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公開番号
2025002807
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-09
出願番号
2023103165
出願日
2023-06-23
発明の名称
給湯装置、および、給湯装置を制御するためのプログラム
出願人
株式会社ノーリツ
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
F24H
15/196 20220101AFI20241226BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約
【課題】ユーザが不快に感じない追い焚きを実行し燃焼効率が改善する給湯装置を提供する。
【解決手段】給湯装置が実行する処理は、追い焚きの要求に応答してふろ燃焼制御を開始するステップ(S310,S315)と、要求が標準燃焼モードの指示である場合に(ステップS320にてYES)、標準燃焼モードとして、ふろ往きの目標温度をT2度に設定するステップ(S325)と、要求が即応燃焼モードの指示である場合に(ステップS340にてYES)、即応燃焼モードとして目標温度をT1度に設定するステップ(S345)と、要求が快適燃焼モードの指示である場合に(ステップS350にてYES)、快適燃焼モードとして目標温度をT3度に設定するステップ(S355)と、要求が効率優先モードの指示である場合に(ステップS360にてYES)、予め定められた燃焼条件でふろ燃焼を実行するステップ(S365)とを含み、T1>T2>T3である。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
給湯装置であって、
熱交換器から浴槽に供給される湯水の温度を測定する温度センサと、
前記給湯装置の動作を制御する制御装置を備え、
前記制御装置は、
前記浴槽の湯水を沸かし直す追い焚き運転の要求を検知し、
前記要求が、予め設定された燃焼条件に対応する標準燃焼モードでの追い焚き運転を指示している場合に、前記湯水の目標温度をT2度に設定し、
前記要求が、前記標準燃焼モードでの追い焚き運転に要する時間よりも短い時間で前記湯水が沸かし直される即応燃焼モードでの追い焚き運転を指示している場合に、前記目標温度をT1度に設定し、
前記要求が、入浴者が存在している時に沸かし直しが行なわれる快適燃焼モードでの追い焚き運転を指示している場合に、前記目標温度をT3度に設定し、
設定された前記目標温度で前記熱交換器による追い焚き運転を実行し、
T1>T2>T3である、給湯装置。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記制御装置は、
前記浴槽が設けられた浴室に配置された人感センサから出力される信号を受信し、
前記給湯装置が前記即応燃焼モードで追い焚き運転を実行している時に、人が前記浴室にいることが検知されたことに基づいて、追い焚き運転の燃焼モードを、前記即応燃焼モードから前記快適燃焼モードに変更する、請求項1に記載の給湯装置。
【請求項3】
前記要求が、前記標準燃焼モードと前記即応燃焼モードと前記快適燃焼モードとのいずれでもない場合に、前記制御装置は、前記追い焚き運転の燃焼モードを保温追い焚きモードに切り換え、
前記保温追い焚きモードにおける前記湯水の温度は、T3より低い、請求項1に記載の給湯装置。
【請求項4】
前記制御装置は、
前記浴槽が設けられた浴室に配置された人感センサから出力される信号を受信し、
前記給湯装置が前記保温追い焚きモードで追い焚き運転を実行している時に、人が前記浴室にいることが検知されたことに基づいて、追い焚き運転の燃焼モードを、前記保温追い焚きモードから前記快適燃焼モードに変更する、請求項3に記載の給湯装置。
【請求項5】
前記制御装置は、
前記快適燃焼モードで追い焚き運転を実行している間に、人が前記浴室にいなくなったことを検知すると、追い焚き運転の燃焼モードを、前記快適燃焼モードに変更される前の燃焼モードに戻す、請求項2または4に記載の給湯装置。
【請求項6】
前記制御装置は、前記浴槽が設けられた浴室に人がいるか否かを判断できないことに基づいて、前記標準燃焼モードでの追い焚き運転を実行する、請求項1に記載の給湯装置。
【請求項7】
給湯装置を制御するためのプログラムであって、前記プログラムは前記給湯装置の制御装置に、
熱交換器から浴槽に供給される湯水の温度を受信するステップと、
前記浴槽の湯水を沸かし直す追い焚き運転の要求を検知するステップと、
前記要求が、予め設定された燃焼条件に対応する標準燃焼モードでの追い焚き運転を指示していることに基づいて、前記湯水の目標温度をT2度に設定するステップと、
前記要求が、前記標準燃焼モードでの追い焚き運転に要する時間よりも短い時間で前記湯水が沸かし直される即応燃焼モードでの追い焚き運転を指示していることに基づいて、前記目標温度をT1度に設定するステップと、
前記要求が、入浴者が存在している時に沸かし直しが行なわれる快適燃焼モードでの追い焚き運転を指示していることに基づいて、前記目標温度をT3度に設定するステップと、
設定された前記目標温度で前記熱交換器による追い焚き運転を実行するステップとを実行させ、
T1>T2>T3である、プログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は給湯装置の制御に関し、より特定的には、追い焚き機能を備える給湯装置の制御に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
ふろに温水を供給する給湯装置は、追い焚き機能を有する。給湯装置の追い焚き機能に関し、たとえば、特開2018-189305号公報(特許文献1)は、「浴槽の湯水の温度に関係なく、人の入室を判定したら無条件にポンプを停止してしまうため、人の入室時に既に風呂温度が下がっていた場合では、入室してから身体等を洗ってる内に更に風呂温度が下がってしまい、いざ人が入浴したときにぬるい風呂により人に不快感を与えてしまうという問題」を解決するために、「追い焚き運転中に入室判定手段35が人の入室を判定した場合、温度変更手段30は、予め設定した追い焚き目標温度を下げて、追い焚き制御手段29は、その追い焚き目標温度よりも風呂温度が低い場合は追い焚き運転を継続し、その追い焚き目標温度よりも風呂温度が高い場合は追い焚き運転を終了する」という技術を開示している([要約]参照)。
【0003】
また、特開2010-210117号公報(特許文献2)は、「入浴者が浴槽内に自らの身体の一部を入れるなどして確認せずとも、浴槽内の湯温が快適な温度に保たれていることを認知でき、安心して入浴することができる給湯機」を開示している。この給湯機は、「浴槽5の湯水を加熱する風呂加熱手段6と、前記風呂加熱手段6と前記浴槽5とを接続する風呂循環回路(61、62、63、64)を循環する湯水の温度を検出する温度検出手段67と、浴室内の人を検出する人検出手段93と、報知手段95と、制御手段94とを備え、前記人検出手段93が人を検出したとき、前記報知手段95が前記人検出手段93の人検出を報知するとともに、前記温度検出手段67により前記風呂循環路(61、62、63、64)を循環する湯水の温度を検出し、その検出温度が所定値よりも低いときには、前記浴槽5内の湯水の温度を上昇させる運転を行う」というものである([要約]参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-189305号公報
特開2010-210117号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1および特許文献2に開示された技術によると、例えば、ユーザが追い焚き操作後に入浴した場合に、入浴後も追い焚き運転が継続されるため、浴槽に吐出される湯水の温度が高い状態で入浴することになり、当該ユーザは不快感を覚える恐れがある。したがって、ユーザが不快感を覚えないような追い焚きが行なわれる技術が必要とされている。
【0006】
また、保温のための追い焚きが行なわれている間も、給湯装置のバーナはフル燃焼しており、燃焼効率が悪くなる。したがって、給湯装置の燃焼効率が改善する技術が必要とされている。
【0007】
本開示は上述のような背景に鑑みてなされたものであって、ある局面に従う目的は、ユーザが不快感を覚えない追い焚きが行なわれる技術を提供することである。他の局面に従う目的は、給湯装置の燃焼効率が改善する技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
ある実施の形態に従う給湯装置は、熱交換器から浴槽に供給される湯水の温度を測定する温度センサと、給湯装置の動作を制御する制御装置を備える。制御装置は、浴槽の湯水を沸かし直す追い焚き運転の要求を検知し、要求が、予め設定された燃焼条件に対応する標準燃焼モードでの追い焚き運転を指示している場合に、湯水の目標温度をT2度に設定し、要求が、前記標準燃焼モードでの追い焚き運転に要する時間よりも短い時間で前記湯水が沸かし直される即応燃焼モードでの追い焚き運転を指示している場合に、目標温度をT1度に設定し、要求が、入浴者が存在している時に沸かし直しが行なわれる快適燃焼モードでの追い焚き運転を指示している場合に、目標温度をT3度に設定し、設定された目標温度で熱交換器による追い焚き運転を実行し、T1>T2>T3である。
【0009】
他の実施の形態に従うと、給湯装置を制御するためのプログラムが提供される。このプログラムは給湯装置の制御装置に、熱交換器から浴槽に供給される湯水の温度を受信するステップと、浴槽の湯水を沸かし直す追い焚き運転の要求を検知するステップと、要求が、予め設定された燃焼条件に対応する標準燃焼モードでの追い焚き運転を指示していることに基づいて、湯水の目標温度をT2度に設定するステップと、要求が、前記標準燃焼モードでの追い焚き運転に要する時間よりも短い時間で前記湯水が沸かし直される即応燃焼モードでの追い焚き運転を指示していることに基づいて、目標温度をT1度に設定するステップと、要求が、入浴者が存在している時に沸かし直しが行なわれる快適燃焼モードでの追い焚き運転を指示していることに基づいて、目標温度をT3度に設定するステップと、設定された目標温度で熱交換器による追い焚き運転を実行するステップとを実行させ、T1>T2>T3である。
【0010】
ある実施の形態に従うと、ユーザが不快感を覚えない追い焚きが行なわれる。また、他の局面において、給湯装置の燃焼効率が改善し得る。
(【0011】以降は省略されています)
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