダルマにクリック性を持たせているが、そのクリックは電気駆動時にはブレーキでしかない。そこで、電動モータの駆動時にバネの付勢を外すことが出来る構造とし、省電力化およびモータやメカの耐久性の向上、静音性の向上を図ることが望ましい(斬新な発明の課題)。
【0007】
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、より完全に明らかになるであろう。
ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の電気錠用のクリック機構は、手動側の駆動部の駆動時に付勢手段のバネ力に抗して作動するクリックピースと、一方、電動側の駆動部の駆動時に前記付勢手段のバネ力の影響を略受けずに作動するクリックアームとを錠箱内に組み込み、前記クリックアームはカム部を有し、前記カム部は前記錠箱内に組み込まれた電動側の駆動部の動力伝達部に設けられた連動突部に係合していることを特徴とする。前記連動突部は、例えばピン状である。
【0009】
しかして、各部材を合理的に組み合わせるために、実施形態の電気錠用のクリック機構は、クリック用の固定軸に一端部が軸支され、手動側の駆動部の駆動時に付勢手段のバネ力に抗して揺動するダルマ側のクリックピースと、一方、前記固定軸を同軸として軸支され、電動側の駆動部の駆動時に前記付勢手段のバネ力の影響を略受けずに揺動する電動モータ側のクリックアームとを錠箱内に組み込んだことを特徴とする。
【0010】
上記構成に於いて、前記付勢手段は、前記固定軸に巻装された中央部と、この中央部に連続して前記クリックピースのバネ端受け部に支持される一端部と、前記中央部に連続して前記クリックアームの枢着基端部側のバネ端受け部に支持される他端部から成ることを特徴とする。さらに、前記クリックアームの枢着基端部側から延びる先端部は、内周面に目玉形状のカム面が形成されたカム部となっており、前記カム面は、前記錠箱内の組み込まれた動力伝達部を構成するクラッチ構成部材の連動突部に係合していることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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