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公開番号
2024158349
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-08
出願番号
2023073481
出願日
2023-04-27
発明の名称
光電変換器及び光通信ケーブル
出願人
日東電工株式会社
代理人
弁理士法人青藍国際特許事務所
,
個人
,
個人
主分類
H04B
10/69 20130101AFI20241031BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】信号伝送の品質を向上させることに適した技術を提供する。
【解決手段】
素子部250は、第1フォトダイオード252
1
及びトランスインピーダンスアンプ251を有する。給電回路260は、素子部250の駆動電圧V
D
としての特定電圧V
S
を与える。第1フォトダイオード252
1
は、駆動電圧V
D
が大きいほど大きい逆バイアス電圧V
RB
が印加された状態で、第1光信号420
1
を第1電気信号430
1
に変換する。トランスインピーダンスアンプ251は、駆動電圧V
D
を用いて第1電気信号430
1
を第1増幅信号440
1
へと増幅する。第1増幅信号440
1
のアイパターンの開口部500の第1幅520及び第1高さ530からなる群より選択される少なくとも1つがピークとなる駆動電圧V
D
を、基準電圧V
REF
と定義する。このとき、特定電圧V
S
は、基準電圧V
REF
の±0.5Vの範囲内にある。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
第1フォトダイオード及びトランスインピーダンスアンプを有する素子部と、
前記素子部の駆動電圧としての特定電圧を与える給電回路と、を備え、
前記第1フォトダイオードは、前記駆動電圧が大きいほど大きい逆バイアス電圧が印加された状態で、第1光信号を第1電気信号に変換し、
前記トランスインピーダンスアンプは、前記駆動電圧を用いて前記第1電気信号を第1増幅信号へと増幅し、
前記第1増幅信号のアイパターンの開口部を、第1開口部と定義し、
前記第1開口部の幅を、第1幅と定義し、
前記第1開口部の高さを、第1高さと定義し、
前記第1幅及び前記第1高さからなる群より選択される少なくとも1つがピークとなる前記駆動電圧を、基準電圧と定義したとき、
前記特定電圧は、前記基準電圧の±0.5Vの範囲内にある、
光電変換器。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記特定電圧は、前記基準電圧の±0.3Vの範囲内にある、
請求項1に記載の光電変換器。
【請求項3】
以下の(a)~(c)からなる群より選択される少なくとも1つが成立する、
請求項1に記載の光電変換器。
(a)前記特定電圧は、前記素子部の公称入力電圧の0.5倍よりも大きく1倍よりも小さい。
(b)前記第1電気信号の0Hz成分の強度に対する、前記第1電気信号の基本周波数成分の強度の減衰量は、1dB以上3dB以下である。
(c)前記特定電圧は、2.3V以上2.9V以下である。
【請求項4】
前記トランスインピーダンスアンプは、レギュレータ及び第1増幅回路を含み、
前記レギュレータは、前記駆動電圧を一定電圧へと降圧し、
前記第1増幅回路は、前記一定電圧を用いて前記第1電気信号を前記第1増幅信号へと増幅する、
請求項1に記載の光電変換器。
【請求項5】
以下の(d)及び(e)からなる群より選択される少なくとも1つが成立する、
請求項4に記載の光電変換器。
(d)前記特定電圧と前記一定電圧の差は、0.8V以上1.4V以下である。
(e)前記特定電圧は、前記一定電圧の1.5倍以上2倍以下である。
【請求項6】
前記第1フォトダイオードと前記トランスインピーダンスアンプとの両方を封止する封止体を備える、
請求項1に記載の光電変換器。
【請求項7】
基板と、
導電体と、を備え、
前記トランスインピーダンスアンプは、前記基板に設けられ、前記導電体によって前記基板に電気的に接続されている、
請求項6に記載の光電変換器。
【請求項8】
前記基板に設けられ、前記第1光信号を前記第1フォトダイオードに導く光導波路を備える、
請求項7に記載の光電変換器。
【請求項9】
前記基板の厚さ方向に沿って、前記第1フォトダイオード及び前記トランスインピーダンスアンプの組み合わせと、前記基板と、前記光導波路とがこの順に並べられ、
前記基板を平面視したとき、前記光導波路は、前記第1フォトダイオードと重複している、
請求項8に記載の光電変換器。
【請求項10】
前記導電体は、金属箔線を含む、
請求項7に記載の光電変換器。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、光電変換器及び光通信ケーブルに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
光-電気間の信号変換を行う変換器が知られている。特許文献1には、そのような変換器の一例が記載されている。2つの端末部をケーブル部によって接続し、各端末部に変換器を設けることにより、光通信ケーブルを構成することが可能である。光通信ケーブルの一例は、アクティブ光ケーブルである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-147774号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、信号伝送の品質を向上させることに適した技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、
第1フォトダイオード及びトランスインピーダンスアンプを有する素子部と、
前記素子部の駆動電圧としての特定電圧を与える給電回路と、を備え、
前記第1フォトダイオードは、前記駆動電圧が大きいほど大きい逆バイアス電圧が印加された状態で、第1光信号を第1電気信号に変換し、
前記トランスインピーダンスアンプは、前記駆動電圧を用いて前記第1電気信号を第1増幅信号へと増幅し、
前記第1増幅信号のアイパターンの開口部を、第1開口部と定義し、
前記第1開口部の幅を、第1幅と定義し、
前記第1開口部の高さを、第1高さと定義し、
前記第1幅及び前記第1高さからなる群より選択される少なくとも1つがピークとなる前記駆動電圧を、基準電圧と定義したとき、
前記特定電圧は、前記基準電圧の±0.5Vの範囲内にある、
光電変換器を提供する。
【発明の効果】
【0006】
本発明は、信号伝送の品質を向上させることに適している。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、実施形態1に係る光通信ケーブルの構成図である。
図2は、実施形態1に係る信号伝搬の説明図である。
図3は、実施形態1に係る光通信ケーブルの一部の断面図である。
図4は、実施形態1に係る素子部及びその周辺の拡大図である。
図5は、実施形態1に係る素子部及びその周辺の回路ブロック図である。
図6は、実施形態1における、増幅信号のアイパターンの説明図である。
図7は、実施形態1における、駆動電圧とアイ幅との関係を示す散布図である。
図8は、実施形態1における、駆動電圧とアイ高さとの関係を示す散布図である。
図9は、実施形態1における、電気信号の周波数特性を示す散布図である。
図10は、実験例1-1のアイパターンを示す写真である。
図11は、実験例1-2のアイパターンを示す写真である。
図12は、実験例2における、特定電圧とアイ幅との関係を示す散布図である。
図13は、実験例2における、特定電圧とアイ高さとの関係を示す散布図である。
図14は、実験例2において、光信号の電流値が150μAであり且つ特定電圧が2.3Vである場合のアイパターンの写真である。
図15は、実験例2において、光信号の電流値が150μAであり且つ特定電圧が2.5Vである場合のアイパターンの写真である。
図16は、実験例2において、光信号の電流値が150μAであり且つ特定電圧が2.7Vである場合のアイパターンの写真である。
図17は、実験例2において、光信号の電流値が150μAであり且つ特定電圧が2.9Vである場合のアイパターンの写真である。
図18は、実験例2において、光信号の電流値が150μAであり且つ特定電圧が3.3Vである場合のアイパターンの写真である。
図19は、実験例3における、電気信号の周波数特性を示す散布図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、添付の図面を参照しつつ本発明の実施形態について説明するが、以下は本発明の実施形態の例示に過ぎず、本発明を制限する趣旨ではない。
【0009】
[実施形態1]
図1は、実施形態1に係る光通信ケーブル300の構成図である。具体的には、光通信ケーブル300は、アクティブ光ケーブルである。
【0010】
光通信ケーブル300は、端末部100、端末部200及びケーブル部360を含む。端末部100は、電光変換器を構成している。電光変換器は、電気を光に変換する。端末部200は、光電変換器を構成している。光電変換器は、光を電気に変換する。端末部100及び端末部200は、ケーブル部360により接続されている。
(【0011】以降は省略されています)
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