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公開番号2024179042
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-26
出願番号2023097535
出願日2023-06-14
発明の名称運転方法提案装置、並びに運転方法提案方法
出願人株式会社日立製作所
代理人ポレール弁理士法人
主分類G06Q 10/20 20230101AFI20241219BHJP(計算;計数)
要約【課題】産業機械への要求に柔軟に対応した運転方法を提案することができる運転方法提案装置、並びに運転方法提案方法を提供する。
【解決手段】装置の運転方法を評価する運転方法提案装置であって、装置に対する要求項目を入力する入力部と、装置の運転に関する設定項目を含む装置の稼働情報を受け付ける受付部と、受付部が受け付けた稼働情報を用いて、要求項目に関係する二つ以上の装置の運転評価項目を算出する第一算出部と、要求項目と、二つ以上の運転評価項目同士の関係性とに基づき、装置の設定項目を算出する設定項目算出部と、設定項目算出部により算出した設定項目に基づいて、二つ以上の運転評価項目を算出する第二算出部と、第二算出部が算出した2つ以上の運転評価項目を出力する出力部を備えることを特徴とする運転方法提案装置。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
装置の運転方法を評価する運転方法提案装置であって、
前記装置の運転に対する要求項目を入力する入力部と、
前記装置の運転に関する設定項目を含む前記装置の稼働情報を受け付ける受付部と、
前記受付部が受け付けた前記稼働情報を用いて、前記要求項目に関係する二つ以上の前記装置の運転評価項目を算出する第一算出部と、
前記要求項目と、二つ以上の前記運転評価項目同士の関係性とに基づき、前記装置の前記設定項目を算出する設定項目算出部と、
前記設定項目算出部により算出した前記設定項目に基づいて、二つ以上の運転評価項目を算出する第二算出部と、
前記第二算出部が算出した2つ以上の前記運転評価項目を出力する出力部を備えることを特徴とする運転方法提案装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
請求項1に記載の運転方法提案装置であって、
前記第一算出部、前記設定項目算出部、前記第二算出部で用いられる計算モデルは、数値シミュレーションモデルまたは機械学習モデルまたはその両方で構成されることを特徴とする運転方法提案装置。
【請求項3】
請求項1に記載の運転方法提案装置であって、
前記第二算出部によって算出された運転評価項目のうち、少なくとも一つ以上が前記要求項目を満たし、異なる運転評価項目が前記要求項目よりもさらに改善できる状態である場合、要求項目よりも改善できることを示すことを特徴とする運転方法提案装置。
【請求項4】
請求項1に記載の運転方法提案装置であって、
複数ある前記要求項目に対し、達成すべき前記第二算出部によって算出された運転評価項目の優先度を設定することを特徴とする運転方法提案装置。
【請求項5】
請求項1に記載の運転方法提案装置であって、
前記装置の使用方法や使用環境、品質のばらつきに起因する外乱因子による影響を確率論的に評価することを特徴とする運転方法提案装置。
【請求項6】
計算機を用いて、装置の運転方法を評価する運転方法提案方法であって、
計算機は、前記装置の運転に対する要求項目を入力する入力部と、前記装置の運転に関する設定項目を含む前記装置の稼働情報を受け付ける受付部と、出力部と、演算部を備え、
前記演算部は、前記稼働情報を用いて、前記要求項目に関係する二つ以上の前記装置の運転評価項目を算出し、前記要求項目と、二つ以上の前記運転評価項目同士の関係性とに基づき、前記装置の前記設定項目を算出し、前記設定項目に基づいて、二つ以上の運転評価項目を算出し、
前記出力部は、算出した2つ以上の前記運転評価項目を出力することを特徴とする運転方法提案方法。
【請求項7】
請求項6に記載の運転方法提案方法であって、
前記要求項目は前記装置の保守点検作業時期と保守点検内容を変更する内容を含み、二つ以上の前記運転評価項目同士の関係性に基づき、変更後の前記装置の保守点検作業時期と保守点検内容を達成できる前記装置の前記設定項目の新たな内容を算出することを特徴とする運転方法提案方法。
【請求項8】
請求項6に記載の運転方法提案方法であって、
二つ以上の前記運転評価項目同士の関係性に基づき、変更後の前記装置の保守点検作業時期と保守点検内容を達成できる前記装置の前記設定項目の新たな内容を算出することができないときに、
前記要求項目により要求された前記装置の保守点検作業時期と保守点検内容を達成できないこと、または前記要求項目を見直すこと、または見直した前記要求項目を提案することを特徴とする運転方法提案方法。
【請求項9】
請求項6に記載の運転方法提案方法であって、
二つ以上の前記運転評価項目の予測処理を行うとともに、予測処理の際に外乱因子を考慮した予測を行うことを特徴とする運転方法提案方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、産業機械の運転方法を提案する運転方法提案装置、並びに運転方法提案方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
産業機械を運転するにあたり、使用方法や使用環境、品質のばらつき等による外乱因子により、交換部品の劣化状態は装置ごとに異なるが、既定の運転時間や使用回数に従い、劣化状態によらず一律で交換されていた。状況によっては、既定の交換タイミングに達する前に交換部品の寿命を迎え、それが原因で産業機械が故障することもあった。一方、既定の交換タイミングに達しても余寿命がまだ十分に残されていることもある。
【0003】
このことから、交換部品の余寿命に合わせた運転方法の提案が求められており、従来技術として、例えば特許文献1が知られている。特許文献1では、発電設備の適切な運用を支援する発電設備の運用支援装置を提供することを目的として、「発電設備の運転を停止する停止時期を設定する発電設備の運用支援装置であって、前記停止時期の候補となる候補停止時期を設定する候補停止時期設定部と、前記発電設備の寿命を示す指標であって、前記発電設備の出力に応じて値が一方向に変化する寿命指標値の、現在以降の所定の時期である開始時期における値を取得する寿命指標値取得部と、単位時間毎の電力供給量に対して割り当てられる電力の安定供給に対する貢献度を、前記開始時期から前記候補停止時期までのそれぞれの単位時間毎に取得する貢献度取得部と、前記開始時期における前記寿命指標値と、前記開始時期から前記候補停止時期までの前記貢献度とに基づき、前記候補停止時期における前記寿命指標値が予め定めた所定値となり、かつ、前記開始時期から前記候補停止時期までの、単位時間毎の前記貢献度と電力供給量とに基づいた評価値が最大となるように、前記開始時期から前記候補停止時期までの前記発電設備の単位時間毎の出力パターンを設定する出力パターン設定部と、前記出力パターンに基づき、前記停止時期を設定する停止時期設定部と、を有する、発電設備の運用支援装置。」としたものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020―167926号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
交換部品の劣化進行の加速と引き換えに性能向上が期待されるような産業機械であれば、運転方法を見直すことで同じ交換タイミングであっても高い性能を発揮することができる。交換タイミングが早まることを許容して性能向上を求めることや、逆に性能低下を許容して交換タイミングの延期を求めることなど、産業機械の運用者や装置を取り巻く状況によってその要求は様々である。
【0006】
しかしながら、特許文献1に記載の装置では、そのような千差万別の要求に対応することは想定されておらず、常に評価値が最大となるよう出力パターンを設定ことが想定され、また、要求を反映する手段と実現するために劣化進行の加速と性能向上の関係性を利用していない。
【0007】
このことから本発明においては、産業機械への要求に柔軟に対応した運転方法を提案することができる運転方法提案装置、並びに運転方法提案方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
以上のことから本発明においては「装置の運転方法を評価する運転方法提案装置であって、装置の運転に対する要求項目を入力する入力部と、装置の運転に関する設定項目を含む装置の稼働情報を受け付ける受付部と、受付部が受け付けた稼働情報を用いて、要求項目に関係する二つ以上の装置の運転評価項目を算出する第一算出部と、要求項目と、二つ以上の運転評価項目同士の関係性とに基づき、装置の設定項目を算出する設定項目算出部と、設定項目算出部により算出した設定項目に基づいて、二つ以上の運転評価項目を算出する第二算出部と、第二算出部が算出した2つ以上の運転評価項目を出力する出力部を備えることを特徴とする運転方法提案装置。」としたものである。
【0009】
また本発明においては、「計算機を用いて、装置の運転方法を評価する運転方法提案方法であって、計算機は、装置の運転に対する要求項目を入力する入力部と、装置の運転に関する設定項目を含む装置の稼働情報を受け付ける受付部と、出力部と、演算部を備え、演算部は、稼働情報を用いて、要求項目に関係する二つ以上の装置の運転評価項目を算出し、要求項目と、二つ以上の運転評価項目同士の関係性とに基づき、装置の設定項目を算出し、設定項目に基づいて、二つ以上の運転評価項目を算出し、出力部は、算出した2つ以上の運転評価項目を出力することを特徴とする運転方法提案方法。」としたものである。
【発明の効果】
【0010】
本発明によって、産業機械への要求に柔軟に対応した運転方法を提案することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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