TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024178761
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-25
出願番号2023097147
出願日2023-06-13
発明の名称蓄電モジュール製造装置、及び、蓄電モジュール製造方法
出願人株式会社豊田自動織機
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H01M 10/04 20060101AFI20241218BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】積層時におけるワークの位置ズレを抑制可能な蓄電モジュール製造装置、及び、蓄電モジュール製造方法を提供する。
【解決手段】蓄電モジュール製造装置100は、搬送対象である第3電極ユニット62を検出するセンサC4と、積層対象である第3電極ユニット62を検出するセンサC5と、調整機構G5と、を備える。センサC4は、ハンド部H4に保持された第3電極ユニット62を検出し、センサC5は、ステージT5に載置された第3電極ユニット62を検出する。調整機構G5は、センサC4による検出結果とセンサC5による検出結果とに基づいてステージT5を移動させることにより、第3電極ユニット62の相対位置を調整する。
【選択図】図13


特許請求の範囲【請求項1】
蓄電モジュールの構成部品である第1ワークが載置された第1装置と、
前記蓄電モジュールの構成部品である第2ワークが載置された第2装置と、
前記第1装置に載置された前記第1ワークを前記第2装置へ搬送し、第1方向に沿って前記第1ワークを前記第2装置に載置された前記第2ワークに積層する搬送装置と、
前記第1ワークを検出する第1センサと、
前記第2ワークを検出する第2センサと、
前記第2装置において前記第1ワークに対する前記第2ワークの位置を調整する調整機構と、
を備え、
前記搬送装置は、
前記第1装置において前記第1ワークをピックアップして保持するハンド部と、
前記第1ワークを保持した状態の前記ハンド部を、前記第2装置のステージに載置された前記第2ワーク上の所定位置に移動させることで、前記第1ワークを前記所定位置に搬送する移動部と、
を含み、
前記第1センサは、前記ハンド部に保持された前記第1ワークの当該ハンド部に対する位置を検出し、
前記第2センサは、前記ステージに載置された前記第2ワークの当該ステージに対する位置を検出し、
前記調整機構は、前記第2装置に設けられており、前記第1センサによる前記第1ワークの検出結果と前記第2センサによる前記第2ワークの検出結果とに基づいて前記ステージを移動させることにより、前記所定位置において前記ハンド部に保持された前記第1ワークに対する前記第2ワークの位置を調整する、
蓄電モジュール製造装置。
続きを表示(約 2,100 文字)【請求項2】
前記第2ワークは、前記第1方向からみて、矩形状であって、互いに交差する方向に延びる第1エッジ及び第2エッジを含み、
前記第2センサは、少なくとも前記第1エッジ内の1点、及び、前記第2エッジ内の互いに離間した2点を検出することで、前記第2ワークの前記ステージに対する位置を検出し、
前記調整機構は、前記第1方向に交差する面内の互いに交差する2方向に前記ステージを移動させると共に、前記第1方向に交差する前記面内において前記ステージを回転させることにより、前記第1ワークに対する前記第2ワークの位置を調整する、
請求項1に記載の蓄電モジュール製造装置。
【請求項3】
前記第1ワークは、前記第1方向からみて、矩形状であって、互いに交差する方向に延びる第3エッジ及び第4エッジを含み、
前記第1センサは、少なくとも前記第3エッジ内の1点、及び、前記第4エッジ内の互いに離間した2点を検出することで、前記第1ワークの前記ハンド部に対する位置を検出する、
請求項2に記載の蓄電モジュール製造装置。
【請求項4】
前記ハンド部には、前記第1方向に沿って当該ハンド部を貫通する第1貫通部が設けられており、
前記第1センサは、前記ハンド部に保持された前記第1ワークの前記第3エッジ内の前記1点、及び、前記第2エッジ内の互いに離間した前記2点を、前記第1貫通部を介して検出することで、前記第1ワークの前記ハンド部に対する位置を検出する、
請求項3に記載の蓄電モジュール製造装置。
【請求項5】
前記ステージには、前記第1方向に当該ステージを貫通する第2貫通部が設けられており、
前記第2センサは、前記ステージに載置された前記第2ワークの前記第1エッジ内の前記1点、及び前記第2エッジ内の互いに離間した前記2点を、前記第2貫通部を介して検出することで、前記第2ワークの前記ステージに対する位置を検出する、
請求項2に記載の蓄電モジュール製造装置。
【請求項6】
前記ハンド部における前記第1センサに対向する面において、前記第1方向からみて前記第1ワークのエッジの外側から内側にわたる少なくとも一部の領域は、前記第1ワークの前記エッジと異なる色に着色されており、
前記ステージにおける前記第2センサに対向する面において、前記第1方向からみて前記第2ワークのエッジの外側から内側にわたる少なくとも一部の領域は、前記第2ワークの前記エッジと異なる色に着色されている、
請求項1~5のいずれか一項に記載の蓄電モジュール製造装置。
【請求項7】
第1装置に配置された蓄電モジュールの構成部品である第1ワークを、第2ワークが載置された第2装置へ搬送し、第1方向に沿って前記第1ワークを前記第2ワークに積層する搬送工程を備え、
前記搬送工程は、
前記第1装置においてハンド部により前記第1ワークをピックアップして保持する第1工程と、
前記第1工程の後に、前記第1工程で保持された前記第1ワークの前記ハンド部に対する位置を検出する第2工程と、
前記第2工程の後に、前記ハンド部を、前記第2装置のステージに載置された前記第2ワーク上の所定位置に移動させることで、前記第1ワークを前記所定位置に搬送する第3工程と、
前記ステージに載置された前記第2ワークの当該ステージに対する位置を検出する第4工程と、
前記第3工程及び第4工程の後に、前記第2工程での前記第1ワークの検出結果と前記第4工程での前記第2ワークの検出結果とに基づいて前記ステージを移動させることにより、前記第1ワークに対する前記第2ワークの位置を調整する第5工程と、
を含む、
蓄電モジュール製造方法。
【請求項8】
前記第2ワークは、前記第1方向からみて、互いに交差する方向に延びる第1エッジ及び第2エッジを含み、
前記第4工程では、少なくとも前記第1エッジ内の1点、及び、前記第2エッジ内の互いに離間した2点を同時に検出することで、前記第2ワークの前記ステージに対する位置を検出し、
前記第5工程では、前記第1方向に交差する面内の互いに交差する2方向に前記ステージを移動させると共に、前記第1方向に交差する前記面内において前記ステージを回転させることにより、前記第1ワークに対する前記第2ワークの位置を調整する、
請求項7に記載の蓄電モジュール製造方法。
【請求項9】
前記第1ワークは、前記第1方向からみて、互いに交差する方向に延びる第3エッジ及び第4エッジを含み、
前記第2工程では、少なくとも前記第3エッジ内の1点、及び、前記第4エッジ内の互いに離間した2点を同時に検出することで、前記第1ワークの前記ハンド部に対する位置を検出する、
請求項7に記載の蓄電モジュール製造方法。
【請求項10】
前記第2工程と前記第4工程とが同時に実施される、
請求項7~9のいずれか一項に記載の蓄電モジュール製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、蓄電モジュール製造装置、及び、蓄電モジュール製造方法に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、正極と負極とをセパレータで挟んで積層することで構造体を形成する電極積層装置が記載されている。この電極積層装置は、構造体の構成部品である正極、負極、及びセパレータといったワークを長手方向に搬送するコンベアと、各ワークを1枚ずつ積層部に移送し、積層を行うハンド装置と、を備えている。また、電極積層装置は、各ワークが移送される位置よりも長手方向上流側の位置で、各ワークを撮像する撮像カメラと、撮像により取得した画像データに基づいて、ハンド装置の駆動を制御する制御装置と、を備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-18776号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1では、ハンド装置によるワークの移送中に、ハンド装置によってワークを正しい向きに直すことで、積層部におけるワークの積層を正確に行い得るとされている。しかしながら、ワークが大型化した場合、搬送するワークの重量も重くなるため、搬送に伴うハンド装置への負荷が大きくなり、ハンド装置の位置調整の精度が安定しないおそれがある。
【0005】
本開示は、積層時におけるワークの位置ズレを抑制可能な蓄電モジュール製造装置、及び、蓄電モジュール製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る蓄電モジュール製造装置は、蓄電モジュールの構成部品である第1ワークが載置された第1装置と、蓄電モジュールの構成部品である第2ワークが載置された第2装置と、第1装置に載置された第1ワークを第2装置へ搬送し、第1方向に沿って第1ワークを第2装置に載置された第2ワークに積層する搬送装置と、第1ワークを検出する第1センサと、第2ワークを検出する第2センサと、第2装置において第1ワークに対する第2ワークの位置を調整する調整機構と、を備え、搬送装置は、第1装置において第1ワークをピックアップして保持するハンド部と、第1ワークを保持した状態のハンド部を、第2装置のステージに載置された第2ワーク上の所定位置に移動させることで、第1ワークを所定位置に搬送する移動部と、を含み、第1センサは、ハンド部に保持された第1ワークの当該ハンド部に対する位置を検出し、第2センサは、ステージに載置された第2ワークの当該ステージに対する位置を検出し、調整機構は、第2装置に設けられており、第1センサによる第1ワークの検出結果と第2センサによる第2ワークの検出結果とに基づいてステージを移動させることにより、所定位置においてハンド部に保持された第1ワークに対する第2ワークの位置を調整する、蓄電モジュール製造装置。
【0007】
この装置では、第1ワークの搬送元である第1装置において、ハンド部にピックアップされて保持された状態の第1ワークの当該ハンド部に対する位置が第1センサにより検出される。また、第1ワークの搬送先である第2装置において、当該第2装置のステージに載置された第2ワークの当該ステージに対する位置が第2センサにより検出される。そして、これらの第1センサ及び第2センサの検出結果に基づいてステージを移動させることにより、第1ワークに対する第2ワークの相対位置が調整される。よって、積層時におけるワークの位置ズレが抑制される。また、一般に、ハンド部等によって吊り下げられたワークを搬送する搬送装置において、ワークの重量が増加すると、搬送装置側の位置調整の精度が低下する。これに対して、この装置によれば、ステージの移動によって第1ワークに対する第2ワークの位置の調整を行うため、搬送装置の可搬重量の増加に伴う位置調整の精度の低下の影響を受けることなく、積層時におけるワークの位置ズレを確実に抑制可能である。
【0008】
本開示に係る蓄電モジュール製造装置では、第2ワークは、第1方向からみて、矩形状であって、互いに交差する方向に延びる第1エッジ及び第2エッジを含み、第2センサは、少なくとも第1エッジ内の1点、及び、第2エッジ内の互いに離間した2点を検出することで、第2ワークのステージに対する位置を検出し、調整機構は、第1方向に交差する面内の互いに交差する2方向にステージを移動させると共に、第1方向に交差する面内においてステージを回転させることにより、第1ワークに対する第2ワークの位置を調整してもよい。
【0009】
本開示に係る蓄電モジュール製造装置では、第1ワークは、第1方向からみて、矩形状であって、互いに交差する方向に延びる第3エッジ及び第4エッジを含み、第1センサは、少なくとも第3エッジ内の1点、及び、第4エッジ内の互いに離間した2点を検出することで、第1ワークのハンド部に対する位置を検出してもよい。
【0010】
本開示に係る蓄電モジュール製造装置では、ハンド部には、第1方向に沿って当該ハンド部を貫通する第1貫通部が設けられており、第1センサは、ハンド部に保持された第1ワークの第3エッジ内の1点、及び、第2エッジ内の互いに離間した2点を、第1貫通部を介して検出することで、第1ワークのハンド部に対する位置を検出してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

株式会社豊田自動織機
エンジンシステム
1日前
個人
電波吸収体
24日前
東レ株式会社
二次電池
15日前
愛知電機株式会社
変圧器
22日前
電建株式会社
端子金具
29日前
SMK株式会社
コネクタ
29日前
株式会社東光高岳
開閉器
1日前
三菱電機株式会社
回路遮断器
29日前
太陽誘電株式会社
全固体電池
3日前
富士電機株式会社
半導体装置
29日前
株式会社水素パワー
接続構造
24日前
三菱電機株式会社
端子カバー
15日前
株式会社カネカ
接着加工装置
24日前
株式会社カネカ
接着加工装置
24日前
太陽誘電株式会社
全固体電池
24日前
日本特殊陶業株式会社
保持装置
29日前
トヨタ自動車株式会社
二次電池
29日前
個人
電波散乱方向制御板
15日前
株式会社村田製作所
コイル部品
22日前
日機装株式会社
半導体発光装置
22日前
日本電気株式会社
波長可変レーザ
28日前
日新イオン機器株式会社
イオン注入装置
17日前
株式会社ダイヘン
搬送装置
29日前
三菱製紙株式会社
熱暴走抑制耐火シート
23日前
トヨタ自動車株式会社
セルケース
29日前
三洋化成工業株式会社
高分子固体電解質
24日前
イビデン株式会社
プリント配線板
1日前
住友電装株式会社
コネクタ
15日前
株式会社島津製作所
X線撮影装置
29日前
株式会社カネカ
配線部材の加工装置
24日前
マクセル株式会社
扁平形電池
22日前
富士電機株式会社
半導体装置
1日前
株式会社ノーリツ
燃料電池システム
17日前
マクセル株式会社
全固体電池
29日前
日本電気株式会社
半導体光増幅素子
28日前
富士電機株式会社
半導体装置
15日前
続きを見る