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公開番号
2024179227
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-26
出願番号
2023097910
出願日
2023-06-14
発明の名称
シート給送装置、画像形成装置及び給送ユニット
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類
B65H
3/06 20060101AFI20241219BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】給送ユニットを交換したことを自動検知することができるシート給送装置を提供する。
【解決手段】シート給送装置は、シート状の記録材を積載する積載部と、記録材の上面の高さに応じて変位する第一の状態と変位しない第二の状態のいずれかの状態をとり得る紙面検知部材と、紙面検知部材を検知する検知部と、シート給送装置の本体に着脱可能で、記録材を搬送する給送ローラと、紙面検知部材を第一の状態と第二の状態のいずれかに切り替える切り替え部とを有する給送ユニットと、制御部とを有する。ここで切り替え部は、給送ユニットの交換に応じて紙面検知部材を第二の状態へと切り替え、制御部は、検知部により検知された状態の変化を基に、給送ユニットが交換されたことを検知する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
シート状の記録材を積載する積載手段と、
前記記録材の上面の高さに応じて変位する第一の状態と変位しない第二の状態のいずれかの状態をとり得る紙面検知部材と、
前記紙面検知部材を検知する検知手段と、
シート給送装置の本体に着脱可能で、前記記録材を搬送する給送ローラと、前記紙面検知部材を前記第一の状態と前記第二の状態のいずれかに切り替える切り替え手段とを有する給送ユニットと、
制御手段と、を有し、
前記切り替え手段は、前記給送ユニットの交換に応じて前記紙面検知部材を前記第二の状態へと切り替え、
前記制御手段は、前記検知手段により検知された状態の変化を基に、前記給送ユニットが交換されたことを検知する
ことを特徴とする、シート給送装置。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記検知手段は、前記紙面検知部材の位置が、前記記録材の上面高さが給送可能な高さであることを示す給送可能状態と、給送可能でない高さであることを示す非給送可能状態のいずれかを検知し、
前記紙面検知部材が前記第二の状態にある場合には、前記検知手段は前記給送可能状態を検知する
ことを特徴とする、請求項1に記載のシート給送装置。
【請求項3】
前記紙面検知部材は、前記積載手段により前記記録材の高さが上昇する際に動作する第一の方向と、前記記録材の高さが下降する際に動作する第二の方向に動作でき、
前記第二の状態では、前記紙面検知部材が、前記記録材の上面高さが給送可能でない高さから給送可能な高さとなるときの位置を超えて、前記第一の方向にさらに変位した位置に保持される
ことを特徴とする、請求項1に記載のシート給送装置。
【請求項4】
前記切り替え手段は、前記紙面検知部材を、前記給送ユニットが交換されると前記第二の状態とし、前記給送ローラが駆動されると前記第一の状態とする
ことを特徴とする、請求項1に記載のシート給送装置。
【請求項5】
前記切り替え手段は、前記給送ローラが駆動されることで動作する
ことを特徴とする、請求項4に記載のシート給送装置。
【請求項6】
前記切り替え手段は、前記給送ユニットが未使用の状態では、前記紙面検知部材を前記第二の状態とするようセットされている
ことを特徴とする、請求項1に記載のシート給送装置。
【請求項7】
前記切り替え手段は支持部を有し、前記給送ユニットが前記シート給送装置の本体に取付けられた状態において、前記紙面検知部材の前記第二の状態では、前記支持部が前記紙面検知部材と当接することで前記紙面検知部材を所定の位置に保持し、前記第一の状態では、前記支持部は前記紙面検知部材と当接しない位置に退避する
ことを特徴とする、請求項1に記載のシート給送装置。
【請求項8】
前記紙面検知部材は遮光部を含み、
前記検知手段は、前記紙面検知部材の変位に応じた前記遮光部の移動により透光状態と遮光状態とを検知する光検知センサを有する
ことを特徴とする、請求項1に記載のシート給送装置。
【請求項9】
前記遮光部は遮光面に少なくとも1つのスリットを有し、前記紙面検知部材の動作範囲内を一方向に動く間に、前記検知手段の検知する状態が、前記透光状態と前記遮光状態で複数回変化する
ことを特徴とする、請求項8に記載のシート給送装置。
【請求項10】
前記制御手段は、前記切り替え手段が動作したとき、前記検知手段の検知した状態の変化が3回であった場合は前記給送ユニットが交換されたと判定し、前記検知手段の検知した状態の変化が2回であった場合は、前記記録材が給紙可能な高さを超えて積載されている過積載状態であると判定する
ことを特徴とする、請求項9に記載のシート給送装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、シート給送装置及びシート給送装置を有する画像形成装置に関し、特に、シートを給送するローラユニットを交換した時に、ローラが交換されたことを自動検知するためのシート給送装置及び画像形成装置及び給送ユニットに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、プリンタ、複写機等の画像形成装置は、シート積載部に載置されているシートを1枚ずつ分離して給送する給送ユニットやシートを搬送する搬送ユニット、画像が記録されたシートを排出口へ排出する排紙ユニット等を有する構成となっていることが多い。これらのユニットでは、用紙を給送するためにゴムローラを使用することが一般的である。ゴムローラは用紙の搬送性能を高めるために、柔らかく摩耗しやすい材料が使われており、使用していくに従いローラ表面が摩耗していく。ローラの摩耗や、給紙に伴う紙粉の付着などは、用紙搬送性能の低下につながり、印刷品質の低下の原因となる。一方で、近年の画像形成装置は長寿命化しており、ローラのような印刷性能に関係する部品は画像形成装置本体が寿命に至る前に、ユーザやサービスマンによって交換できる構成になっている製品が増えている。
【0003】
特許文献1では、画像形成装置本体が給送ローラの交換タイミングを検知するための検知方法が提案されている。給送ローラの回転開始から搬送路下流に設けられたセンサに用紙が搬送されるまでの時間を測定し、測定された時間に基づいて用紙の搬送遅れを検知する。そして、画像形成装置本体は、検知された用紙の搬送遅れの発生率が閾値を超えると、給送ローラの交換が必要であることをユーザ等に報知する。
【0004】
また、特許文献2では、ユーザやサービスマンによって給送ローラが交換される際の誤った操作を検出するための技術が開示されている。
【0005】
ユーザやサービスマンによって給送ローラの交換が行われた後には、画像形成装置に給送ローラが新品に交換されたことを認識させる必要がある。そのため、ユーザやサービスマンは、画像形成装置のオペレーションパネル等を介して、画像形成装置に給送ローラの交換が完了したことを設定するリセット操作等を行う必要がある。ローラの交換時期は、例えばローラの駆動量を積算してその値が所定値に達したことで検知され、リセット操作によりその駆動量の積算値が初期化される。駆動量の積算は、例えばローラにより搬送されたシート枚数をカウンタにより数えることで行ってよい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2017-007758号公報
特開2017-132600号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上述したリセット操作は、ユーザやサービスマン等のオペレータ(作業者)によって実行される操作である。そのため、オペレータが給送ローラを新品に交換した後に、給送ローラの交換完了を設定するリセット操作や動作確認を忘れてしまう場合が想定される。このような場合には、リセット操作が行われていないために、画像形成装置は給送ローラの交換が必要な状態が継続していると判断し、ユーザやサービスマンに給送ローラの交換を報知し続けることになる。
【0008】
また、複数の給紙口を有する画像形成装置では、オペレータが誤って、交換していない給紙口の給送ローラの交換完了を設定するリセット操作を行ってしまう場合も想定される。その結果、画像形成装置が給送ローラの実際の使用状態を正しく検知できなくなることになる。そのため、ユーザやサービスマンによるリセット操作に頼ることなく、給送ローラが新品に交換されたことを、画像形成装置が人手を介さずに自動的に正しく検知できることが望まれている。
【0009】
本発明は、上記従来例に鑑みてなされたもので、給送ローラが新品に交換されたことを自動的に検知して、手動操作による介入なしにリセット操作を自動的に実行することが可能なシート給送装置及び画像形成装置を実現することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上述の課題を解決するために、本発明の一態様によれば、シート状の記録材を積載する積載手段と、
前記記録材の上面の高さに応じて変位する第一の状態と変位しない第二の状態のいずれかの状態をとり得る紙面検知部材と、
前記紙面検知部材を検知する検知手段と、
シート給送装置の本体に着脱可能で、記録材を搬送する給送ローラと、前記紙面検知部材を前記第一の状態と前記第二の状態のいずれかに切り替える切り替え手段とを有する給送ユニットと、
制御手段と、を有し、
前記切り替え手段は、前記給送ユニットの交換に応じて前記紙面検知部材を前記第二の状態へと切り替え、
前記制御手段は、前記検知手段により検知された状態の変化を基に、前記給送ユニットが交換されたことを検知する
ことを特徴とする、シート給送装置が提供される。
(【0011】以降は省略されています)
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