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公開番号
2024177110
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-19
出願番号
2024090952
出願日
2024-06-04
発明の名称
降霜予測システム
出願人
国立大学法人 宮崎大学
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G01W
1/10 20060101AFI20241212BHJP(測定;試験)
要約
【課題】安定して降霜被害を防止することができる降霜予測システムを提供する。
【解決手段】過去複数日の基準地3の実測最低気温または予想最低気温と対応するそれぞれの日の対象地2の実測最低気温との過去相関関係を保持しており、予測日の基準地3の予想最低気温と過去相関関係とから予測日の対象地2の推定最低気温を推定する相関関係式推定ステップS3と、相関関係式推定ステップS3によって推定された推定最低気温から予測日の葉面への降霜を予測する予測ステップS4と、を備えている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
過去複数日の基準地の実測最低気温または予想最低気温と対応するそれぞれの日の対象地の実測最低気温との過去相関関係を保持しており、予測日の前記基準地の予想最低気温と前記過去相関関係とから当該予測日の前記対象地の推定最低気温を推定する相関関係式推定ステップと、
前記相関関係式推定ステップによって推定された推定最低気温から前記予測日の葉面への降霜を予測する予測ステップと、を備えていることを特徴とする降霜予測システム。
続きを表示(約 830 文字)
【請求項2】
前記過去相関関係は、前記基準地の実測最低気温または予想最低気温と前記対象地の実測最低気温との各日の標本からなる標本群のうち、下限側標本群の回帰直線を用いて形成されていることを特徴とする請求項1に記載の降霜予測システム。
【請求項3】
前記標本は、天気、風速、降雨のうち少なくとも一つの条件が満された日のものが採用されていることを特徴とする請求項2に記載の降霜予測システム。
【請求項4】
前記標本は、天気、風速、降雨すべての条件が満された日のものが採用されていることを特徴とする請求項3に記載の降霜予測システム。
【請求項5】
天気、風速、降雨のうち少なくとも一つを検知する第1センサと、気温を計測する第2センサとが異なる場所に配置され、かつ前記第2センサは前記対象地内の窪地に配置されていることを特徴とする請求項2に記載の降霜予測システム。
【請求項6】
前記降霜予測システムは、前記基準地と前記対象地との標高差と前記予測日の前記基準地の予想最低気温とから当該予測日の前記対象地の推定最低気温を推定する標高差式推定ステップをさらに備え、
前記予測ステップは、前記標高差式推定ステップによって推定された推定最低気温からも前記予測日の葉面への降霜を予測することを特徴とする請求項1に記載の降霜予測システム。
【請求項7】
前記予測ステップは、前記相関関係式推定ステップによって推定された推定最低気温と、前記標高差式推定ステップによって推定された推定最低気温から求められた葉面温度のうち、少なくとも一方が条件を満たせば葉面への降霜が発生すると予測することを特徴とする請求項6に記載の降霜予測システム。
【請求項8】
前記降霜予測システムは、数日分の降霜予測を行うことを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の降霜予測システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、降霜を予測する降霜予測システムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
霜による農作物への被害を防ぐためには、降霜が生じる前に不織布、マルチなどを農作物にかけるなどして対処する必要がある。そのためには、前もって降霜を予測することが肝要である。このような降霜予測について、例えば気象庁より発表される霜注意報が知られているが、観測地点の気象情報に応じて発表されるものである。そこで、観測地点と距離、標高、地形特性などが異なる環境であっても、降霜予測を可能とした降霜予測システムが知られている。
【0003】
例えば、特許文献1に示される降霜予測システムは、気象予報サーバに接続されており、気象予報サーバから取得した気象予報データを降霜判定式に代入して条件を満たした場合に降霜が生じるものと判定することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2006-189403号公報(第5,6頁、第2図)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1のような降霜予測システムにおいては、降霜予測が求められる対象地に配置されている現地気象観測装置にも接続されており、現地気象観測装置から取得した現地気象データに基づいて降霜判定式を更新することができる。これにより、降霜判定式が更新されるほど、予測精度を高めることができる。しかしながら、複雑な降霜判定式による予測精度が高まるまでに試行回数を要することから、特に試行回数が十分でない期間にあっては降霜被害が発生する虞があった。
【0006】
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、安定して降霜被害を防止することができる降霜予測システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題を解決するために、本発明の降霜予測システムは、
過去複数日の基準地の実測最低気温または予想最低気温と対応するそれぞれの日の対象地の実測最低気温との過去相関関係を保持しており、予測日の前記基準地の予想最低気温と前記過去相関関係とから当該予測日の前記対象地の推定最低気温を推定する相関関係式推定ステップと、
前記相関関係式推定ステップによって推定された推定最低気温から前記予測日の葉面への降霜を予測する予測ステップと、を備えていることを特徴としている。
この特徴によれば、精度が高い推定最低気温を利用して予測日の対象地の葉面への降霜予測が可能となるため、安定して降霜被害を防止することができる。
【0008】
前記過去相関関係は、前記基準地の実測最低気温または予想最低気温と前記対象地の実測最低気温との各日の標本からなる標本群のうち、下限側標本群の回帰直線を用いて形成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、降霜予測の精度を高めることができる。
【0009】
前記標本は、天気、風速、降雨のうち少なくとも一つの条件が満された日のものが採用されていることを特徴としている。
この特徴によれば、降霜予測の精度を高めることができる。
【0010】
前記標本は、天気、風速、降雨すべての条件が満された日のものが採用されていることを特徴としている。
この特徴によれば、降霜予測の精度をさらに高めることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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