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公開番号
2024180172
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-26
出願番号
2023099655
出願日
2023-06-16
発明の名称
温調部材、温調部材の製造方法、及び電池
出願人
株式会社レゾナック
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
H01M
10/6556 20140101AFI20241219BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】強度の低下を抑制し、製造時のエネルギー消費を抑制可能な温調部材を提供する。
【解決手段】温調部材は、温調媒体を流す溝が一方の面側に形成された溝形成板と、溝形成板の一方の面に重ね合わされ溝との間に閉断面の流路を形成する蓋板と、少なくとも溝の両側に沿って設けられ溝形成板の一方の面と蓋板とを接着するフィルム型接着剤と、溝形成板と蓋板とをカシメ固定するカシメ固定部と、を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
温調媒体を流す溝が一方の面側に形成された溝形成板と、
前記溝形成板の前記一方の面に重ね合わされ前記溝との間に閉断面の流路を形成する蓋板と、
少なくとも溝の両側に沿って設けられ前記溝形成板の前記一方の面と前記蓋板とを接着するフィルム型接着剤と、
前記溝形成板と前記蓋板とをカシメ固定するカシメ固定部と、
を有する温調部材。
続きを表示(約 660 文字)
【請求項2】
前記溝形成板の前記一方の面には、周囲が前記溝で囲まれた長尺状の島状部分を有し、
前記カシメ固定部が、前記島状部分の長手方向両側に設けられている、
請求項1に記載の温調部材。
【請求項3】
前記蓋板は、前記溝形成板よりも熱伝導率が高い金属材料で形成されている、
請求項1または請求項2に記載の温調部材。
【請求項4】
前記溝形成板は、前記蓋板よりも曲げ剛性の高い金属材料で形成されている、
請求項3に記載の温調部材。
【請求項5】
前記フィルム型接着剤は、熱可塑性樹脂を含んで構成されている、
請求項1に記載の温調部材。
【請求項6】
温調媒体を流す溝が一方の面側に形成された溝形成板と、前記溝形成板の前記一方の面に重ね合わされることで前記溝との間に閉断面の流路を形成する蓋板とをフィルム型接着剤で接着して溝回りをシールする接着工程と、
前記溝形成板と前記蓋板との重ね合わせ部分において、複数個所をカシメ固定するカシメ工程と、
を有する温調部材の製造方法。
【請求項7】
前記フィルム型接着剤は熱可塑性樹脂を含んで構成され、
前記接着工程では、前記フィルム型接着剤を前記溝形成板と前記蓋板との間に挟持した状態で溶着する、
請求項6に記載の温調部材の製造方法。
【請求項8】
請求項1~請求項5の何れか1項に記載の前記温調部材を備えた電池。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、温調部材、温調部材の製造方法、及び電池に関する。
なお、電池は、単体の電池、複数の電池からなる電池モジュールや電池パックを含む。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1に記載の電池モジュール用温調部材が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2021-512452号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の電池モジュール用温調部材は、金属製の下部プレートと上部プレートとの間に複数の温調媒体流路を含む支持体を配置して、下部プレートと上部プレートとを接合している。
しかしながら、下部プレートと上部プレートとをろう付けで接合すると、ろう付けの熱処理工程で材料が鈍り、強度が低下する場合がある。また、ろう付けは、ろうを高温で溶かす必要があるためエネルギーを多く要し、改善の余地があった。
【0005】
本開示は上記事実を考慮し、強度の低下を抑制し、製造時のエネルギー消費を抑制可能な温調部材、温調部材の製造方法、及び電池の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の態に係る温調部材は、温調媒体を流す溝が一方の面側に形成された溝形成板と、前記溝形成板の前記一方の面に重ね合わされ前記溝との間に閉断面の流路を形成する蓋板と、少なくとも溝の両側に沿って設けられ前記溝形成板の前記一方の面と前記蓋板とを接着するフィルム型接着剤と、前記溝形成板と前記蓋板とをカシメ固定するカシメ固定部と、を有する。
【0007】
第1の態様に係る温調部材では、温調媒体を流す溝が一方の面側に形成された溝形成板の一方の面に蓋板に重ね合わされることで溝との間に閉断面の流路が形成されている。したがって、例えば、この流路に冷却対象物よりも低温の温調媒体を流すことで、温調部材を冷却することができ、温調部材を冷却対象物に接触させることで、冷却対象物を冷却することができる。
【0008】
第1の態様に係る温調部材では、少なくとも溝の両側に沿ってフィルム型接着剤が設けられ、溝形成板の一方の面と蓋板とがフィルム型接着剤で接着されているので、流路に流される温調媒体が、流路から漏れ出ることがない。
【0009】
また、第1の態様に係る温調部材では、溝形成板と蓋板とがカシメ固定部でカシメ固定されることで溝形成板と蓋板とが一体化し、フィルム型接着剤での接着部分の剥離が抑制される。
【0010】
なお、ろう付けよる接合はエネルギーを多く要するが、フィルム型接着剤、及びカシメ固定による接合は、ろう付けよりもエネルギーを必要とせず、製造時のエネルギー消費を抑制することができ、省エネとなる。
(【0011】以降は省略されています)
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