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公開番号2025000194
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-07
出願番号2023099907
出願日2023-06-19
発明の名称ペンケース
出願人クツワ株式会社
代理人個人
主分類A45C 11/34 20060101AFI20241224BHJP(手持品または旅行用品)
要約【課題】ペンケース本体に布材などの軽く、変形しやすい材質を用いたとしても、樹脂材からなる吸着体との係合が分離し難くなるための係合保持機構を有するペンケースを提供する。
【解決手段】筆記用具を収容するためのペンケース本体10と、ペンケース本体10の底部16に係合して設置面と吸着する吸着部21を備える吸着体20と、を備えるペンケース1であって、
ペンケース本体10の底部16に、前記吸着体20の係合状態を保持するとともに前記ペンケースの底面16の変形を抑制する支持面からなる底面支持部30a、40a、50aからなる係合保持機構30、40、50を用いた係合保持機構を有することを特徴とする。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項１】
筆記用具を収容するためのペンケース本体と、前記ペンケース本体の底部に係合して設置面と吸着する吸着部を備える吸着体と、を備えるペンケースであって、
前記ペンケース本体の底部に、前記吸着体の係合状態を保持するとともに前記ペンケース本体の底面の変形を抑制する支持面からなる底面支持部を用いた係合保持機構を有することを特徴とするペンケース。
続きを表示（約 510 文字）【請求項２】
係合保持機構は、吸着体から突出してペンケース本体の底部に至る突出係合部と、
前記突出係合部の係合状態を保持する係合保持部を備え、前記底部にある底面の少なくとも一部を覆う支持面からなる第１の底面支持部を有する留め具を用いたことを特徴とする請求項１に記載のペンケース。
【請求項３】
係合保持機構は、留め具とペンケース本体の底面との間に、第１の底面支持部で覆う面以外の部分を覆う支持面からなる第２の底面支持部を有する補助板を用いたことを特徴とする請求項２に記載のペンケース。
【請求項４】
係合保持機構は、ペンケース本体の底面を構成する内装材と外装材との間に、底面の少なくとも一部を覆う支持面からなる第３の底面支持部を有する芯材を用いたことを特徴とする請求項３に記載のペンケース。
【請求項５】
吸着体は、吸着部の周縁の周縁部と、前記周縁部から外方に延長し折り曲げた押圧部を有し、
底面支持部は前記押圧部が位置する方向と直交する方向に向かう直線辺を有することを特徴とする請求項１、２、３または４のいずれか一項に記載のペンケース。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、筆記用具を収容するペンケースであって、吸着体の係合保持構造を有するものに関する。
続きを表示（約 1,400 文字）【背景技術】
【０００２】
出願人は筆記用具を収容するペンケースであって下部に吸着体を備えて自立するものを開発していた。かかるペンケースは、ペンなどの背丈が高い筆記用具を収容した状態で、その重心の高さからペンケースが倒れたりしてペンケースの起立状態を維持することが難しいため、出願人は特許文献１にてペンケース本体の差し込み穴に吸着体の差込部を差し込むことでペンケース本体と吸着体とを係合するペンケースを提供した。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
実登３２２７２５０号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、ペンケースには布材等の比較的軽く、変形しやすい素材を用いることが多い。このような材料を選択した場合、特許文献１のペンケースは、被吸着面に吸着したペンケースを持ち運ぼうとすると吸着体のみが被吸着面に吸着したまま差し込み穴から差込部が離脱してしまい、ペンケース本体のみが外れてしまうという問題があった。これは、底の差込部で変形が生じて抜け落ちることが大きな要因である。また、布材等を選択した場合にはペンケース本体が軽いため、安定感がなく、衝撃を加えると容易に吸着が外れてしまう問題もあった。
【０００５】
そこで、本発明は、ペンケース本体に布材などの軽く、変形しやすい材質を用いたとしても、樹脂材からなる吸着体との係合が分離し難くなるための係合保持機構を備えたペンケースを提供することを目的とする。また、併せて、安定的な起立状態を維持できるペンケースを提供することも目的としている。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明にかかるペンケースは、筆記用具を収容するためのペンケース本体と、前記ペンケース本体の底部に係合して設置面と吸着する吸着部を備える吸着体と、を備えるペンケースであって、前記ペンケース本体の底部に、前記吸着体の係合状態を保持するとともに前記ペンケース本体の底面の変形を抑制する支持面からなる底面支持部を用いた係合保持機構を有することを特徴とする。
【０００７】
また、係合保持機構は、吸着体から突出してペンケース本体の底部に至る突出係合部と、前記突出係合部の係合状態を保持する係合保持部を備え、前記底部にある底面の少なくとも一部を覆う支持面からなる第１の底面支持部を有する留め具を用いたことが好ましい。
【０００８】
また、係合保持機構は、留め具とペンケース本体の底面との間に、第１の底面支持部で覆う面以外の部分を覆う支持面からなる第２の底面支持部を有する補助板を用いたことが好ましい。
【０００９】
また、係合保持機構は、ペンケース本体の底面を構成する内装材と外装材との間に、底面の少なくとも一部を覆う支持面からなる第３の底面支持部を有する芯材を用いたことが好ましい。
【００１０】
また、吸着体は、吸着部の周縁の周縁部と、前記周縁部から外方に延長し折り曲げた押圧部を有し、底面支持部は前記押圧部が位置する方向と直交する方向に向かう直線辺を有することが好ましい。
【発明の効果】
（【００１１】以降は省略されています）

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