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公開番号2024179314
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-26
出願番号2023098060
出願日2023-06-14
発明の名称燃料電池システム
出願人株式会社豊田自動織機,トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人
主分類H01M 8/04 20160101AFI20241219BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】コンプレッサーの振動の伝搬を抑制しつつ、コンプレッサーをより安定した状態で支持する。
【解決手段】燃料電池システムは、燃料電池スタックと、燃料電池スタックに空気を供給するコンプレッサー(エアコンプレッサー14)と、燃料電池スタック、及びコンプレッサー(エアコンプレッサー14)が取り付けられるフレーム40と、を備える。コンプレッサー(エアコンプレッサー14)は、マスブロック56を介してフレーム40に取り付けられており、コンプレッサー(エアコンプレッサー14)の振動の伝搬はマスブロック56により抑制される。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
燃料電池スタックと、
前記燃料電池スタックに空気を供給するコンプレッサーと、
前記燃料電池スタック、及び前記コンプレッサーが取り付けられるフレームと、を備える燃料電池システムであって、
前記コンプレッサーは、マスブロックを介して前記フレームに取り付けられており、
前記コンプレッサーの振動の伝搬は前記マスブロックにより抑制されることを特徴とする燃料電池システム。
続きを表示(約 780 文字)【請求項2】
前記マスブロックは、金属製であり、
前記マスブロックの厚さは、前記フレームの厚さよりも厚い請求項1に記載の燃料電池システム。
【請求項3】
前記コンプレッサーが前記フレームに取り付けられた状態において、
前記マスブロックは、前記コンプレッサーよりも鉛直方向の下方に位置する請求項1に記載の燃料電池システム。
【請求項4】
前記コンプレッサーは、軸心が水平方向に延びており、
前記軸心を含んで鉛直方向に延びる仮想平面を想定すると、
前記コンプレッサーは、前記仮想平面を挟んで対向する両側に、前記マスブロックに取り付けられる取付部を有する請求項1に記載の燃料電池システム。
【請求項5】
フォークリフトに適用される請求項1~4のいずれか一項に記載の燃料電池システム。
【請求項6】
前記コンプレッサーは、前記マスブロックに取り付けられる取付部を有し、
前記取付部は、第1取付部材を備え、前記第1取付部材は、前記コンプレッサーと前記マスブロックの間に配置されて前記コンプレッサーを鉛直方向の下方から支持し、
前記コンプレッサーはさらに、前記コンプレッサーを前記フレームに取り付ける第2取付部材を備え、前記第2取付部材は、前記コンプレッサーの水平方向の端部に取り付けられて、前記コンプレッサーを水平方向から支持する、請求項3に記載の燃料電池システム。
【請求項7】
前記フレームは、鉛直方向に延びる第1柱部と、鉛直方向に延びる第1仕切壁と、前記第1柱部及び前記第1仕切壁に接続されて水平方向に延びる中段壁とを有し、前記燃料電池スタック及び前記マスブロックは、前記中段壁上に配置される、請求項1記載の燃料電池システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、燃料電池システムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、燃料電池と、振動発生部品と、燃料電池と振動発生部品とを接続する接続手段と、を備える燃料電池システムが記載されている。
図7に示すように、上記燃料電池システム70において、振動発生部品である酸化ガス系のコンプレッサー(図示省略)には、燃料電池71に酸化ガスを供給する供給用配管72が接続されている。燃料電池システム70は、供給用配管72と燃料電池71の間に接続手段としてのボールジョイント73と弾性体74とを備えている。ボールジョイント73によって供給用配管72の変位を可能にするとともに、弾性体74によって供給用配管72の振動を減衰させることによって、コンプレッサーから燃料電池71に伝搬する振動を緩和している。また、接続手段を備えることによって、コンプレッサーを車体に固定するための支持構造を不要にすることができるため、コンプレッサーの設置スペースを節減することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-147137号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の燃料電池システム70では、コンプレッサーは車体に直接取り付けられておらず、接続手段を用いて燃料電池71に取り付けられている。そのため、コンプレッサーの支持に関して安定性の向上に課題を有している。コンプレッサーの振動の伝搬を抑制しつつも、コンプレッサーをより安定した状態で支持することが求められている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決する燃料電池システムは、燃料電池スタックと、前記燃料電池スタックに空気を供給するコンプレッサーと、前記燃料電池スタック、及び前記コンプレッサーが取り付けられるフレームと、を備える燃料電池システムであって、前記コンプレッサーは、マスブロックを介して前記フレームに取り付けられており、前記コンプレッサーの振動の伝搬は前記マスブロックにより抑制される。
【0006】
これによれば、燃料電池スタック、及びコンプレッサーはフレームに取り付けられているため、コンプレッサーをより安定した状態で支持することができる。また、コンプレッサーは、マスブロックを介してフレームに取り付けられていることによって、コンプレッサーの振動の伝搬をマスブロックにより抑制することができる。
【0007】
上記の燃料電池システムにおいて、前記マスブロックは、金属製であり、前記マスブロックの厚さは、前記フレームの厚さよりも厚いとよい。
これによれば、マスブロックにおいてコンプレッサーの振動を減衰させやすくなるため、コンプレッサーの振動の伝搬を好適に抑制することができる。
【0008】
上記の燃料電池システムにおいて、前記コンプレッサーが前記フレームに取り付けられた状態において、前記マスブロックは、前記コンプレッサーよりも鉛直方向の下方に位置するとよい。
【0009】
これによれば、コンプレッサーをより安定した状態で支持することができる。
上記の燃料電池システムにおいて、前記コンプレッサーは、軸心が水平方向に延びており、前記軸心を含んで鉛直方向に延びる仮想平面を想定すると、前記コンプレッサーは、前記仮想平面を挟んで対向する両側に、前記マスブロックに取り付けられる取付部を有するとよい。
【0010】
これによれば、コンプレッサーをより安定した状態で支持することができる。
上記の燃料電池システムはフォークリフトに適用されるとよい。
これによれば、マスブロックをフォークリフトのカウンタウェイトとして利用することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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