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公開番号
2024179898
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-26
出願番号
2023099199
出願日
2023-06-16
発明の名称
透過光測定方法
出願人
株式会社島津製作所
代理人
弁理士法人京都国際特許事務所
主分類
G01N
21/01 20060101AFI20241219BHJP(測定;試験)
要約
【課題】粘性を有する高濃度液体試料に対し精度及び再現性の良好な透過光測定を行う。
【解決手段】本発明に係る透過率測定方法の一態様は、高濃度液体である試料の透過光を測定する方法であって、一方の面に試料収容部となる凹部が形成された平板状の基体と、該基体の前記一方の面に密着するように装着される平板状の蓋部とを含み、光路長が100μm以下である分解可能なセル(2)を用い、該セルの前記試料収容部に所定量の試料(3)を封入し、該試料収容部に照射した測定光に対する透過光を積分球(4)を用いた検出器(5)に導入して透過光の強度を測定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
高濃度液体である試料の透過光を測定する方法であって、
一方の面に試料収容部となる凹部が形成された平板状の基体と、該基体の前記一方の面に密着するように装着される平板状の蓋部とを含み、光路長が100μm以下である分解可能なセルを用い、
該セルの前記試料収容部に所定量の試料を封入し、該試料収容部に照射した測定光に対する透過光を積分球を用いた検出器に導入して透過光の強度を測定する透過光測定方法。
続きを表示(約 150 文字)
【請求項2】
前記試料収容部に水又は有機溶媒を収容した状態でブランク測定を実施し、該ブランク測定の結果を利用して前記試料に対する測定結果から透過率を求める、請求項1に記載の透過光測定方法。
【請求項3】
前記セルの光路長は20μmである、請求項1に記載の透過光測定方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は透過光の測定方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
紫外可視分光測定装置を用い、クリーム状又はジェル状等の粘性を有する高濃度液体の試料に対する透過光測定を行う場合、非特許文献1に記載されているような、光路長が1mm程度の短光路セルが利用されている。また、平板状であるスライドガラスの上の所定面積の範囲に所定量の試料を薄く延ばすことでその厚さを凡そ所定値とし、厚さ方向に測定光を照射して当該試料の透過光を測定する場合もある。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
「紫外可視分光光度計 UV-VIS Spectrophotometers Accessories UVシリーズ 付属品ハンドブック」、[online]、株式会社島津製作所、[2023年5月26日検索]、インターネット<URL: https://www.an.shimadzu.co.jp/sites/an.shimadzu.co.jp/files/pim/pim_document_file/an_jp/brochures/20611/c101-0758.pdf>
「短光路セル」、[online]、株式会社パシフィックサイエンス、[2023年5月26日検索]、インターネット<URL: https://pacific-sci.com/page/shortpathlength01>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、例えば市販の日焼け止めクリームなどの特に成分濃度の高い試料の場合、光路長が1mm程度の短光路セルを用いても、試料の評価や比較が行えるような良好な形状の透過スペクトルを得ることは困難である。また、スライドガラス上に薄い厚さの試料を設ける方法では、その厚さを一定にすることが難しいために、測定の再現性を確保することが困難である。
【0005】
本発明はこうした課題を解決するためになされたものであり、その主たる目的は、粘性のある高濃度試料に対しても精度や再現性が良好である透過光測定を行うことができる測定方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る透過光測定方法の一態様は、高濃度液体である試料の透過光を測定する方法であって、
一方の面に試料収容部となる凹部が形成された平板状の基体と、該基体の前記一方の面に密着するように装着される平板状の蓋部とを含み、光路長が100μm以下である分解可能なセルを用い、
該セルの前記試料収容部に所定量の試料を封入し、該試料収容部に照射した測定光に対する透過光を積分球を用いた検出器に導入して透過光の強度を測定するものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、粘性のある高濃度試料に対しても精度や再現性が良好である透過光測定を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施形態である透過光測定方法で用いられる測定系の概略構成図。
本実施形態の透過光測定方法に使用されるセルの一例を示す図。
本実施形態による透過光測定方法と従来の測定方法との透過スペクトルの比較の一例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明に係る透過光測定方法の一実施形態を、添付の図面を参照しつつ説明する。
【0010】
図1は、この実施形態の透過光測定方法を実施するための測定系の概略構成図である。
ここでの測定対象の試料は、例えば日焼け止めクリームのような、白濁した粘性を有する高濃度液体試料である。所定量のこの試料が後述する密閉型のセル2に封入される。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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