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公開番号
2024166909
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-29
出願番号
2023083334
出願日
2023-05-19
発明の名称
配線回路基板用容器および配線回路基板入り容器
出願人
日東電工株式会社
代理人
弁理士法人いくみ特許事務所
主分類
B65D
85/86 20060101AFI20241122BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】定められた位置に確実に配線回路基板を収容しておくことができる配線回路基板用容器および配線回路基板入り容器を提供する。
【解決手段】
配線回路基板用容器1は、1つの配線回路基板100を収容可能な収容部2Aを備える。収容部2Aは、配線回路基板100の厚み方向において配線回路基板100と向かい合う底壁21と、厚み方向と直交する第1方向において配線回路基板100のエッジE1と向かい合う側壁22Aとを有する。側壁22Aは、底壁21に近づくにつれて配線回路基板100に近づく第1面S1と、第1面S1と底壁21との間に配置され、厚み方向に延びる第2面S2とを有する。第2面S2は、収容部2A内に収容された配線回路基板100が第1方向に移動した場合に配線回路基板100のエッジE1と接触する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
配線回路基板を収容するための配線回路基板用容器であって、
1つの前記配線回路基板を収容可能な収容部を備え、
前記収容部は、
前記配線回路基板が前記収容部内に収容された状態で前記配線回路基板の厚み方向において前記配線回路基板と向かい合う底壁と、
前記配線回路基板が前記収容部内に収容された状態で前記厚み方向と直交する方向において前記配線回路基板のエッジと向かい合う側壁と
を有し、
前記側壁は、
前記配線回路基板が前記収容部内に収容された状態で、前記底壁に近づくにつれて前記配線回路基板に近づく第1面と、
前記第1面と前記底壁との間に配置され、前記厚み方向に延び、前記収容部内に収容された前記配線回路基板が前記厚み方向と直交する方向に移動した場合に前記配線回路基板の前記エッジと接触する第2面と
を有する、配線回路基板用容器。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記側壁は、
前記配線回路基板が前記収容部内に収容された状態で前記配線回路基板に向かって突出する突出部を有する、請求項1に記載の配線回路基板用容器。
【請求項3】
前記突出部は、前記第1面と前記第2面とを有する、請求項2に記載の配線回路基板用容器。
【請求項4】
前記底壁の裏面に配置されるリブをさらに有する、請求項1に記載の配線回路基板用容器。
【請求項5】
前記配線回路基板は、金属支持層と、前記金属支持層の上に配置される第1絶縁層と、前記第1絶縁層の上に配置される配線パターンとを有し、
前記金属支持層は、
前記配線回路基板が前記収容部内に収容された状態で前記厚み方向と直交する方向において前記第1絶縁層のエッジよりも前記側壁に向かって突出する第1突出部を有し、
前記配線回路基板が前記収容部内に収容された状態で、前記側壁の前記第2面は、前記第1突出部と向かい合う、請求項1に記載の配線回路基板用容器。
【請求項6】
前記第1絶縁層は、
前記配線回路基板が前記収容部内に収容された状態で、前記厚み方向と直交する方向において前記金属支持層のエッジよりも前記側壁に向かって突出する第2突出部を有し、
前記第1突出部が前記第2面と接触した状態、および、前記第1突出部が前記第2面から離れた状態の両方において、前記第2突出部は、前記側壁から離れて配置される、請求項5に記載の配線回路基板用容器。
【請求項7】
前記厚み方向における前記第2面の長さは、前記配線回路基板の厚みの半分以上である、請求項1に記載の配線回路基板用容器。
【請求項8】
1つの配線回路基板を収容可能な収容部を有する配線回路基板用容器と、
前記収容部に収容された配線回路基板と
を備え、
前記収容部は、
前記配線回路基板の厚み方向において前記配線回路基板と向かい合う底壁と、
前記厚み方向と直交する方向において前記配線回路基板のエッジと向かい合う側壁と
を有し、
前記側壁は、
前記底壁に近づくにつれて前記配線回路基板に近づく第1面と、
前記第1面と前記底壁との間に配置され、前記厚み方向に延び、前記配線回路基板が前記厚み方向と直交する方向に移動した場合に前記配線回路基板の前記エッジと接触する第2面と
を有する、配線回路基板入り容器。
【請求項9】
前記側壁は、
前記配線回路基板に向かって突出する突出部を有する、請求項8に記載の配線回路基板入り容器。
【請求項10】
前記突出部は、前記第1面と前記第2面とを有する、請求項9に記載の配線回路基板入り容器。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、配線回路基板用容器および配線回路基板入り容器に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、配線回路基板用容器は、1つの配線回路基板を収容可能な収容部と、配線回路基板が収容部内に収容された状態で配線回路基板のエッジと向かい合う突起とを有する。突起は、配線回路基板をガイドする傾斜面を有している(例えば、下記特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-190600号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載される配線回路基板用容器では、傾斜面が、収容部の底面と連続している。
【0005】
そのため、収容部内の配線回路基板が傾斜面の上に乗り上げてしまい、定められた位置と異なる位置に、配線回路基板が収容されてしまう可能性がある。
【0006】
その結果、電子デバイスの製造装置が収容部内の配線回路基板をピックアップしようとしたときに、ピックアップを失敗してしまう可能性がある。
【0007】
本発明は、定められた位置に確実に配線回路基板を収容しておくことができる配線回路基板用容器および配線回路基板入り容器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明[1]は、配線回路基板を収容するための配線回路基板用容器であって、1つの前記配線回路基板を収容可能な収容部を備え、前記収容部が、前記配線回路基板が前記収容部内に収容された状態で前記配線回路基板の厚み方向において前記配線回路基板と向かい合う底壁と、前記配線回路基板が前記収容部内に収容された状態で前記厚み方向と直交する面方向において前記配線回路基板のエッジと向かい合う側壁とを有し、前記側壁が、前記配線回路基板が前記収容部内に収容された状態で、前記底壁に近づくにつれて前記配線回路基板に近づく第1面と、前記第1面と前記底壁との間に配置され、前記厚み方向に延び、前記収容部内に収容された前記配線回路基板が前記厚み方向と直交する方向に移動した場合に前記配線回路基板の前記エッジと接触する第2面とを有する、配線回路基板用容器を含む。
【0009】
このような構成によれば、側壁が第1面と第2面とを有する。
【0010】
そのため、配線回路基板用容器の収容部内に配線回路基板を収容する場合、側壁の第1面によって、配線回路基板を収容部内の定められた位置に案内できる。
(【0011】以降は省略されています)
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