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公開番号
2024176094
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-19
出願番号
2023094340
出願日
2023-06-07
発明の名称
車両用電池冷却装置
出願人
ダイハツ工業株式会社
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
B60K
11/06 20060101AFI20241212BHJP(車両一般)
要約
【課題】車両周辺の天気を考慮しながら電池の劣化を効率よく抑制できる車両用電池冷却装置を提供する。
【解決手段】車両10に搭載された電池24へ車室の空気を送風可能なブロア54と、車体12に設けられた開口部14を開閉可能な少なくとも一つのドア16L、16R、18L、18Rが開口部を開放する開状態と開口部を閉じる閉状態のいずれにあるかを検出可能なドア開閉状態検出センサ20と、車両の周辺における雨に関する第1情報及び車両の周辺の外気温度に関する第2情報の少なくとも一方である対象情報を取得可能な情報取得部と、全てのドアが閉状態にあることをドア開閉状態検出センサが検出したとき又は対象情報が特定条件を満たさないときにブロアを作動させる制御部と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
車両に搭載された電池へ車室の空気を送風可能なブロアと、
前記車両の車体に設けられた開口部を開閉可能な少なくとも一つのドアが前記開口部を開放する開状態と前記開口部を閉じる閉状態のいずれにあるかを検出可能なドア開閉状態検出センサと、
前記車両の周辺における雨に関する第1情報、及び、前記車両の周辺の外気温度に関する第2情報の少なくとも一方である対象情報を取得可能な情報取得部と、
全ての前記ドアが前記閉状態にあることを前記ドア開閉状態検出センサが検出したとき、又は、前記対象情報が特定条件を満たさないときに、前記ブロアを作動させ、少なくとも一つの前記ドアが前記開状態にあることを前記ドア開閉状態検出センサが検出し、且つ、前記対象情報が前記特定条件を満たすときに、前記ブロアを停止させる制御部と、
を備える車両用電池冷却装置。
続きを表示(約 620 文字)
【請求項2】
前記第1情報が表す単位時間当たりの降雨量が第1閾値以上のとき前記特定条件が満たされる請求項1に記載の車両用電池冷却装置。
【請求項3】
前記情報取得部が、レインセンサ、前記車両に設けられたワイパの作動状態を取得するワイパ情報取得部、及び前記車両の外部に位置する通信装置から前記対象情報を無線通信により取得可能な無線通信機の少なくとも一つである請求項1又は請求項2に記載の車両用電池冷却装置。
【請求項4】
前記車室の温度である車内温度に関する第3情報を取得可能な車内温度センサを備え、
前記第2情報が表す外気温度が第2閾値以上であり、且つ、前記第2情報が表す外気温度が前記第3情報が表す車内温度より第3閾値以上高いとき、前記特定条件が満たされる請求項1に記載の車両用電池冷却装置。
【請求項5】
前記車両が前記車室の車両左右方向の中心より左側と右側の一方側の領域において開口する吸気口を備え、
前記ブロアが、前記吸気口を介して吸引した前記車室の空気を前記電池へ送風可能であり、
前記車体の前記一方側の側面に設けられた前記開口部を開閉可能な前記ドアが前記開状態にあることを前記ドア開閉状態検出センサが検出し、且つ、前記対象情報が前記特定条件を満たすときに、前記制御部が前記ブロアを停止させる請求項1又は請求項2に記載の車両用電池冷却装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用電池冷却装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、車両の駆動源である電動モータと、電動モータへ電力供給可能な電池と、車室の空気を電池へ送風可能なブロア(ファン)と、を備える車両が開示されている。さらにこの車両は、車両の車体に設けられた開口部を開閉可能なドアと、ドアが開口部を開放する開状態と開口部を閉じる閉状態のいずれにあるかを検出可能なドア開閉状態検出センサを備える。
【0003】
この車両では、ドアが閉状態をあることをドア開閉状態検出センサが検出したとき、ブロアが作動して車室の空気を電池へ供給する。そのためドアが閉状態をあるときは、電池がブロアによって冷却されるので、電池の劣化が抑制される。
【0004】
一方、この車両では、ドアが開状態にあることをドア開閉状態検出センサが検出したとき、ブロアが停止する。そのため、例えば車両の周辺で雨が降っており且つドアが開状態にある場合に、ブロアによって雨(水分)が電池へ供給されない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開2013/084350号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記特許文献1の車両では、車両周辺の天気を考慮せずに、ブロアを作動させるか否かの判断が行われる。そのため上記特許文献1の発明は、ブロアを停止させる必要がない場合にブロアを停止させてしまうことがある。即ち、上記特許文献1の発明は、電池の劣化を効率よく抑制することに関して改善の余地がある。
【0007】
本発明は上記事実を考慮し、車両周辺の天気を考慮しながら電池の劣化を効率よく抑制できる車両用電池冷却装置を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1の車両用電池冷却装置は、車両に搭載された電池へ車室の空気を送風可能なブロアと、前記車両の車体に設けられた開口部を開閉可能な少なくとも一つのドアが前記開口部を開放する開状態と前記開口部を閉じる閉状態のいずれにあるかを検出可能なドア開閉状態検出センサと、前記車両の周辺における雨に関する第1情報、及び、前記車両の周辺の外気温度に関する第2情報の少なくとも一方である対象情報を取得可能な情報取得部と、全ての前記ドアが前記閉状態にあることを前記ドア開閉状態検出センサが検出したとき、又は、前記対象情報が特定条件を満たさないときに、前記ブロアを作動させ、少なくとも一つの前記ドアが前記開状態にあることを前記ドア開閉状態検出センサが検出し、且つ、前記対象情報が前記特定条件を満たすときに、前記ブロアを停止させる制御部と、
を備える。
【0009】
請求項1の車両用電池冷却装置の制御部は、少なくとも一つのドアが開状態にあることをドア開閉状態検出センサが検出し、且つ、第1情報が表す雨及び第2情報が表す外気温度の少なくとも一方である対象情報が特定条件を満たすときに、ブロアを停止させる。そのため、例えば、少なくとも一つのドアが開状態にあり且つ第1情報が表す雨が特定条件を満たすときに、雨(水分)がブロアによって電池へ供給されない。請求項1の車両用電池冷却装置の制御部は、全てのドアが閉状態をあることをドア開閉状態検出センサが検出したとき、又は、対象情報が特定条件を満たさないときに、ブロアを作動させる。そのため、例えば、少なくとも一つのドアが開状態にある場合であっても、第1情報が表す雨が特定条件を満たさない場合は、車室の空気がブロアによって電池へ供給される。従って、請求項1の車両用電池冷却装置は、車両周辺の天気を考慮しながら電池の劣化を効率よく抑制できる。
【0010】
請求項2の車両用電池冷却装置は、請求項1において、前記第1情報が表す単位時間当たりの降雨量が第1閾値以上のとき前記特定条件が満たされる。
(【0011】以降は省略されています)
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