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公開番号2024180015
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-26
出願番号2023099417
出願日2023-06-16
発明の名称情報処理装置,情報処理プログラムおよび印刷システム
出願人富士通株式会社
代理人弁理士法人真田特許事務所,個人
主分類G06F 3/12 20060101AFI20241219BHJP(計算;計数)
要約【課題】ユーザが装置の印刷性能を正確に把握することができるようにする。
【解決手段】印刷装置による印刷に伴うサブプロセスに関して、最後に行なった印刷時における第1の処理スペックと、印刷装置のパラメータを変化させて得られる性能モードで印刷を行なわせる場合に想定される第2の処理スペックとを対応付けて出力する。
【選択図】図14
特許請求の範囲【請求項1】
印刷装置を制御する印刷制御装置であって、
前記印刷装置による印刷に伴うサブプロセスに関して、最後に行なった印刷時における第1の処理スペックと、
前記印刷装置のパラメータを変化させて得られる性能モードで印刷を行なわせる場合に想定される第2の処理スペックと
を対応付けて出力する
制御部を有することを特徴とする情報処理装置。
続きを表示(約 680 文字)【請求項2】
前記制御部が、
複数種類の前記サブプロセスのそれぞれに対して、複数種類の前記性能モード毎に前記第2の処理スペックを算出して出力するとともに、
前記複数種類のサブプロセス毎に、前記複数種類の性能モードの中から選択された被選択性能モードでの前記第2の処理スペックを出力する
ことを特徴とする、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記制御部が、
前記印刷装置の前記パラメータを変更するために入力された更新用パラメータに基づいて、前記第2の処理スペックを算出する
ことを特徴とする、請求項1または2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
印刷装置を制御する印刷制御装置のプロセッサに、
前記印刷装置による印刷に伴うサブプロセスに関して、最後に行なった印刷時における第1の処理スペックと、
前記印刷装置のパラメータを変化させて得られる性能モードで印刷を行なわせる場合に想定される第2の処理スペックと
を対応付けて出力する
処理を実行させることを特徴とする情報処理プログラム。
【請求項5】
媒体に印刷を行なう印刷ユニットと、
前記印刷ユニットによる印刷に伴うサブプロセスに関して、最後に行なった印刷時における第1の処理スペックと、前記印刷装置のパラメータを変化させて得られる性能モードで印刷を行なわせる場合に想定される第2の処理スペックとを対応付けて出力する制御部と
を有することを特徴とする印刷システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置,情報処理プログラムおよび印刷システムに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
行政や、物流や流通等の特定の業界等においては、各種申請書や配送・管理伝票等の複数の用紙で構成された特殊フォーマットの用紙が多く用いられる。これらの用紙に対する印刷は一般的なパーソナルプリンタ装置や複合機等では対応が困難である、そのため、このような特殊フォーマットの用紙を用いる運用環境下では、まだまだ業務向けプリンタ装置に対してのニーズが多い。
【0003】
業務向けプリンタ装置においては、このような特殊フォーマットの用紙を用いる運用環境下でのニーズに合致するかを判断できるように、カタログやホームページ等に印刷速度,印刷範囲,使用できる用紙の種類とサイズ,消費電力,騒音等の装置性能値が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2009-109874号公報
特開2017-219585号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、カタログ等で開示されている装置性能値は、特定の用紙,特定の設置場所,特定の温湿や度等、特定の環境条件で測定された値(以下、スペック値という場合がある)である。従って、ユーザが業務向けプリンタ装置を使用した場合に実際に得られる性能(実測値)はスペック値と異なることがある。
【0006】
そのため、用紙仕様や印刷量等の内部的な要因や、設置場所の気温等の外部的な要因により、基準となるスペック値(以下、基準値と表記)を満たせない特殊な運用環境下では、開示されている装置性能を得られないことがある。
【0007】
例えば、特に業務向けプリンタ装置に固有な機能として、規定の各種申請や配送・管理伝票などの既に印刷された所定の場所に正しく印字するための斜行補正が知られている。この斜行補正に対する要求精度が非常に高い状況でプリンタを使用すると、斜行補正にスペック値以上の時間が掛かることがある。また、気温の低い環境下において、印刷枚数はそれ程多くなく、時々複数枚印刷するだけの使用状況では、低消費電力モードの場合に、ヒータの昇温に時間がかかることがある。これらにより、スペック通りの印字スループットを実現できない場合がある。
【0008】
従って、ベンダが想定する環境から外れた運用環境下においては、ユーザが装置の印刷性能を正確に把握することが困難である。
【0009】
1つの側面では、本発明は、ユーザが装置の印刷性能を正確に把握することができるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
このため、この印刷制御装置は、印刷装置を制御する印刷制御装置であって、前記印刷装置による印刷に伴うサブプロセスに関して、最後に行なった印刷時における第1の処理スペックと、前記印刷装置のパラメータを変化させて得られる性能モードで印刷を行なわせる場合に想定される第2の処理スペックとを対応付けて出力する制御部を有する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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