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公開番号
2025027921
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-28
出願番号
2023143265
出願日
2023-08-17
発明の名称
コンタクト及びこれを用いたICソケット
出願人
個人
代理人
主分類
H01R
33/76 20060101AFI20250220BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】小型高密度化が容易であり、高いバネ性が得られると共に、2つの接触対象のいずれに対しても安定した電気的接触が可能であり、且つ、ICソケットへの取り付けが容易なコンタクト及びこれを用いたICソケットを提供することにある。
【解決手段】一片が長く他片が短いほぼ「くの字形」のコンタクトの、長片の先端は平板状のソケット本体を斜めに貫くコンタクト収容部出口から突出し第1の接点となり、「くの字形」屈曲部の円弧状突出部はソケット本体のコンタクト収容部入口より外側に広がるコーナー部に接し、それに繋がる短片の先端は第2の接点としてソケット本体より突出する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
一片が長く他片が短いほぼ「くの字形」のコンタクトの、長片の先端は平板状のソケット本体を斜めに貫くコンタクト収容部出口から突出し第1の接点となり、「くの字形」屈曲部の円弧状突出部はソケット本体のコンタクト収容部入口より外側に広がるコーナー部に接し、それに繋がる短片の先端は第2の接点としてソケット本体より突出する。
続きを表示(約 320 文字)
【請求項2】
請求項1と同じ構成のコンタクトで、
長片部の中間で根本部より先端側が外側に屈曲しまた内側に屈曲し根本部とほぼ平行に延びているが、この屈曲部はコンタクト収容部の壁面間よりわずかに小さく設定される。
第1、第2の接点が対象と接触しコンタクトの「くの字形」が深く変形するとき長片部は中間屈曲部がコンタクト収容部の壁面と接しそこを支点として先端側が傾きを深くする方向に変形、短片側は円弧状突出部コーナー接蝕部を支点に先端側が傾きを深くする方向に変形する。
この時長片部の中間屈曲部と円弧状突出部コーナー接蝕部の間は外側に円弧状に変形するがコンタクト収容部の壁面には当接しないように設定される。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンタクト及びこれを用いたICソケットに関し、より詳細には上下に2つの接触対象を有するコンタクトと、このようなコンタクトを用いるICソケットに関する。
続きを表示(約 2,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、半導体パッケージ(以下、「ICパッケージ」という。)を搭載し、試験するためのICソケットのコンタクトとして、特許文献1に開示されるような上下に2つの接触対象(例えば、上方はICパッケージであり、下方はプリント配線板である。)を有するコンタクトが用いられてきた。このようなコンタクトは、ICソケットに搭載されるICパッケージとテストボードのようなプリント配線板のいずれにも弾性的に接触することで、ICパッケージとプリント配線板を電気的に接続し得るように構成されている。
【0003】
特開2008-21459号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、このようなコンタクトは、ICソケットに搭載されるICパッケージやプリント配線板の外部接点の挟ピッチ化に伴い、コンタクト自身の小型化が要求されている。
従ってコンタクトの小型化にもかかわらず、ICソケットに搭載されるICパッケージやプリント配線板のような2つの接触対象に対して安定した電気的接続を得るために、特許文献1に示されるように、コンタクトのバネ性を高くする工夫がなされてきている。
【0005】
本発明の目的は、コンタクト及びそれを用いたICソケットにおいて、コンタクトの大きさがほぼ同じであってもさらにそのバネ性を向上させ、2つの接触対象の外部接点と電気的に接触するコンタクトの接点部の弾性変位量を大きくすることにある。より具体的にはコンタクト内の全領域において材料の弾性限界にまで曲げ応力が一様の曲げ変形をすることである。
それにより、ICソケットに搭載されるICパッケージやプリント配線板の反りによって生ずるコンタクトの接点部と外部接点との間の電気的接触の不均一化を防止することが可能となる。 結果として、接触対象としてのICパッケージやプリント配線板に反りがあったとしても、本発明に係るコンタクト及びそれを用いたICソケットは、より安定した電気的接続を得ることができる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一片が長く他片が短いほぼ「くの字形」のコンタクトの、長片の先端は平板状のソケット本体を斜めに貫くコンタクト収容部出口から突出し第1の接点となり、「くの字形」屈曲部の円弧状突出部はソケット本体のコンタクト収容部入口より外側に広がるコーナー部に接し、それに繋がる短片の先端は第2の接点としてソケット本体より突出する。
【0007】
上記と同じ構成のコンタクトで、
長片部の中間で根本部より先端側が外側に屈曲しまた内側に屈曲し根本部とほぼ平行に延びているが、この屈曲部はコンタクト収容部の壁面間よりわずかに小さく設定される。
第1、第2の接点が対象と接触しコンタクトの「くの字形」が深く変形するとき長片部は中間屈曲部がコンタクト収容部の壁面と接しそこを支点として先端アーム部が傾きを深くする方向に変形、短片側は円弧状突出部コーナー接蝕部を支点に先端側が傾きを深くする方向に変形する。
この時長片部の中間屈曲部と円弧状突出部コーナー接蝕部の間中央弾性変形部は外側に円弧状に変形するがコンタクト収容部の壁面には当接しないように設定される。
【発明の効果】
【0008】
実際の使用状態は図5のようで、コンタクトの第1の接点部は上の接触対象から、第2の接点部は下の接触対象から、長片部の中間屈曲部と円弧状突出部はソケット本体から力を受けて釣り合っている。
本構造の理論的な考え方を分かりやすくするために、コンタクトの形を長片部中間屈曲部と円弧状突出部を省略するなど単純化しまた力の向きも垂直であるとして、コンタクトの受ける力の関係と変形と接点間変位を図1、2で説明する。
ここでは長片の先端第1の接点部はA点、中間屈曲部はB点、円弧状突出部はC点、短片の先端第2の接点部はD点で現わされている。
【0009】
図1においてコンタクトの受ける力とモーメントの関係を説明する。
A点とD点は外から受ける力で釣り合っておりこの力をPとする。B点とC点はソケット本体から力を受けて釣り合っておりこの力をFとする。長片部の先端アーム部ABの長さをS
1
、短片CD長さをS
2
、中央弾性変形部BCの長さを2Lとすると、C点におけるモーメントの釣合からP(2L+S
1
)-2FL=PS
2
。
ここでS
1
=S
2
=SとするとF=Pとなる、すなわちABCD点に加わる力は全部同じPであることが分かる。
BC上の任意の点Xでの曲げモーメント M
X
=P(2L+S-x)-F(2L-x)であるが、F=Pなので M
X
=PSで一定になる。 なおAB上とCD上では曲げモーメントはそれより小さい。つまり中央弾性変形部BC上で曲げモーメントM
X
が最大で一定になる。
【0010】
図2においてコンタクトの変形を説明する
計算を容易にするため先ずB点C点を回転支点(位置は動かない)とみなしたときの変形形状を求める。破線は原形、実線は変形後、二点鎖線は中央弾性変形部BC部のみが変形したときの接点Aと接点Dの位置を示す。
BC間で曲げモーメント一定なので中央では水平であり
TIFF
2025027921000002.tif
13
145
(なおここでEはコンタクト材料の縦弾性係数、Iは断面二次モーメントと呼ばれるもの
TIFF
2025027921000003.tif
14
170
ある。)
TIFF
2025027921000004.tif
29
170
ABは断面一様とする)
TIFF
2025027921000005.tif
14
170
これを▲1▼式とする。
この式から曲げモーメントが最大で一定である中央弾性変形部BC部の変形が先端アー
TIFF
2025027921000006.tif
13
170
( 例えばL=Sのとき3倍)
なおi
C
=i
B
であるからC点に対するD点のトータルの変位量も δ
DC
=δ
AB
である。
(【0011】以降は省略されています)
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