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公開番号2024172400
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-12
出願番号2023090098
出願日2023-05-31
発明の名称潤滑油添加剤、粘度指数向上剤、潤滑油
出願人三菱ケミカル株式会社
代理人個人,個人
主分類C10M 145/14 20060101AFI20241205BHJP(石油,ガスまたはコークス工業;一酸化炭素を含有する工業ガス;燃料;潤滑剤;でい炭)
要約【課題】従来の潤滑油添加剤よりも更に優れた粘度指数向上能を発現する潤滑油添加剤を提供する。
【解決手段】下記式(1)で表される水酸基含有メタクリレートに由来する構成単位(a)を含む重合体を含有する潤滑油添加剤。前記重合体の全構成単位の合計100mol%中の前記構成単位(a)の含有量は0.1~35mol%であることが好ましい。
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2024172400000010.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">42</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">140</com:WidthMeasure> </com:Image> (式(1)中、R1は炭素数2~4のアルキレン基であり、nは3~20の整数である。)
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
下記式(1)で表される水酸基含有メタクリレートに由来する構成単位(a)を含む重合体を含有する潤滑油添加剤。
TIFF
2024172400000009.tif
42
140
(式(1)中、R

は炭素数2~4のアルキレン基であり、nは3~20の整数である。)
続きを表示(約 440 文字)【請求項2】
前記重合体の全構成単位の合計100mol%中の前記構成単位(a)の含有量が0.1~35mol%である、請求項1に記載の潤滑油添加剤。
【請求項3】
前記重合体の重量平均分子量が5000~50万である、請求項1に記載の潤滑油添加剤。
【請求項4】
前記重合体は、さらに前記水酸基含有メタクリレートとは異なる(メタ)アクリロイル基含有化合物に由来する構成単位(b)を含む、請求項1に記載の潤滑油添加剤。
【請求項5】
前記(メタ)アクリロイル基含有化合物が、炭素数が3~65の(メタ)アクリル酸アルキルエステルである、請求項4に記載の潤滑油添加剤。
【請求項6】
さらに溶媒を含む、請求項1~5のいずれか一項に記載の潤滑油添加剤。
【請求項7】
請求項6に記載の潤滑油添加剤を含む、粘度指数向上剤。
【請求項8】
請求項6に記載の潤滑油添加剤を含む、潤滑油。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、潤滑油添加剤に関する。本発明はまた、この潤滑油添加剤を含む粘度指数向上剤及び潤滑油に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、内燃機関や自動変速機、その他機械装置には、その作動を円滑にするために潤滑油が用いられている。近年、地球環境保護の観点から、潤滑油に求められる省燃費性能が益々高くなっており、その指標の一つとなる粘度指数の更なる向上が求められており、この目的で、粘度指数の向上のための潤滑油添加剤を潤滑油に添加することが行われている。
【0003】
特許文献1には、特定のアルキル(メタ)アクリレート(A)に由来する構成単位(a)と、特定の水酸基含有(メタ)アクリレート(B)に由来する構成単位(b)と、特定のリン含有(メタ)アクリレート(C)に由来する構成単位(c)とを含むポリ(メタ)アクリレート系共重合体(X)を含有する潤滑油用添加剤組成物が提案されている。この特許文献1に記載されるポリ(メタ)アクリレート系共重合体(X)の構成単位(b)は、水酸基含有(メタ)アクリレート(B)に由来するとされているが、特許文献1の[0024]段落には、「ポリ(メタ)アクリレート系共重合体(X)の分子量を調整しやすくする観点から、R
b1
は、水素原子であることが好ましい。すなわち、水酸基含有(メタ)アクリレート(B)は、重合性官能基として、アクリロイル基を有することが好ましい。」と記載され、特許文献1の実施例では、水酸基含有(メタ)アクリレート(B)として、2-ヒドロキシエチレンオキシアクリレート(特許文献1では「2-ヒドロキシエチルアクリレート」と記載)のみを使用しており、水酸基含有メタクリレートを使用した具体例はない。
【0004】
特許文献2には、炭素数24~75の分岐アルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキル由来の構成単位(a)及び特定の構造で表される構成単位(b)を含む共重合体(B)を含む潤滑油組成物が記載され、共重合体(B)を構成する他の構成単位として、特許文献2の実施例には、水酸基含有アクリレート由来の構成単位の例示もなされているが、水酸基含有メタクリレートの例示はない。
【0005】
特許文献3には、水酸基含有アクリレート由来の構成単位を含有するアクリレート系共重合体からなる摩擦抑制剤が記載されているが、この共重合体に含まれる構成単位として、水酸基含有メタクリレートに由来する構成単位の開示はなされていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2022-104642号公報
特開2021-8540号公報
国際公開第2020/246445号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
従来の潤滑油添加剤によれば、一応の粘度指数の向上効果は得られるが、前述の通り、近年、潤滑油に要求される省燃費性能は益々高くなっており、潤滑油には、更なる粘度指数の向上が求められている。
【0008】
本発明は、従来の潤滑油添加剤よりも更に優れた粘度指数向上能を発現する潤滑油添加剤と、この潤滑油添加剤を用いた粘度指数向上剤及び潤滑油を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の課題を解決するため、本発明は、以下の態様を包含する。
【0010】
〔1〕:下記式(1)で表される水酸基含有メタクリレートに由来する構成単位(a)を含む重合体を含有する潤滑油添加剤。
(【0011】以降は省略されています)

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