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公開番号
2024180394
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-26
出願番号
2024155424,2022184946
出願日
2024-09-10,2022-11-18
発明の名称
光学積層体、画像表示装置、及び光学積層体の製造方法
出願人
日東電工株式会社
代理人
弁理士法人青藍国際特許事務所
主分類
G02B
5/30 20060101AFI20241219BHJP(光学)
要約
【課題】耐衝撃性及び密着性が向上した光学積層体を提供する。
【解決手段】光学積層体は、位相差フィルム、アンカー層、及び粘着シートを含む。光学積層体は、位相差フィルム、アンカー層、及び粘着シートがこの順に積層された構造を有する。位相差フィルムは、ポリカーボネート系樹脂を含む。アンカー層は、ポリマーCを含む。アンカー層の厚みは、15nm以上28nm以下である。ポリマーCは、ポリオキシアルキレン基含有ポリマー及びポリウレタン系ポリマーからなる群より選択される少なくとも1つを含有していてもよい。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
ポリカーボネート系樹脂を含む位相差フィルム、ポリマーCを含むアンカー層、及び粘着シートを含み、前記位相差フィルム、前記アンカー層、及び前記粘着シートがこの順に積層された光学積層体であって、
前記アンカー層の厚みは、15nm以上28nm以下である、光学積層体。
続きを表示(約 700 文字)
【請求項2】
前記ポリマーCは、ポリオキシアルキレン基含有ポリマー及びポリウレタン系ポリマーからなる群より選択される少なくとも1つを含有する、請求項1に記載の光学積層体。
【請求項3】
前記アンカー層の厚みは、15nm以上23nm以下である、請求項1に記載の光学積層体。
【請求項4】
前記粘着シートの25℃における貯蔵弾性率は、0.05MPa以上である、請求項1に記載の光学積層体。
【請求項5】
前記粘着シートの25℃における貯蔵弾性率は、0.15MPa以上である、請求項1に記載の光学積層体。
【請求項6】
請求項1~5のいずれか1項に記載の光学積層体と、画像形成層と、を備える、画像表示装置。
【請求項7】
ポリカーボネート系樹脂を含む位相差フィルム、ポリマーCを含むアンカー層、及び粘着シートを含み、前記位相差フィルム、前記アンカー層、及び前記粘着シートがこの順に積層された光学積層体の製造方法であって、
有機溶媒を含む溶媒Sと、ポリマーCとを含有するアンカー層塗布液を、前記位相差フィルムに塗布して厚みがT(μm)の塗布膜を形成することと、
前記塗布膜を乾燥することと、を含み、
前記アンカー層塗布液において、前記溶媒S100重量部に対する前記ポリマーCの重量部Wcは、0.01以上0.5以下であり、
下記式(1)により求めた、前記塗布膜の換算厚みは、2μm以上10μm以下である、光学積層体の製造方法。
塗布膜の換算厚み=T×Wc/0.1 (1)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、光学積層体、画像表示装置、及び光学積層体の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、液晶表示装置及びエレクトロルミネセンス(EL)表示装置(例えば、有機EL表示装置、無機EL表示装置)に代表される画像表示装置が急速に普及している。これら各種の画像表示装置は、通常、液晶層、EL発光層等の画像形成層と、光学フィルム及び粘着シートを含む光学積層体と、の積層構造を有している。粘着シートは、主に、光学積層体に含まれるフィルム間の接合や、画像形成層と光学積層体との接合に使用される。
【0003】
特許文献1には、少なくともポリカーボネート樹脂(A)を含有するフィルム層と、このポリカーボネート樹脂(A)とは異なるポリカーボネート樹脂(B)を含有する基体とを含み、フィルム層が表層にあるポリカーボネート樹脂積層体であって、ポリカーボネート樹脂を含有するフィルム層が所定の条件を満足する、ポリカーボネート樹脂積層体が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-181785号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
光学積層体は、例えば、位相差フィルム等の光学フィルムと粘着シートとを有する。画像表示装置の製造プロセスにおいて、光学積層体は、所定の位置に配置するために、その側面が棒及びピン等の位置合わせ用部材に沿って配置されることがある。この際、位置合わせ用部材との接触により、光学積層体の端部に粘着剤の欠けが生じる場合がある。粘着剤の欠けは、画像表示装置における表示不良の原因になりうる。
【0006】
そこで本発明は、耐衝撃性及び密着性が向上した光学積層体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、
ポリカーボネート系樹脂を含む位相差フィルム、ポリマーCを含むアンカー層、及び粘着シートを含み、前記位相差フィルム、前記アンカー層、及び前記粘着シートがこの順に積層された光学積層体であって、
前記アンカー層の厚みは、15nm以上28nm以下である、光学積層体を提供する。
【0008】
さらに、本発明は、
上記の光学積層体と、画像形成層と、を備える、画像表示装置を提供する。
【0009】
さらに、本発明は、
ポリカーボネート系樹脂を含む位相差フィルム、ポリマーCを含むアンカー層、及び粘着シートを含み、前記位相差フィルム、前記アンカー層、及び前記粘着シートがこの順に積層された光学積層体の製造方法であって、
有機溶媒を含む溶媒Sと、ポリマーCとを含有するアンカー層塗布液を、前記位相差フィルムに塗布して厚みがT(μm)の塗布膜を形成することと、
前記塗布膜を乾燥することと、を含み、
前記アンカー層塗布液において、前記溶媒S100重量部に対する前記ポリマーCの重量部Wcは、0.01以上0.5以下であり、
下記式(1)により求めた、前記塗布膜の換算厚みは、2μm以上10μm以下である、光学積層体の製造方法を提供する。
塗布膜の換算厚み=T×Wc/0.1 (1)
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、耐衝撃性及び密着性が向上した光学積層体を提供できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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