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公開番号
2024175800
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-19
出願番号
2023093818
出願日
2023-06-07
発明の名称
メンテナンス支援システム、メンテナンス支援プログラム
出願人
東邦瓦斯株式会社
代理人
Knowledge Partners弁理士法人
主分類
G06Q
10/00 20230101AFI20241212BHJP(計算;計数)
要約
【課題】修理作業組織が修理作業に要する労力を軽減できる仕組みを低コストで実現する。
【解決手段】機種および不具合事象に対応付けて、不具合原因と、修理部品情報と、修理費用情報と、修理技術情報を記憶するデータベースと、メンテナンス管理システムから新規の修理オーダーを取得し、取得した前記修理オーダーに含まれる修理対象機器の機種と、不具合事象と、修理依頼者の住所情報を抽出する抽出部と、前記データベースを参照し、前記修理対象機器の機種と不具合事象の少なくとも一方に対応する、不具合原因と修理部品情報と修理費用情報と修理技術情報を取得し、前記修理依頼者の住所情報に対応する修理作業組織に通知する通知部と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
機種および不具合事象に対応付けて、不具合原因と、修理部品情報と、修理費用情報と、修理技術情報を記憶するデータベースと、
メンテナンス管理システムから新規の修理オーダーを取得し、取得した前記修理オーダーに含まれる修理対象機器の機種と、不具合事象と、修理依頼者の住所情報を抽出する抽出部と、
前記データベースを参照し、前記修理対象機器の機種と不具合事象の少なくとも一方に対応する、不具合原因と修理部品情報と修理費用情報と修理技術情報を取得し、前記修理依頼者の住所情報に対応する修理作業組織に通知する通知部と、
を備えるメンテナンス支援システム。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記修理技術情報は、前記修理対象機器の機種に対応するマニュアルの参照情報と、前記修理部品情報に対応する動画マニュアルの参照情報を含む、
請求項1に記載のメンテナンス支援システム。
【請求項3】
前記修理費用情報は、不具合原因毎の修理費用の概算値を含み、
前記通知部は、不具合原因に対応する修理費用の概算値を、前記修理作業組織に送信する、
請求項1に記載のメンテナンス支援システム。
【請求項4】
前記修理作業組織から、発注指示された部品を示す部品情報を取得すると、前記部品のメーカーに前記部品を発注する発注部を備える、
請求項1に記載のメンテナンス支援システム。
【請求項5】
前記通知部は、前記修理依頼者に、前記修理対象機器の機種と不具合事象に対応する、不具合原因と、修理費用の概算値を通知する、
請求項1に記載のメンテナンス支援システム。
【請求項6】
前記通知部は、前記メンテナンス管理システムが備える、各ユーザの所有機器の機種を記憶する顧客データベースに基づいて、前記修理依頼者が修理を依頼した前記修理対象機器以外の前記修理依頼者の他の所有機器の機種を特定し、前記他の所有機器の機種に対応するマニュアルの参照情報を前記修理作業組織に通知する、
請求項1に記載のメンテナンス支援システム。
【請求項7】
前記通知部は、前記修理対象機器の機種が特定機種である場合に、前記特定機種に予め対応付けられた技術者に、前記特定機種において不具合が生じた旨と、前記修理依頼者の住所情報と、修理訪問予定日時とを通知する、
請求項1に記載のメンテナンス支援システム。
【請求項8】
機種毎の不具合事象の件数を集計する集計部を備え、
前記通知部は、所定期間における、不具合が発生した機種毎の不具合事象の件数を、修理オーダー受付者、機種に対応付けられた技術者、修理作業組織、の少なくともいずれかに通知する、
請求項1に記載のメンテナンス支援システム。
【請求項9】
前記通知部は、前記所定期間における、不具合が発生した機種毎の不具合事象の件数を示したWEBページ、メールマガジン文書、SNS文書の少なくともいずれかを生成し、公開する、
請求項8に記載のメンテナンス支援システム。
【請求項10】
前記データベースにおいて、機種および不具合事象に対応付けて、不具合原因毎に重み係数が記憶され、
前記通知部は、前記修理オーダーに含まれる前記修理対象機器の機種と不具合事象に対応付けて前記データベースに記憶されている不具合原因を、重み係数の順に前記修理作業組織に通知し、
前記抽出部は、前記メンテナンス管理システムから前記修理オーダーについての完了報告を取得し、取得した前記完了報告から前記修理対象機器の機種および不具合事象に対応する不具合原因を抽出し、
前記集計部は、前記修理対象機器の機種および不具合事象に対応付けて前記データベースに記憶されている不具合原因の重み係数を、前記完了報告から抽出した不具合原因を用いて更新する、
請求項8に記載のメンテナンス支援システム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、メンテナンス支援システム、メンテナンス支援プログラムに関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、修理の対象機器において不具合が発生した場合に、当該不具合への対処を支援するためのシステムが知られている(例えば特許文献1,2等)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-89549号公報
特開2022-33094号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1,2でも述べられているように、従来から、修理作業組織が修理作業に要する労力を軽減する技術が望まれている。しかし、顧客からの修理依頼の受注、および、修理業者への発注を行う受発注システムが既に存在する場合、既存の受発注システムの仕様を変更するには莫大な費用が必要である。そのため、修理作業の労力を軽減するための仕組みを実現することが困難であった。
本発明は、修理作業組織が修理作業に要する労力を軽減できる仕組みを低コストで実現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するためのメンテナンス支援システムは、機種および不具合事象に対応付けて、不具合原因と、修理部品情報と、修理費用情報と、修理技術情報を記憶するデータベースと、メンテナンス管理システムから新規の修理オーダーを取得し、取得した修理オーダーに含まれる修理対象機器の機種と、不具合事象と、修理依頼者の住所情報を抽出する抽出部と、データベースを参照し、修理対象機器の機種と不具合事象の少なくとも一方に対応する、不具合原因と修理部品情報と修理費用情報と修理技術情報を取得し、修理依頼者の住所情報に対応する修理作業組織に通知する通知部と、を備える。
【0006】
すなわち、メンテナンス支援システムは、新規の修理オーダーをメンテナンス管理システムから取得し、修理オーダーから、修理対象機器の機種と、不具合事象と、修理依頼者の住所情報を抽出する。メンテナンス支援システムは、機種と不具合事象の少なくとも一方に対応する、不具合原因と修理部品情報と修理費用情報と修理技術情報を記憶したデータベースを備えている。メンテナンス支援システムは、当該データベースを参照し、修理オーダーに示された機種と不具合事象の少なくとも一方に対応する、不具合原因と修理部品情報と修理費用情報と修理技術情報を取得する。そして、メンテナンス支援システムは、修理オーダーに含まれる住所情報に対応する修理作業組織に、取得した上述の情報を通知する。当該通知は、任意のタイミングで送信されてよく、例えば当該修理作業組織からの情報提供要求があった場合に当該要求に応じて当該修理作業組織に通知されてもよいし、当該要求の有無に関わらずに当該修理作業組織に通知されてもよい。
【0007】
メンテナンス支援システムがこのような構成を備えることにより、修理オーダーに関する実際の修理作業を担当する修理作業組織に対して上述の情報を提供することができる。メンテナンス管理システムの構成を変更することなく構成するため、修理作業組織が修理オーダーに基づく修理作業に要する労力を軽減できるという効果を、メンテナンス管理システムの構成を変更する場合と比較すると、低コストで実現できる。また、労力の軽減に関して、例えば、機種と不具合事象に応じて想定される不具合原因や修理部品に関する情報を通知することにより、これらの情報が得られていない場合と比較すると、修理作業者(特に経験の浅い作業者)が原因特定に要する時間を短縮できる。また、修理費用情報を通知することにより、修理費用情報が得られない場合と比較して、修理作業者が依頼者に対して提示する見積額や請求額の算出に要する時間を短縮できる。また、修理技術情報を通知することにより、修理技術情報を得られていない場合と比較して、修理作業者が、修理方法を把握するのに要する時間を短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
メンテナンス支援システムを含む全体システムのブロック図。
修理依頼から修理完了までの流れの一例を示すシーケンス図。
不具合原因データベースの構成例を示す図。
修理部品データベースと修理費用データベースの構成例を示す図。
図5Aは技術マニュアルデータベースの構成例を示す図、図5Bは動画マニュアルデータベースの構成例を示す図。
修理オーダー分析処理を示すフローチャート。
完了報告分析処理を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0009】
ここでは、下記の順序に従って本発明の実施の形態について説明する。
(1)全体構成:
(2)メンテナンス支援システムの構成:
(3)メンテナンス支援処理:
(3-1)修理オーダー分析処理:
(3-2)作業支援:
(3-3)完了報告分析処理:
(3-4)不具合事象の集計:
(4)他の実施形態:
【0010】
(1)全体構成:
図1は、本発明の実施形態にかかるメンテナンス支援システム10を含む全体構成を示すブロック図である。メンテナンス支援システム10は、既存のメンテナンス管理システム100と協働し、修理対象機器の修理依頼に応じて修理を行う修理作業者(修理作業組織)を支援する機能を有する。メンテナンス管理システム100は、メンテナンス支援システム10の有無に関わらず動作する既存のシステムである。メンテナンス支援システム10はメンテナンス管理システム100とは別に新たに設けられたシステムである。本実施形態において、修理対象機器として給湯器やガスコンロ等の様々なガス関連機器を想定するが、他の実施形態においてはガス関連機器に限定されず様々な機器を想定してよい。
(【0011】以降は省略されています)
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