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公開番号2024177859
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-24
出願番号2023096229
出願日2023-06-12
発明の名称乗員検知方法及び乗員検知装置
出願人日産自動車株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B60R 11/02 20060101AFI20241217BHJP(車両一般)
要約【課題】車載システムを、車両を運転する運転者に関連付けられたプロファイルで設定し、さらに、運転者と一緒に車両に同乗する同乗者に応じて、車載システムを異なるモードで制御することができる乗員検知方法及び乗員検知装置を提供する。
【解決手段】乗員検知方法及び乗員検知装置は、複数の受信機により、車両の周囲に位置する一又は複数の携帯機からの電波を受信し、当該電波に基づいて特定される、車両を基準とする携帯機の相対位置に基づいて、携帯機のうち車両の運転席に最も近い携帯機を特定携帯機として抽出する。そして、車両に搭載された車載機器を、特定携帯機に関連付けられたプロファイルによって設定し、携帯機のうち、特定携帯機を除く他携帯機の有無に基づいて、車載機器を制御するモードを設定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両の周囲に位置する一又は複数の携帯機からの電波を受信する複数の受信機と、コントローラと、を備える乗員検知装置に係る乗員検知方法であって、
前記コントローラは、
前記電波に基づいて特定される、前記車両を基準とする前記携帯機の相対位置に基づいて、前記携帯機のうち前記車両の運転席に最も近い携帯機を特定携帯機として抽出し、
前記車両に搭載された車載機器を、前記特定携帯機に関連付けられたプロファイルによって設定し、
前記携帯機のうち、前記特定携帯機を除く他携帯機の有無に基づいて、前記車載機器を制御するモードを設定すること
を特徴とする乗員検知方法。
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
前記複数の受信機は、前記車両の車体中心から見て、
前記車両の前方側且つ運転席側に設けられた第1受信機と、
前記車両の前方側且つ助手席側に設けられた第2受信機と、
前記車両の後方側且つ運転席側に設けられた第3受信機と、
前記車両の後方側且つ助手席側に設けられた第4受信機と、
を少なくとも含むこと
を特徴とする、請求項1に記載の乗員検知方法。
【請求項3】
前記コントローラは、
前記電波に基づいて、
前記携帯機と前記第1受信機の間の第1距離、
前記携帯機と前記第2受信機の間の第2距離、
前記携帯機と前記第3受信機の間の第3距離、
前記携帯機と前記第4受信機の間の第4距離、
を算出し、
前記第1距離、前記第2距離、前記第3距離、前記第4距離、に基づいて、前記相対位置を特定すること
を特徴とする、請求項2に記載の乗員検知方法。
【請求項4】
前記コントローラは、
前記電波に基づいて、
前記携帯機と前記第1受信機を結ぶ線分と前記携帯機と前記第3受信機を結ぶ線分で挟まれた第1角度と、
前記携帯機と前記第2受信機を結ぶ線分と前記携帯機と前記第4受信機を結ぶ線分で挟まれた第2角度と、
を算出し、
前記第1角度、及び、前記第2角度に基づいて、前記相対位置を特定すること
を特徴とする、請求項2に記載の乗員検知方法。
【請求項5】
前記コントローラは、
前記電波に基づいて、
前記携帯機と前記第1受信機を結ぶ線分と前記携帯機と前記第3受信機を結ぶ線分で挟まれた第1角度と、
前記携帯機と前記第2受信機を結ぶ線分と前記携帯機と前記第4受信機を結ぶ線分で挟まれた第2角度と、
を算出し、
前記車両の運転席側のドアが開放された際に、前記第2角度よりも前記第1角度が大きい前記携帯機のうち、前記第1受信機に最も近い前記携帯機を、前記特定携帯機として抽出すること
を特徴とする、請求項2に記載の乗員検知方法。
【請求項6】
前記コントローラは、
前記携帯機を識別する識別子に紐づけられた前記プロファイルを格納するデータベースと接続され、
前記電波から、前記特定携帯機を識別する特定識別子を検出し、
前記データベースから、前記特定識別子に基づいて前記プロファイルを読み出すこと
を特徴とする、請求項1に記載の乗員検知方法。
【請求項7】
前記モードは、前記特定携帯機のユーザによって前記プロファイルに予め紐づけられたモードであること
を特徴とする、請求項1に記載の乗員検知方法。
【請求項8】
前記コントローラは、
前記携帯機が前記特定携帯機のみで構成される場合に、前記モードを通常モードに設定し、
前記通常モードは、前記車載機器の全ての制御が許容されるモードであること
を特徴とする、請求項1~7のいずれか一項に記載の乗員検知方法。
【請求項9】
前記コントローラは、
全ての前記他携帯機が前記プロファイルに紐づけられているか否かを判定し、
全ての前記他携帯機が前記プロファイルに紐づけられていると判定した場合に、前記モードを第1同乗モードに設定し、
全ての前記他携帯機が前記プロファイルに紐づけられていると判定されなかった場合に、前記モードを第2同乗モードに設定し、
前記第1同乗モードにおいて前記車載機器において許容される制御と、前記第2同乗モードにおいて前記車載機器において許容される制御は、異なること
を特徴とする、請求項1~7のいずれか一項に記載の乗員検知方法。
【請求項10】
前記コントローラは、
前記車両の車室内を監視するセンサと接続され、
前記センサからの情報に基づいて、前記車両の運転者を除く乗員の属性を判定し、
前記属性に基づいて、前記第2同乗モードにおいて前記車載機器において許容される制御を決定すること
を特徴とする、請求項9に記載の乗員検知方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、乗員検知方法及び乗員検知装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ユーザの携帯機から送信されるウルトラワイドバンド(UWB)電波を、車両に搭載された複数の無線機によって受信し、UWB電波の到来時刻の差分からUWB電波の到来方向を算出し、到来方向に基づいて携帯機の位置を算出する技術が開示されている。当該技術によれば、算出した携帯機の位置に基づいて、携帯機に近接する車両のドアが開錠される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-99289号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載された技術によれば、車両を運転する運転者を特定するものではなく、車載システムを運転者に関連付けられたプロファイルで設定することができない。さらには、運転者と一緒に車両に同乗する同乗者に応じて、車載システムを異なるモードで制御することができないという問題がある。
【0005】
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものである。その目的とするところは、車載システムを、車両を運転する運転者に関連付けられたプロファイルで設定し、さらに、運転者と一緒に車両に同乗する同乗者に応じて、車載システムを異なるモードで制御することができる乗員検知方法及び乗員検知装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決するために、本発明の一態様に係る乗員検知方法及び乗員検知装置は、複数の受信機により、車両の周囲に位置する一又は複数の携帯機からの電波を受信し、当該電波に基づいて特定される、車両を基準とする携帯機の相対位置に基づいて、携帯機のうち車両の運転席に最も近い携帯機を特定携帯機として抽出する。そして、車両に搭載された車載機器を、特定携帯機に関連付けられたプロファイルによって設定し、携帯機のうち、特定携帯機を除く他携帯機の有無に基づいて、車載機器を制御するモードを設定する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、車載システムを、車両を運転する運転者に関連付けられたプロファイルで設定し、さらに、運転者と一緒に車両に同乗する同乗者に応じて、車載システムを異なるモードで制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本発明の一実施形態に係る乗員検知装置の構成を示すブロック図である。
図2は、本発明の一実施形態に係る乗員検知装置の処理手順を示すフローチャートである。
図3は、車両の周囲に位置する携帯機と受信機の位置関係の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
次に、図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。説明において、同一のものには同一符号を付して重複説明を省略する。
【0010】
[乗員検知装置の構成]
図1は、本実施形態に係る乗員検知装置の構成を示すブロック図である。図1に示すように、本実施形態に係る乗員検知装置は、受信機P1~P4、センサ群71、データベース73、コントローラ100、を備える。コントローラ100は、有線あるいは無線の通信路によって、受信機P1~P4、データベース73、車載機器400と接続される。
(【0011】以降は省略されています)

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