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公開番号2024169235
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-05
出願番号2023086540
出願日2023-05-25
発明の名称光学粘着シート
出願人日東電工株式会社
代理人弁理士法人いくみ特許事務所
主分類C09J 7/38 20180101AFI20241128BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】フォルダブルディスプレイパネル用途に適した光学粘着シートを提供する。
【解決手段】粘着シート10は、光学粘着シートであり、25℃および周波数1000Hzでのせん断貯蔵弾性率が200kPa以下であり、25℃での損失正接tanδが周波数1~100Hzにおいて0.2以上である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
光学粘着シートであって、
25℃および周波数1000Hzでのせん断貯蔵弾性率が200kPa以下であり、
25℃での損失正接tanδが周波数1~100Hzにおいて0.2以上である、光学粘着シート。
続きを表示(約 350 文字)【請求項2】
25℃での損失正接tanδが周波数1~10Hzの範囲に極小値を有する、請求項1に記載の光学粘着シート。
【請求項3】
25℃での損失正接tanδが、周波数1~10Hzの範囲に極小値Vminを有し、周波数0.01~1Hzの範囲に最大値Vmaxを有し、極小値Vminに対する最大値Vmaxの比率が1.2以上1.7以下である、請求項1に記載の光学粘着シート。
【請求項4】
100kHzにおける比誘電率が4.0以下である、請求項1に記載の光学粘着シート。
【請求項5】
25℃、剥離角度180°および引張速度60mm/分の条件での剥離試験における粘着力が2.0N/10mm以上である、請求項1から4のいずれか一つに記載の光学粘着シート。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、光学粘着シートに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
ディスプレイパネルは、例えば、画素パネル、偏光フィルム、タッチパネルおよびカバーフィルムなどの要素を含む積層構造を有する。そのようなディスプレイパネルの製造過程では、積層構造に含まれる要素どうしの接合のために、例えば、光学的に透明な粘着シート(光学粘着シート)が用いられる。
【0003】
一方、スマートフォン用およびタブレット端末用に、繰り返し折り曲げ可能(フォルダブル)なディスプレイパネルの開発が進んでいる。フォルダブルディスプレイパネルは、具体的には、屈曲形状とフラットな非屈曲形状との間で、繰り返し変形可能である。このようなフォルダブルディスプレイパネルでは、積層構造中の各要素が、繰り返し折り曲げ可能に作製されており、そのような要素間の接合に薄い光学粘着シートが用いられている。フォルダブルディスプレイパネルなどのフレキシブルデバイス用の光学粘着シートについては、例えば下記の特許文献1に記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-111754号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
フォルダブルディスプレイパネルの折り曲げ箇所では、従来、被着体としての要素から光学粘着シートが剥がれやすい。ディスプレイパネルが折り曲げられたとき、その折り曲げ箇所では、光学粘着シートと要素(被着体)とで湾曲形状における曲率半径が異なり、要素(被着体)に貼着している光学粘着シートに対してせん断力が作用するからである。光学粘着シートにおける剥がれの発生は、デバイスの機能不良の原因となり、好ましくない。フォルダブルディスプレイパネル用の光学粘着シートには、ディスプレイパネル屈曲時に要素(被着体)から剥がれにくいことが、高いレベルで求められている。
【0006】
また、フォルダブルディスプレイパネルが折り曲げられるとき、同パネル中の光学粘着シートの折り曲げ部分は実質的に伸び、当該折り曲げ部分には局所的に伸び応力が発生する。光学粘着シートは粘弾性体であるため、折り曲げ時の速度(折り曲げ速度)が高いほど、発生する伸び応力は大きい。折り曲げ時の伸び応力が大きいほど、フォルダブルディスプレイパネルは折り曲げにくくなる(折り曲げ性の低下)。従来の光学粘着シートでは、高速での折り曲げ時に発生する伸び応力が比較的大きい。
【0007】
本発明は、フォルダブルディスプレイパネル用途に適した光学粘着シートを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明[1]は、光学粘着シートであって、25℃および周波数1000Hzでのせん断貯蔵弾性率が200kPa以下であり、25℃での損失正接tanδが周波数1~100Hzにおいて0.2以上である、光学粘着シートを含む。
【0009】
本発明[2]は、25℃での損失正接tanδが周波数1~10Hzの範囲に極小値を有する、上記[1]に記載の光学粘着シートを含む。
【0010】
本発明[3]は、25℃での損失正接tanδが、周波数1~10Hzの範囲に極小値Vminを有し、周波数0.01~1Hzの範囲に最大値Vmaxを有し、極小値Vminに対する最大値Vmaxの比率が1.2以上1.7以下である、上記[1]または[2]に記載の光学粘着シートを含む。
(【0011】以降は省略されています)

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