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公開番号2024180320
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-26
出願番号2024092917
出願日2024-06-07
発明の名称
出願人株式会社JIKUTSUI
代理人個人
主分類A47G 9/10 20060101AFI20241219BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】仰臥時の被験者を医学的に安定的に支持するための枕を提供する。
【解決手段】後側後頭支持室1-1、前側後頭支持室1-2と、頸支持室2とは左右方向の仕切布(マチ)によって区画される。被験者の仰臥時に被験者の後頭部の重みによって充填部材が前側後頭支持室1-1から仕切布6-2の開放端を介して後側後頭支持室1-2へ移動すると、前側後頭支持室1-1は薄くなり、その高さH2は被験者200の不存在時の5mm~25mmから0mm~20mmとなる。前側後頭支持室1-1のお椀形状によって被験者の後頭部を支持するようになっている。頸支持室2に充填される充填部材は枕の側面視で上方に向かってヒトの頸椎形状に沿って弾性樹脂一体構造体7によって形成され、前側後頭支持室1-1、後側後頭支持室1-2、右横寝支持室3、左横寝支持室4の充填部材は移動自在素材層9よりなる。
【選択図】 図7
特許請求の範囲【請求項1】
仕切布によって区分された後頭支持室及び該後頭支持室の前側に設けられた頸支持室を有する枕であって、
前記頸支持室は充填部材として該枕の側面視で上方に向かってヒト頸椎形状に沿った凸形状面を有する第1の弾性樹脂一体構造体を具備し、
前記後頭支持室は充填部材として移動自在素材層又は第2の弾性樹脂一体構造体を具備し、
前記第1の弾性樹脂一体構造体の高さは前記移動自在素材層の平均高さ又は前記第2の弾性樹脂一体構造体の高さより大きく
前記移動自在素材層の平均高さ又は前記第2の弾性樹脂一体構造体の高さはヒトの脊柱起立筋の厚さに応じて調整された枕。
続きを表示(約 690 文字)【請求項2】
前記移動自在素材層の平均高さ又は前記第2の弾性樹脂一体構造体の高さは5mm~25mmである請求項1に記載の枕。
【請求項3】
前記第1の弾性樹脂一体構造体の高さは3cm~7cmである請求項1に記載の枕。
【請求項4】
前記第1、第2の弾性樹脂一体構造体はウレタンフォームを具備する請求項1に記載の枕。
【請求項5】
前記第2の弾性樹脂一体構造体の反発率は前記第1の弾性樹脂一体構造体の反発率より小さい請求項1に記載の枕。
【請求項6】
前記後頭支持室は少なくとも一端が開放された仕切布によって該枕の前後方向に2分割された前側後頭支持室及び後側後頭支持室を具備する請求項1に記載の枕。
【請求項7】
仕切布によって区分された後頭支持室及び該後頭支持室の前側に設けられた頸支持室を有する枕であって、
前記頸支持室は充填部材として該枕の側面視で上方に向かって凸形状を有する弾性樹脂一体構造体を具備し、
前記後頭支持室には充填部材は存在せずカバーのみである枕。
【請求項8】
前記凸形状の曲率半径は16cm~18cmである請求項1又は7に記載の枕。
【請求項9】
前記第1の弾性樹脂一体構造体の下に高さ補充用弾性樹脂一体構造体を設けた請求項1に記載の枕。
【請求項10】
前記第1の弾性樹脂一体構造体及び前記高さ補充用弾性樹脂一体構造体の合計高さは3cm~7cmである請求項9に記載の枕。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は仰臥時の被験者を医学的に安定的に支持するための枕に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
図10は従来の枕を示す(参照:特許文献1)。
【0003】
図10においては、枕100は被験者200の後頭部を支持する相対的に軟らかい凹状の後頭支持領域101及び被験者200の頸部を支持する相対的に硬い凸状の頸支持領域102よりなる。後頭支持領域101及び頸支持領域102を形成するために、低密度のたとえば羽毛よりなる低反発充填部材103及び高密度のたとえば羽毛よりなる高反発充填部材104を充填している。これにより、被験者200の仰臥時の寝姿勢を確保する。尚、201、202は被験者200の耳垂、肩峰である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実用新案登録第3131886号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、図10に示す従来の枕は被験者200を医学的に安定的に支持することができないという課題がある。
【0006】
図11の(A)は被験者200の理想的な立位姿勢を示す正中矢状面図である。図11の(A)に示すように、被験者200の耳垂201、肩峰202、大転子202a、膝関節前部(膝蓋骨後面)202b及び腓骨外果の前方202cは重心線G上にあることが医学上好ましい。この場合、被験者200の後頭部203及び頸部204はS字状稜線をなし、特に、頸部204は7個の脛骨よりなる頸椎205(図11の(B)参照)に沿った所定曲率半径Rを有する円弧状曲線Cをなしている。この曲率半径Rは健全な成人男女であればほぼ一定たとえば17cmであることが知られている。
【0007】
図11の(B)は図11の(A)の被験者200の理想的な立位姿勢を枕に適用した場合の理想的な仰臥位を示す。図11の(B)に示すように、被験者200の頸部204は中心Oとする曲率半径R=17cmの円弧状曲線Cに沿っており、この結果、被験者200の後頭部203は低位置にある。仮に、被験者200の耳垂201及び肩峰202がほぼ図11の(A)の重心線Gに相当する水平線HL0上に位置するようにすると、本願発明者は被験者200の後頭部203とたとえばマットレスMとの間の距離ΔDは小さく、健全な成人男女であれば0mm~20mmであることを発見した。
【0008】
しかしながら、図10に示す従来の枕100においては、頸支持領域102は低反発充填部材103及び高反発充填部材104の組合せで形成されているので、円弧状曲線C’の曲率半径R’(>>R)は大きくなり、理想の曲率半径Rの円弧状曲線Cを確保できず、たとえ確保できても維持できない。また、後頭支持領域101の高さも大きいので、図11の距離ΔD=0~20mmを確保できず、被験者200の耳垂201は高くなり、被験者200の耳垂201及び肩峰202を結ぶ線HL’は大きく傾き、図11の(B)の水平線HL0とはならない。
【0009】
このように、図10に示す枕100は図11の(B)に示す理想的な仰臥位を確保できず、従って、医学上の安定した仰臥位を確保できないという課題がある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上述の課題を解決するために、本発明に係る枕は、仕切布によって区分された後頭支持室及び該後頭支持室の前側に設けられた頸支持室を有する枕であって、頸支持室は充填部材として該枕の側面視で上方に向かってヒト頸椎形状に沿った凸形状を有する第1の弾性樹脂一体構造体を具備し、後頭支持室は充填部材として移動自在素材層又は第2の弾性樹脂一体構造体を具備し、第1の弾性樹脂一体構造体の高さは移動自在素材層の平均高さ又は第2の弾性樹脂一体構造体の高さより大きく、移動自在素材層の平均高さ又は第2の弾性樹脂一体構造体の高さはヒトの脊柱起立筋の厚さに応じて調整されたものである。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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