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公開番号
2025001014
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-07
出願番号
2024176067,2020168636
出願日
2024-10-07,2020-10-05
発明の名称
清掃用シート、清掃用シートの積層体、清掃具、及び、清掃用シートの製造方法
出願人
株式会社ニトムズ
,
日東電工株式会社
代理人
弁理士法人藤本パートナーズ
主分類
A47L
25/00 20060101AFI20241224BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約
【課題】良好なゴミ捕捉性を少なくとも有する清掃用シート等を提供する。
【解決手段】被清掃体の表面に摺接されるクリーニング面が形成された清掃用シートであって、前記クリーニング面が凹凸を有し、凸部の先端を前記被清掃体に摺接させ、前記凸部は、前記クリーニング面の面方向に間隔を空けるように形成される。前記クリーニング面は、前記凸部よりも粘着力が高く且つ前記クリーニング面に露出している粘着凹部をさらに有する。粘着凹部は粘着層を備え、前記クリーニング面における前記粘着層の露出面積の割合が、30%以上であり、前記凸部の前記先端から前記粘着凹部までの平均凸部高さHと、前記面方向にて前記間隔の平均長さが最小になる第1方向における前記粘着凹部の形状の平均長さLとの比H/Lが、15×10
-3
以上である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
被清掃体の表面に摺接されるクリーニング面が形成された清掃用シートであって、
前記クリーニング面が凹凸を有し、凸部の先端を前記被清掃体に摺接させて用いられ、
前記凸部は、前記クリーニング面の面方向に間隔を空けるように形成された部材によって構成され、ナノインデンテーション法によって測定される前記部材の硬さが、10.0MPa以上であり、
前記クリーニング面は、前記部材よりも粘着力が高く且つ前記クリーニング面に露出している粘着凹部をさらに有し、
前記クリーニング面の面方向に拡がり且つ前記部材の間隔の少なくとも一部に配置された粘着層を備え、該粘着層の少なくとも一部が前記粘着凹部を構成し、前記クリーニング面における前記粘着層の露出面積の割合が、30%以上であり、
前記凸部の前記先端から前記粘着凹部までの平均凸部高さ(H:mm)と、前記面方向にて前記間隔の平均長さが最小になる第1方向における前記粘着凹部の形状の平均長さ(L:mm)との比(H/L)が、15×10
-3
以上である、清掃用シート。
続きを表示(約 680 文字)
【請求項2】
前記クリーニング面における前記粘着層の露出面積の割合が、50%よりも大きい、請求項1に記載の清掃用シート。
【請求項3】
前記凸部の前記先端から前記粘着凹部までの平均凸部高さ(H)が、1000×10
-3
mm以下である、請求項1又は2に記載の清掃用シート。
【請求項4】
前記平均凸部高さ(H)が、500×10
-3
mm以下である、請求項3に記載の清掃用シート。
【請求項5】
前記平均凸部高さ(H)が、300×10
-3
mm以下である、請求項4に記載の清掃用シート。
【請求項6】
前記面方向にて前記間隔の平均長さが最小になる第1方向における前記粘着凹部の形状の平均長さ(L)が、0.3mm以上である、請求項1~5のいずれか1項に記載の清掃用シート。
【請求項7】
前記平均長さ(L)が、0.5mm以上である、請求項6に記載の清掃用シート。
【請求項8】
前記平均長さ(L)が、0.8mm以上である、請求項7に記載の清掃用シート。
【請求項9】
前記平均長さ(L)が、1.0mm以上である、請求項8に記載の清掃用シート。
【請求項10】
前記凸部の前記部材をナノインデンテーション法によって測定したときの負荷曲線の最小荷重は、-0.40μN以上0μN以下である、請求項1~9のいずれか1項に記載の清掃用シート。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、清掃用シート、清掃用シートの積層体、清掃用シートを備える清掃具、及び、清掃用シートの製造方法に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
フローリング等の床面を清掃するための各種の清掃具(拭取り用具)が広く知られている。この種の清掃具は、例えば、棒状の柄の端部に取り付けられたヘッドと、該ヘッドに着脱可能な清掃用シートとを備え、清掃用シートをヘッドに固定して使用される(特許文献1)。
特許文献1に記載の清掃具は、床等の被清掃体の面に対して、上記の清掃用シートの片面(クリーニング面)を摺接させることによって、被清掃体上のゴミ(除去対象物)を捕捉できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平9-220191号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の清掃具に固定されて使用される清掃用シートは、繊維が集合した繊維シートを備える。詳しくは、特許文献1に記載の清掃用シートは、厚み方向に貫通する複数の孔が形成された最も外側の繊維シートと、該繊維シートに重なった粘着剤層と、を備える。特許文献1に記載の清掃用シートによれば、繊維シートの微細な繊維構造を利用してゴミを掻き取って捕捉できる。また、ゴミが上記の孔に入り込めば、入り込んだゴミを粘着剤層の表面の粘着力によって捕捉し、捕捉した状態を維持できる。
しかしながら、特許文献1に記載の清掃用シートでは、繊維シートに単に孔が形成されているため、孔における窪みで粘着剤層によってゴミを良好に捕捉できるとはいえない。換言すると、孔における粘着剤層によってゴミを捕捉する性能が必ずしも良好ではない。
従って、特許文献1のごとき従来の清掃用シートは、良好なゴミ捕捉性を有しないという問題を有する。
【0005】
本発明は、上記の問題点等に鑑み、良好なゴミ捕捉性を少なくとも有する清掃用シート、及び、該清掃用シートを備えた清掃具を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る清掃用シートは、被清掃体の表面に摺接されるクリーニング面が形成された清掃用シートであって、
前記クリーニング面が凹凸を有し、凸部の先端を前記被清掃体に摺接させて用いられ、
前記凸部は、前記クリーニング面の面方向に間隔を空けるように形成された部材によって構成され、
前記クリーニング面は、前記部材よりも粘着力が高く且つ前記クリーニング面に露出している粘着凹部をさらに有し、
前記クリーニング面の面方向に拡がり且つ前記部材の間隔の少なくとも一部に配置された粘着層を備え、該粘着層の少なくとも一部が前記粘着凹部を構成し、前記クリーニング面における前記粘着層の露出面積の割合が、30%以上であり、
前記凸部の前記先端から前記粘着凹部までの平均凸部高さ(H:mm)と、前記面方向にて前記間隔の平均長さが最小になる第1方向における前記粘着凹部の形状の平均長さ(L:mm)との比(H/L)が、15×10
-3
以上である。
【0007】
上記構成の清掃用シートは、クリーニング面が凹凸を有し、主に凸部の先端を被清掃体に摺接させて用いることとなる。粘着層の露出面積の割合が30%以上であるため、粘着凹部によってゴミを十分に捕捉できる。また、平均凸部高さ(H:mm)と、粘着凹部の形状の平均長さ(L:mm)との比(H/L)が、15×10
-3
以上であるため、粘着凹部が被清掃体の面に接触することが抑制されつつ凸部の先端の摺接が可能である。よって、凸部を被清掃体に摺接させながら、凸部を構成する部材における間隔にゴミがかき寄せられ得る。上記の間隔には、凸部よりも凹み比較的粘着力が高い粘着凹部が配置されているため、この粘着凹部によって、かき寄せられたゴミを捕捉できる。しかも、捕捉したゴミを粘着力によって粘着凹部の表面で保持することができる。従って、上記の清掃用シートは、良好なゴミ捕捉性を有する。
【0008】
上記の清掃用シートでは、前記クリーニング面における前記粘着層の露出面積の割合が、50%よりも大きくてもよい。これにより、上記の清掃用シートがより良好なゴミ捕捉性を有することができる。
【0009】
上記の清掃用シートでは、前記平均凸部高さ(H)が、1000×10
-3
mm以下であることが好ましく、500×10
-3
mm以下であることがより好ましく、300×10
-3
mm以下であることがより好ましい。
前記平均凸部高さ(H)が、500×10
-3
mm以下であることによって、凸部先端から粘着凹部までの窪み深さがより浅くなる。よって、摺接時において、粘着凹部がより被清掃体の面の近くまで接近できる。よって、粘着凹部によって比較的容易にゴミをより十分に捕捉できる。従って、上記の清掃用シートは、より良好なゴミ捕捉性を有する。
【0010】
上記の清掃用シートでは、前記面方向にて前記間隔の平均長さが最小になる第1方向における前記粘着凹部の形状の平均長さ(L)が、0.3mm以上であることが好ましく、0.5mm以上であることがより好ましく、0.8mm以上であることがさらに好ましく、1.0mm以上であることが特に好ましい。
粘着凹部の形状の平均長さ(L)が0.3mm以上であることによって、各粘着凹部の大きさの平均が比較的大きくなる。このため、より良好に粘着凹部によってゴミを捕捉することができる。従って、上記の清掃用シートがより良好なゴミ捕捉性を有する。
(【0011】以降は省略されています)
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