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公開番号2024176894
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-19
出願番号2023095753
出願日2023-06-09
発明の名称バッテリモジュール、及びバッテリパック
出願人本田技研工業株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類H01M 50/211 20210101AFI20241212BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】バッテリモジュールの重量増加を抑制しつつ、搭載効率の向上を図ることが可能なバッテリモジュールを提供すること。
【解決手段】バッテリモジュールは、複数の二次電池を積層した積層体と、積層体の第1の面と対向し、積層体の積層方向に延設されたサイド拘束部材と、を備え、第1の面は、積層体の下面に対して鉛直方向の面であり、かつ、積層方向に沿った面であり、第1の面とサイド拘束部材とは、接合部材により接合されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
バッテリモジュールであって、
複数の二次電池を積層した積層体と、
前記積層体の第1の面と対向し、前記積層体の積層方向に延設されたサイド拘束部材と、を備え、
前記第1の面は、前記積層体の下面に対して鉛直方向の面であり、かつ、前記積層方向に沿った面であり、
前記第1の面と前記サイド拘束部材とは、接合部材により接合されていることを特徴とするバッテリモジュール。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記バッテリモジュールが配置されるケース内において、
前記バッテリモジュールは、前記積層体の前記第1の面に対して交差する交差方向に複数配置され、
前記サイド拘束部材は、前記ケース内に隣接して配置された他のバッテリモジュールのサイド拘束部材と、前記交差方向において対向した状態で配置されることを特徴とする請求項1に記載のバッテリモジュール。
【請求項3】
前記積層体の前記第1の面と交差する方向における前記積層体の第2の面に沿った方向に構成された一つの長尺のエンド拘束部材は、前記第2の面の方向に配置された複数のバッテリモジュールを保持することを特徴とする請求項2に記載のバッテリモジュール。
【請求項4】
前記積層体の前記第1の面と交差する方向における前記積層体の第2の面を保持し、前記サイド拘束部材と連結されたエンド拘束部材を更に備え、
前記エンド拘束部材は、
前記バッテリモジュールが配置される前記ケースに連結されることを特徴とする請求項2に記載のバッテリモジュール。
【請求項5】
前記エンド拘束部材は、前記第2の面に沿った方向に、他のエンド拘束部材と連結可能に構成されており、
前記エンド拘束部材及び前記他のエンド拘束部材を含む複数のエンド拘束部材は、前記第2の面の方向に配置された複数のバッテリモジュールを保持することを特徴とする請求項4に記載のバッテリモジュール。
【請求項6】
前記バッテリモジュールは、
前記サイド拘束部材、及び前記エンド拘束部材を介して、前記ケースに保持されることを特徴とする請求項4に記載のバッテリモジュール。
【請求項7】
前記エンド拘束部材は、前記ケース内において、前記交差方向に隣接して配置された他のバッテリモジュールの他のエンド拘束部材と連結されていることを特徴とする請求項4に記載のバッテリモジュール。
【請求項8】
前記エンド拘束部材は、前記エンド拘束部材、及び前記他のエンド拘束部材の双方に当接する連結ピンの嵌合によって、前記他のエンド拘束部材と連結されていることを特徴とする請求項7に記載のバッテリモジュール。
【請求項9】
前記エンド拘束部材には、前記連結ピンと嵌合する第1の嵌合部が形成されており、前記他のエンド拘束部材には、前記連結ピンと嵌合する第2の嵌合部が形成されており、
前記連結ピンが、前記第1の嵌合部、及び前記第2の嵌合部と嵌合することにより、前記エンド拘束部材と、前記他のエンド拘束部材とは連結されることを特徴とする請求項8に記載のバッテリモジュール。
【請求項10】
前記連結ピンが、前記第1の嵌合部、及び前記第2の嵌合部に嵌合された状態で、前記第1の嵌合部における嵌合状態と、前記第2の嵌合部における嵌合状態とが異なるように、
前記第1の嵌合部、及び前記第2の嵌合部のそれぞれは、異なる形状に形成されていることを特徴とする請求項9に記載のバッテリモジュール。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明はバッテリモジュール、及びバッテリパックに関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
近年、より多くの人々が手ごろで信頼でき、持続可能かつ先進的なエネルギーへのアクセスを確保できるようにするため、エネルギーの効率化に貢献する二次電池に関する研究開発が行われている。
【0003】
特許文献1には、バッテリモジュールの構成として、複数のバッテリセル(二次電池)を積層した積層体、一対のバインドバー、及び、一対のエンドプレートが開示されている。一対のバインドバーは、複数のバッテリセルの積層方向を拘束する部材であり、一対のエンドプレートは、バッテリセルの幅方向(積層方向に対して交差する方向)を拘束する部材である。一対のバインドバー及び一対のエンドプレートは、主に複数のバッテリセルの積層体の保持や保護を目的とした構成部品である。
【0004】
複数のバッテリモジュールを外力から保護するための筐体(ケース)に搭載(配置)することでバッテリパックが形成される。バッテリパックの筐体には、強度剛性や耐外力性能の確保、車両との結合を目的として、クロスメンバーやサイドフレーム等の構造部材が設けられている。
【0005】
クロスメンバーは、筐体内において、複数のバッテリセルの積層方向に沿って延設された構造部材であり、複数のバッテリセルを積層方向に拘束するバインドバーと同様の方向に延設された構造部材である。また、サイドフレームは、筐体内における複数のバッテリセルの配置方向(積層方向に対して交差する方向)に延設された構造部材であり、バッテリセルの幅方向を拘束するエンドプレートと同様の方向に延設された構造部材である。
【0006】
クロスメンバー及びサイドフレームは、バッテリパックの筐体における車両前後方向と車両左右方向に対する強度剛性や耐外力性能に寄与しており、クロスメンバーやサイドフレームにより、複数のバッテリモジュールが筐体内において保持され、保護される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
国際公開第2019/167689号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、筐体に設けられた構造部材(クロスメンバー、サイドフレーム)と、バッテリモジュールを構成する構造部材(バインドバー、エンドプレート)と、は独立に設けられており、コスト、重量、バッテリモジュールを筐体に搭載するためのスペース確保の観点で非効率的ともなり得る。
【0009】
バインドバー及びエンドプレートによってバッテリモジュールを固定し、クロスメンバー及びサイドフレームによって、複数のバッテリモジュールを保持し、強度剛性や耐外力性能を確保させようとすると、バッテリモジュールの重量は増加するため、重量増加を抑制することが求められる。
【0010】
また、バッテリモジュールを構成する構造部材(バインドバー、エンドプレート)や筐体(以下、ケースともいう)に設けられた構造部材(クロスメンバー、サイドフレーム)は、ケース内において、バッテリセルの搭載空間を部分的に占有するため、二次電池を含むバッテリモジュールの搭載効率の向上が求められる。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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