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公開番号2024178206
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-24
出願番号2024152708,2023210692
出願日2024-09-04,2019-09-03
発明の名称ビデオ・エンコーダ、ビデオ・デコーダ及び対応する方法
出願人華為技術有限公司,HUAWEI TECHNOLOGIES CO.,LTD.
代理人弁理士法人ITOH
主分類H04N 19/119 20140101AFI20241217BHJP(電気通信技術)
要約【課題】画像又はビデオ信号をコーディング・ユニット分割及びパーティショニングするビデオ符号化及び復号化に使用される方法を提供する。
【解決手段】符号化方法は、現在ブロックのサイズが最小許容四分木リーフ・ノード・サイズより大きいかどうかを決定することと、現在ブロックのサイズが最小許容四分木リーフ・ノード・サイズより大きくない場合に、最大許容二分木ルート・ノード・サイズに基づいて、二分木分割を前記現在ブロックに適用することと、二分木分割を現在ブロックに適用した後に現在ブロックの予測ブロックを生成することと、現在ブロック及び予測ブロックに基づいて、現在ブロックの残差ブロックを取得することと、残差ブロックのサンプル値に変換を適用することによって、現在ブロックの変換係数を取得し、ビットストリームに符号化することと、を含む。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
符号化する方法であって、
現在ブロックのサイズが最小許容四分木リーフ・ノード・サイズより大きいかどうかを決定するステップ;
前記現在ブロックのサイズが前記最小許容四分木リーフ・ノード・サイズより大きくないという条件の下で、最大許容三分木ルート・ノード・サイズに基づいて、三分木分割を前記現在ブロックに適用するステップであって、前記最大許容三分木ルート・ノード・サイズは、前記最小許容四分木リーフ・ノード・サイズに基づいて決定され、前記最小許容四分木リーフ・ノード・サイズは、最大許容三分木ルート・ノード・サイズより大きくない、ステップ;
前記三分木分割を前記現在ブロックに適用した後に前記現在ブロックの予測ブロックを生成するステップ;
前記現在ブロック及び前記予測ブロックに基づいて、前記現在ブロックの残差ブロックを取得するステップ;
前記残差ブロックのサンプル値に変換を適用することによって、前記現在ブロックの変換係数を取得するステップ;
前記現在ブロックの前記変換係数をビットストリームに符号化するステップ;
を含む方法。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
請求項1に記載の方法において、前記現在ブロックは非境界ブロックである、方法。
【請求項3】
請求項1に記載の方法において、
画像をブロックに分割するステップであって、前記ブロックは前記現在ブロックを含む、ステップを更に含み、
前記三分木分割を前記現在ブロックに適用するステップは、
最終的な最大マルチタイプ・ツリー深度を有する、前記ブロックの前記現在ブロックに、三分木分割を適用するステップであって、前記最終的な最大マルチタイプ・ツリー深度は、少なくとも最大マルチタイプ・ツリー深度と最大マルチタイプ・ツリー深度オフセットとの合計である、ステップ;
を含む、方法。
【請求項4】
請求項3に記載の方法において、前記最大マルチタイプ・ツリー深度オフセットは0である、方法。
【請求項5】
請求項3に記載の方法において、前記最大マルチタイプ・ツリー深度は0より大きい、方法。
【請求項6】
請求項1に記載の方法において、前記方法は、更に:
第1のシンタックス要素と第2のシンタックス要素を前記ビットストリームに符号化するステップであって、前記第1のシンタックス要素は前記最小許容四分木リーフ・ノード・サイズを導出するために使用され、前記第2のシンタックス要素は前記最大許容三分木ルート・ノード・サイズを導出するために使用される、ステップ;
を含む方法。
【請求項7】
請求項6に記載の方法において、前記第1のシンタックス要素と前記第2のシンタックス要素は、シーケンス・パラメータ・セット(SPS)でシグナリングされる、方法。
【請求項8】
請求項1に記載の方法において、前記方法は、更に:
前記ビットストリームを送信するステップ;
を含む方法。
【請求項9】
復号化する方法であって、
画像の符号化されたデータを含むビットストリームを受信するステップ;
前記画像の現在ブロックのサイズが最小許容四分木リーフ・ノード・サイズより大きいかどうかを決定するステップ;
前記現在ブロックのサイズが前記最小許容四分木リーフ・ノード・サイズより大きくないという条件の下で、最大許容三分木ルート・ノード・サイズに基づいて、三分木分割を前記現在ブロックに適用するステップであって、前記最大許容三分木ルート・ノード・サイズは、前記最小許容四分木リーフ・ノード・サイズに基づいて決定され、前記最小許容四分木リーフ・ノード・サイズは、最大許容三分木ルート・ノード・サイズより大きくない、ステップ;
前記ビットストリームから、前記現在ブロックの変換係数を取得するステップ;
前記現在ブロックの前記変換係数に基づいて、前記現在ブロックの残差ブロックを取得するステップ;
前記現在ブロックの前記残差ブロック及び前記現在ブロックの予測ブロックに基づいて、前記現在ブロックを再構成するステップ;
を含む方法。
【請求項10】
請求項9に記載の方法において、前記現在ブロックは非境界ブロックである、方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本願の実施態様は、一般に、ビデオ・コーディングの分野に関連し、より具体的にはコーディング・ユニット分割及びパーティショニングに関連する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
ビデオ・コーディング(ビデオ符号化及び復号化)は、幅広いデジタル・ビデオ・アプリケーションにおいて、例えば放送用デジタルTV、インターネットやモバイル・ネットワークを介したビデオ伝送、ビデオ・チャットのようなリアルタイム会話アプリケーション、ビデオ会議、DVD及びブルーレイ・ディスク、ビデオ・コンテンツ捕捉編集システム、及びセキュリティ・アプリケーションのカムコーダにおいて使用される。
【0003】
1990年のH.261規格におけるブロック・ベースのハイブリッド・ビデオ・コーディング・アプローチの開発により、新たなビデオ・コーディング技術及びツールが開発されており、新たなビデオ・コーディング規格の基礎を築いている。更なるビデオ・コーディング規格は、MPEG-1ビデオ、MPEG-2ビデオ、ITU-T H.262/MPEG-2、ITU-T H.263、ITU-T H.264/MPEG-4 Part10、アドバンスト・ビデオ・コーディング(AVC)、ITU-T H.265/高効率ビデオ・コーディング(HEVC)、ITU-T H.266/汎用ビデオ・コーディング(VVC)及び拡張、例えばそのような規格のスケーラビリティ及び/又は三次元(3D)拡張を含む。ビデオの制作及び利用が益々普及するにつれて、ビデオ・トラフィックは、通信ネットワーク及びデータ・ストレージにとって最大の負担であり、従って、多くのビデオ・コーディング規格の目的の1つは、以前のものと比較して、画質を犠牲にすることなくビット・レート削減を達成することであった。最新の高効率ビデオ・コーディング(HEVC)は、画質を犠牲にすることなく、AVCの約2倍でビデオを圧縮することが可能であるが、それでも、HEVCと比較してビデオを更に圧縮するための新たな技術が熱望されている。
【0004】
比較的短いビデオでさえ描写するために必要とされるビデオ・データの量は、相当なものである可能性があり、データが、限られた帯域幅容量を有する通信ネットワークを介してストリーミングされるか又は別の方法で通信される場合には、困難を生じる可能性がある。従って、ビデオ・データは、一般に、今日の電気通信ネットワークを介して通信される前に圧縮される。また、ビデオがストレージ・デバイスに記憶される場合には、メモリ・リソースが制限される可能性があるので、ビデオのサイズも問題となる可能性がある。ビデオ圧縮デバイスは、しばしば、伝送又は記憶の前にビデオ・データをコーディング化するためにソースにおいてソフトウェア及び/又はハードウェアを使用し、それによってデジタル・ビデオ画像を表すのに必要なデータ量を減少させる。次いで、圧縮されたデータは、ビデオ・データを復号化するビデオ非圧縮デバイスによって宛先で受信される。限られたネットワーク・リソース及びより高いビデオ品質の絶え間なく増進する要請により、画像品質にほとんど犠牲を払わずに圧縮率を改善する改良された圧縮及び非圧縮技術が望まれる。
【発明の概要】
【0005】
本願(又は本開示)の実施形態は、独立請求項により符号化及び復号化するための装置及び方法を提供する。上記及び他の目的は、独立請求項の対象事項によって達成される。更なる実装形式は、従属請求項、明細書及び図面から明らかである。
【0006】
第1態様によれば、本発明は、ビデオ復号化方法に関連する。方法は復号化デバイスによって実行される。方法は、現在ブロックのサイズが最小許容四分木リーフ・ノード・サイズより大きいかどうかを決定するステップと、現在ブロックのサイズが最小許容四分木リーフ・ノード・サイズより大きくない場合に、マルチタイプ・ツリー分割を現在ブロックに適用するステップとを含み、最小許容四分木リーフ・ノード・サイズは、最大許容二分木ルート・ノード・サイズより大きくないか、又は最小許容四分木リーフ・ノード・サイズは、最大許容三分木ルート・ノード・サイズより大きくない。
【0007】
現在ブロックは、画像又はコーディング・ツリー・ユニット(CTU)を分割することによって取得されることが可能である。
【0008】
方法は2つのケースを含む可能性がある:1)treeTypeがSINGLE_TREE又はDUAL_TREE_LUMAに等しいこと;2)treeTypeがDUAL_TREE_CHROMAに等しいこと。ケース1)の場合、現在ブロックはルマ・ブロックであり、ケース2)の場合、現在ブロックはクロマ・ブロックである。
【0009】
最大許容二分木ルート・ノード・サイズは、二分木分割を使用して分割することが可能なルマ・コーディング・ルート・ブロックのルマ・サンプルにおける最大ルマ・サイズであってもよい。
【0010】
最大許容三分木ルート・ノード・サイズは、三分木分割を使用して分割することが可能なルマ・コーディング・ルート・ブロックのルマ・サンプルにおける最大ルマ・サイズであってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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