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公開番号
2024180578
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-26
出願番号
2024180504,2022066368
出願日
2024-10-16,2021-10-25
発明の名称
半炭化装置、亜臨界水処理ユニットおよび半炭化物の製造方法
出願人
サステイナブルエネルギー開発株式会社
代理人
弁理士法人IPX
主分類
C10L
5/48 20060101AFI20241219BHJP(石油,ガスまたはコークス工業;一酸化炭素を含有する工業ガス;燃料;潤滑剤;でい炭)
要約
【課題】内包塩素が十分に低減された半炭化物が得られる半炭化装置、亜臨界水処理ユニットおよび半炭化物の製造方法を提供すること。
【解決手段】本発明の一態様によれば、有機性廃棄物を低分子化して処理物を得る亜臨界水処理装置とともに使用される半炭化装置が提供される。この半炭化装置は、処理物を含む原料を、300℃以上の温度で熱処理することにより半炭化する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
有機性廃棄物を低分子化して処理物を得る亜臨界水処理装置とともに使用される半炭化装置であって、
前記処理物を含む原料を、300℃以上の温度で熱処理することにより半炭化する、半炭化装置。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の半炭化装置において、
前記原料を熱処理する際の時間は、0.1~5時間である、半炭化装置。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の半炭化装置において、
前記原料を熱処理する際の雰囲気は、大気より酸素濃度が低い低酸素雰囲気である、半炭化装置。
【請求項4】
請求項3に記載の半炭化装置において、
前記低酸素雰囲気中の酸素濃度は、0~18体積%である、半炭化装置。
【請求項5】
請求項3または請求項4に記載の半炭化装置において、
前記低酸素雰囲気は、窒素雰囲気である、半炭化装置。
【請求項6】
亜臨界水処理ユニットであって、
有機性廃棄物を低分子化して処理物を得る亜臨界水処理装置と、
請求項1~請求項5のいずれか1項に記載の半炭化装置とを有する、亜臨界水処理ユニット。
【請求項7】
半炭化物の製造方法であって、
有機性廃棄物を亜臨界水処理することにより低分子化して処理物を得る第1工程と、
前記処理物を含む原料を、300℃以上の温度で熱処理することにより半炭化して、前記半炭化物を得る第2工程とを有する、半炭化物の製造方法。
【請求項8】
請求項7に記載の半炭化物の製造方法において、
前記有機性廃棄物が無機塩素化合物を含有する場合、
さらに、前記第1工程に先立って、
前記有機性廃棄物を粉砕することにより粉砕物を得る工程と、
前記粉砕物を水に接触させることにより、前記無機塩素化合物の少なくとも一部を除去する工程とを有する、半炭化物の製造方法。
【請求項9】
請求項7または請求項8に記載の半炭化物の製造方法において、
前記有機性廃棄物が無機塩素化合物を含有する場合、
さらに、前記第1工程に先立って、
前記有機性廃棄物に、前記有機性廃棄物より無機塩素化合物の含有量の少ない他の有機性廃棄物を混合する工程を有する、半炭化物の製造方法。
【請求項10】
請求項7~請求項9のいずれか1項に記載の半炭化物の製造方法において、
前記有機性廃棄物が無機塩素化合物を含有する場合、
さらに、前記第1工程と前記第2工程との間に、
前記無機塩素化合物を塩素ガスに分解して除去する工程を有する、半炭化物の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、半炭化装置、亜臨界水処理ユニットおよび半炭化物の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
有機性廃棄物を低分子化して処理物を得る亜臨界水処理装置と、この処理物を含むペレット原料を半炭化する半炭化装置とを有する廃棄物処理システムが知られている(特許文献1参照)。本発明者らの検討によれば、半炭化装置における処理温度が200℃程度の低温では、半炭化後のペレット原料(半炭化物)に内包される塩素を十分に低減し得ないことが判明した。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6893673号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明では上記事情に鑑み、内包塩素が十分に低減された半炭化物が得られる半炭化装置、亜臨界水処理ユニットおよび半炭化物の製造方法を提供することとした。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様によれば、有機性廃棄物を低分子化して処理物を得る亜臨界水処理装置とともに使用される半炭化装置が提供される。この半炭化装置は、処理物を含む原料を、300℃以上の温度で熱処理することにより半炭化する。
【0006】
本発明の一態様によれば、有機性廃棄物を低分子化した処理物を含む原料を、所定の温度での熱処理により半炭化するので、内包塩素が十分に低減された半炭化物を得ることができるという有利な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
亜臨界水処理装置の実施形態を部分的に断面で示す概念図である。
隔離板の構成を示す平面図である。
亜臨界水処理ユニットの実施形態を示す概念図である。
熱処理の温度の変化に伴う全塩素分の質量分率の変化を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を用いて本発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組合せ可能である。
<亜臨界水処理装置>
まず、本発明の半炭化装置とともに使用される亜臨界水処理装置の実施形態について説明する。
【0009】
図1は、亜臨界水処理装置の実施形態を部分的に断面で示す概念図である。図2は、隔離板の構成を示す平面図である。
本発明の亜臨界水処理装置は、有機性廃棄物を低分子化して処理物を得る装置である。
ここで、亜臨界水処理とは、水の臨界温度以下の高温であり、かつ、飽和水蒸気圧以上の高圧である高温かつ高圧下で、気体状の亜臨界水を有機性廃棄物に接触させて低分子化する方法である。この低分子化により、有機性廃棄物が分解されて処理物が得られる。
【0010】
有機性廃棄物としては、例えば、紙類、布類、衣類、プラスチック類、皮革類、木竹類、ワラ類、厨芥類、医療廃棄物類、パッケージされたままの廃棄食品類等が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を含んでいてよい。
図1に示す亜臨界水処理装置1は、圧力容器2と、圧力容器2に収容された有機性廃棄物を撹拌する撹拌機構3と、有機性廃棄物を加熱する加熱機構4とを有する。なお、以下の説明において、周方向とは、中心線回りの方向を、径方向とは、中心線を中心とした半径の方向を意味する。
(【0011】以降は省略されています)
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