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公開番号2025042968
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-28
出願番号2023150202
出願日2023-09-15
発明の名称サケ科魚類の養殖方法
出願人国立大学法人 宮崎大学
代理人個人,個人,個人,個人
主分類A01K 61/10 20170101AFI20250321BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】低コストで成長を促進することができるサケ科魚類の養殖方法を提供する。
【解決手段】所定以上の期間で淡水である飼育水にて飼育していたサケ科魚類を、所定以上の期間で所定塩分濃度の飼育水にて馴致させる馴致工程と、馴致工程の後に、淡水である飼育水に戻して飼育する復帰飼育工程と、を備える。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
所定以上の期間で淡水である飼育水にて飼育していたサケ科魚類を、所定以上の期間で所定塩分濃度の飼育水にて馴致させる馴致工程と、
前記馴致工程の後に、淡水である飼育水に戻して飼育する復帰飼育工程と、
を備えることを特徴とするサケ科魚類の養殖方法。
続きを表示(約 780 文字)【請求項2】
前記馴致工程は、所定以上の期間で淡水である飼育水にて飼育していたサケ科魚類を、所定以上の期間で所定塩分濃度の飼育水にて馴致させた後、所定以上の期間で前記所定塩分濃度よりも高い所定塩分濃度の飼育水にて馴致させることを特徴とする請求項1に記載のサケ科魚類の養殖方法。
【請求項3】
前記馴致工程は、所定塩分濃度の飼育水にて1週間以上の期間で行われることを特徴とする請求項1または2に記載のサケ科魚類の養殖方法。
【請求項4】
前記馴致工程は、所定塩分濃度の飼育水にて1週間の期間で行われることを特徴とする請求項1または2に記載のサケ科魚類の養殖方法。
【請求項5】
前記馴致工程で用いられる飼育水は、海水と淡水が混合されて構成され、前記淡水である飼育水から初めに移行される飼育水は、海水が全体量の50%まで含まれていることを特徴とする請求項2に記載のサケ科魚類の養殖方法。
【請求項6】
前記馴致工程で用いられる飼育水は、海水と淡水が混合されて構成され、前記復帰飼育工程に移行される直前の飼育水は、海水が全体量の70%まで含まれていることを特徴とする請求項2に記載のサケ科魚類の養殖方法。
【請求項7】
前記馴致工程において塩分濃度を段階的に上昇させた飼育水は、全体量に対する海水の割合の差が25%以内であることを特徴とする請求項2または6に記載のサケ科魚類の養殖方法。
【請求項8】
前記海水は、人工海水であることを特徴とする請求項5または6に記載のサケ科魚類の養殖方法。
【請求項9】
前記馴致工程は、卵黄嚢吸収完了後の0.3gから0.5gまでの稚魚に対して行われることを特徴とする請求項1または2に記載のサケ科魚類の養殖方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、サケ科魚類の養殖方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【0002】
サケ科魚類は、日本における水産物消費量1位の魚種であり、近年世界で最も養殖生産量が増加している魚種である。淡水で生まれるサケ科魚類は、海水移行可能期に海面養殖を行うことにより、成長が飛躍的に促進されることが知られている。サケ科魚類の養殖が盛んなノルウェーやチリにおいては、海水温が18℃を下回る海域を養殖場に利用することができ、冷水性の魚種であるサケ科魚類の海水移行可能期に通年で海面養殖を行うことが可能である。しかし、日本においては、北限海域であっても夏場の海水温が20℃を超えるため、通年でのサケ科魚類の海面養殖を行うことができず、出荷サイズは外国産のものに及ばない。また、海面養殖を行うための養殖場の拡大も漁業権等の問題で難しいことを背景に、日本におけるサケ科魚類の養殖生産量は横ばいとなっている。
【0003】
そこで、日本におけるサケ科魚類の養殖を効率化するための試みが従来から行われてきた。例えば、特許文献1では、海洋深層水の清浄性、低水温性等の特性に着目して、海洋の水深100m以深から汲み上げた海洋深層水(30psu以上)を水槽に流入、循環または汲み置きし、本来淡水中で養殖されるニジマスを海洋深層水中で養殖することにより、成長を促進させている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2007-97518号公報(第4頁~第8頁、第1図~第3図)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1においては、淡水飼育から海洋深層水での飼育に移行する際に、尾叉長11cm以上の個体を用いなければ海水適応能の低さから生残率が低下するという問題があり、予め淡水飼育時においてニジマスの稚魚を十分な大きさまで成長させておく必要がある。そのため、淡水飼育期間が長期化することにより海洋深層水での飼育への移行サイクルが鈍化し、養殖の効率が悪くなってしまう虞があった。また、特許文献1においては、海洋深層水での飼育によりニジマスを出荷サイズまで成長させているため、飼育用の大きな水槽に大量の海洋深層水を汲み上げるための設備の導入コストも高くなってしまう虞がある。低コストでサケ科魚類の成長を促進することができる方法が望まれている。
【0006】
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、低コストで成長を促進することができるサケ科魚類の養殖方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題を解決するために、本発明のサケ科魚類の養殖方法は、
所定以上の期間で淡水である飼育水にて飼育していたサケ科魚類を、所定以上の期間で所定塩分濃度の飼育水にて馴致させる馴致工程と、
前記馴致工程の後に、淡水である飼育水に戻して飼育する復帰飼育工程と、
を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、サケ科魚類は、一時的に海水を含む飼育水に馴致させた後に淡水に戻されると、淡水のみで飼育した場合に比べて、成長を促進することができる。つまり、馴致工程に必要な塩分濃度に飼育水を調製できさえすればよく、低コストでサケ科魚類の成長を促進させることができる。
【0008】
前記馴致工程は、所定以上の期間で淡水である飼育水にて飼育していたサケ科魚類を、所定以上の期間で所定塩分濃度の飼育水にて馴致させた後、所定以上の期間で前記所定塩分濃度よりも高い所定塩分濃度の飼育水にて馴致させることを特徴としている。
この特徴によれば、サケ科魚類は、淡水から塩分濃度を段階的に上昇させた飼育水にそれぞれ馴致させた後に淡水に戻されると、淡水のみで飼育した場合に比べて、成長をさらに促進することができる。
【0009】
前記馴致工程は、所定塩分濃度の飼育水にて1週間以上の期間で行われることを特徴としている。
この特徴によれば、馴致工程が各塩分濃度の飼育水にて1週間以上行われた場合に、海水適用能が向上し、特にその後の復帰飼育工程でサケ科魚類の成長を効率よく促進させることができる。
【0010】
前記馴致工程は、所定塩分濃度の飼育水にて1週間の期間で行われることを特徴としている。
この特徴によれば、馴致工程が各塩分濃度の飼育水にて1週間行われた場合に、最短期間でサケ科魚類の成長を効率よく促進させることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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