TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024172685
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-12
出願番号2023090554
出願日2023-05-31
発明の名称ステータハンドリング装置、及び一軸偏心ねじポンプシステム
出願人兵神装備株式会社
代理人個人
主分類F04C 2/16 20060101AFI20241205BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約【課題】ステータの組み付け作業や取り外し作業において、作業に要する労力の軽減効果を有するステータハンドリング装置、及び一軸偏心ねじポンプシステムの提供を目的とした。
【解決手段】ステータハンドリング装置10は、回動操作が可能な操作部20と、複数の歯32aが設けられた動力伝達部材32と、歯32aに対して係合及び離脱できる係合部34とを備え、動力伝達部材32に対して操作部20が接続されるとともに、ステータ120に対して係合部34が設けられたものであり、動力伝達部材32に設けられた歯32aに対して係合部34が係合された状態において、操作部20を回動操作するのに応じて、複数の歯32aがそれぞれ順に係合部34に対して係合及び離脱し、係合部34と歯との係合位置が延伸方向に変動することにより、ステータ120を軸線方向に移動させるものである。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
一軸偏心ねじポンプにおいてステータを軸線方向に移動させることにより、前記ステータの組み付け作業、及び取り外し作業のうち少なくとも一方を行うためのステータハンドリング装置であって、
固定された支点を起点として回動操作が可能な操作部と、
前記ステータの軸線方向に沿って延びるように配されるとともに、前記軸線方向に沿う延伸方向に複数の歯が設けられた動力伝達部材と、
前記動力伝達部材の複数の歯に対して係合及び離脱できる係合部と、を備え、
前記動力伝達部材及び前記ステータの一方に対して前記操作部が接続されるとともに、前記動力伝達部材及び前記ステータの他方に対して前記係合部が設けられたものであり、
前記動力伝達部材に設けられた複数の前記歯のうちの一部に対して前記係合部が係合された状態において、前記操作部を回動操作するのに応じて、複数の前記歯がそれぞれ順に前記係合部に対して係合及び離脱し、前記係合部と前記歯との係合位置が前記延伸方向に変動することにより、前記ステータを軸線方向に移動させること、を特徴とするステータハンドリング装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記動力伝達部材が、前記操作部に対して連結されたものであり、
前記係合部が、前記ステータに対して固定されたものであり、
前記操作部を回動操作するのに応じて、前記動力伝達部材が前記延伸方向に移動するとともに複数の前記歯がそれぞれ順に前記係合部に対して係合及び離脱し、前記係合部と前記歯との係合位置が前記延伸方向に変動すること、を特徴とする請求項1に記載のステータハンドリング装置。
【請求項3】
前記一軸偏心ねじポンプが、駆動源と、前記ステータ及び前記駆動源の間に取り付けられるケーシングと、を備えたものであり、
前記支点が、前記ケーシング、又は当該ケーシングに装着されたアダプタに設けられること、を特徴とする請求項1又は2に記載のステータハンドリング装置。
【請求項4】
前記ステータの軸線方向に沿って延びるガイド部材をさらに備え、
前記ガイド部材が、前記ステータを軸線方向に移動可能に支持するものであること、を特徴とする請求項1又は2に記載のステータハンドリング装置。
【請求項5】
前記ステータが、前記ステータの軸線方向への中間部であって、前記ステータの重心位置を基準として規定される支持位置において前記ガイド部材によって支持されること、を特徴とする請求項4に記載のステータハンドリング装置。
【請求項6】
前記係合部が、前記支持位置に対して前記ステータの軸線方向に外れた位置において、軸線方向に対して交差する方向に突出するように前記ステータに対して固定されたものであることを特徴とする請求項5に記載のステータハンドリング装置。
【請求項7】
軸線方向に対して交差する方向に突出する突出部が、前記支持位置において前記ステータに設けられており、
前記突出部が前記ガイド部材に対して接触するように配されることにより、前記ステータが、軸線周り方向への回動が制限されつつ前記ガイド部材によって支持されることを特徴とする請求項4に記載のステータハンドリング装置。
【請求項8】
前記係合部が、前記支持位置に設けられており、前記ステータを支持すること、を特徴とする請求項6に記載のステータハンドリング装置。
【請求項9】
前記一軸偏心ねじポンプが、前記ステータの一端側に取り付けられるエンドスタッドを備え、
前記エンドスタッドが、前記一軸偏心ねじポンプを支持するベースに対して、固定具によって固定されるものであり、
前記ステータの組み付け作業、及び取り外し作業に際して、前記固定具を、前記ベースに対する前記ガイド部材の固定に利用可能であること、を特徴とする請求項4に記載のステータハンドリング装置。
【請求項10】
前記ガイド部材が、前記ステータの組み付け方向の端部に組付側端部領域を有し、
前記ステータが組み付けられた状態において、前記ステータの支持に伴って前記組付側端部領域において前記ガイド部材が受ける荷重が、前記組付側端部領域を外れた部位おいて前記ガイド部材が受ける荷重よりも小さいこと、を特徴とする請求項4に記載のステータハンドリング装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、一軸偏心ねじポンプにおいてステータの組み付け作業、及び取り外し作業のうち少なくとも一方を行うために用いられるステータハンドリング装置、及び当該ステータハンドリング装置を備えた一軸偏心ねじポンプシステムに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、下記特許文献1に開示されているような一軸偏心ねじポンプが提供されている。特許文献1に係る一軸偏心ねじポンプは、ポンプケーシングの一端に備えた駆動装置の駆動軸にフレキシブルシャフトを介して接続した雄ねじ形ロータを、雌ねじ形ステータ内に回動自在に嵌挿して偏心回転させることにより、移送物を移送するものとされている。特許文献1に係る一軸偏心ねじポンプにおいては、フレキシブルシャフトがエンジニアリングプラスチックで形成したものとされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第3629100号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、上記特許文献1に開示されているような一軸偏心ねじポンプにおいては、ステータを組み付ける際に、予め設置された雄ねじ形のロータを、雌ねじ形に形成されたステータの孔に差し込んだ状態として、ステータを回動させつつ軸線方向に移動させる作業を行う必要がある。また、ステータを取り外す際には、組み付け時とは逆方向にステータを回動させつつ軸線方向に移動させる作業を行う必要がある。
【0005】
ここで、一軸偏心ねじポンプにおいては、ロータとステータが所定の締め代をなすように密接するものとされている。そのため、一軸偏心ねじポンプにおいてステータを組み付けたり取り外したりするべく、ステータを回動させつつ移動させる作業を行うためには比較的大きな力を必要とし、特に大型のものである場合には相応の力を必要としていた。そのため、従来技術のものに比べてステータの組み付け作業、及び取り外し作業に要する労力の軽減効果を有するステータハンドリング装置の提供が求められていた。
【0006】
そこで本発明は、一軸偏心ねじポンプにおいてステータの組み付け作業、及び取り外し作業のうち少なくとも一方について、作業に要する労力の軽減効果を有するステータハンドリング装置、及び当該ステータハンドリング装置を備えた一軸偏心ねじポンプシステムの提供を目的とした。
【課題を解決するための手段】
【0007】
(1)本発明のステータハンドリング装置は、一軸偏心ねじポンプにおいてステータを軸線方向に移動させることにより、前記ステータの組み付け作業、及び取り外し作業のうち少なくとも一方を行うためのものであって、固定された支点を起点として回動操作が可能な操作部と、前記ステータの軸線方向に沿って延びるように配されるとともに、前記軸線方向に沿う延伸方向に複数の歯が設けられた動力伝達部材と、前記動力伝達部材の複数の歯に対して係合及び離脱できる係合部とを備え、前記動力伝達部材及び前記ステータの一方に対して前記操作部が接続されるとともに、前記動力伝達部材及び前記ステータの他方に対して前記係合部が設けられたものであり、前記動力伝達部材に設けられた複数の前記歯のうちの一部に対して前記係合部が係合された状態において、前記操作部を回動操作するのに応じて、複数の前記歯がそれぞれ順に前記係合部に対して係合及び離脱し、前記係合部と前記歯との係合位置が前記延伸方向に変動することにより、前記ステータを軸線方向に移動させること、を特徴とするものである。
【0008】
本発明のステータハンドリング装置は、上記(1)のような構成とすることにより、操作部の回動操作に応じてテコの原理によって発生する大きな力が、動力伝達部材及び係合部を介してステータに伝達される。これにより、本発明のステータハンドリング装置は、ステータを軸線方向に向けて軽快に移動させることができる。また、本発明のステータハンドリング装置は、操作部を回動操作するのに応じて、複数の歯がそれぞれ順に係合部に対して係合及び離脱し、係合部と歯との係合位置が前記延伸方向に変動するものとされている。そのため、本発明のステータハンドリング装置は、操作部の回動操作を繰り返すことにより、軸線方向へのステータの移動を継続させることができる。従って、本発明のステータハンドリング装置は、一軸偏心ねじポンプにおけるステータの組み付け作業、及び取り外し作業のうち少なくとも一方において活用することにより、当該作業に要する労力を軽減できる。
【0009】
(2)本発明のステータハンドリング装置は、前記動力伝達部材が、前記操作部に対して連結されたものであり、前記係合部が、前記ステータに対して固定されたものであり、前記操作部を回動操作するのに応じて、前記動力伝達部材が前記延伸方向に移動するとともに複数の前記歯がそれぞれ順に前記係合部に対して係合及び離脱し、前記係合部と前記歯との係合位置が前記延伸方向に変動するものであると良い。
【0010】
本発明のステータハンドリング装置は、上記(2)のような構成とすることにより、操作部に対して連結された動力伝達部材、及びステータに固定された係合部を介して、操作部に加えた力を活用して、ステータを軸線方向に移動させることができる。従って、本発明のステータハンドリング装置は、ステータの組み付け作業、及び取り外し作業のうち少なくとも一方において活用することにより、当該作業に要する労力を軽減できる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

兵神装備株式会社
流動物供給装置
5日前
兵神装備株式会社
ノズルおよび塗布装置
6日前
兵神装備株式会社
吐出装置、塗布システム、及び塗布方法
3か月前
兵神装備株式会社
ステータハンドリング装置、及び一軸偏心ねじポンプシステム
1か月前
個人
扇子揺動システム
20日前
個人
真空装置、真空ポンプ
3か月前
三菱電機株式会社
換気扇
3か月前
日機装株式会社
ポンプ装置
2か月前
日機装株式会社
ポンプ装置
2か月前
ダイキン工業株式会社
遠心ファン
12日前
株式会社酉島製作所
ポンプ
20日前
株式会社酉島製作所
ポンプ
1か月前
株式会社デンソー
清掃装置
2か月前
株式会社IHI
圧縮機
2か月前
川崎重工業株式会社
ポンプシステム
3か月前
株式会社フクハラ
圧縮空気生成装置
2か月前
株式会社豊田自動織機
圧縮機
4か月前
株式会社豊田自動織機
圧縮機
4か月前
ミネベアミツミ株式会社
遠心送風機
3か月前
川崎重工業株式会社
ポンプシステム
3か月前
株式会社不二越
油圧ユニット
1か月前
株式会社豊田自動織機
圧縮機
4か月前
株式会社豊田自動織機
圧縮機
4か月前
デンカ株式会社
ポンプ
1か月前
ミネベアミツミ株式会社
遠心送風機
3か月前
ミネベアミツミ株式会社
遠心送風機
3か月前
株式会社豊田自動織機
圧縮機
4か月前
株式会社フクハラ
自動ドレン排出装置
5日前
スリーアップ株式会社
検知装置
2か月前
株式会社酉島製作所
立軸ポンプ
9日前
株式会社酉島製作所
冷却ファン
9日前
CKD株式会社
圧縮空気供給機
2か月前
株式会社島津製作所
真空ポンプ
1か月前
株式会社豊田自動織機
電動圧縮機
4か月前
シャープ株式会社
送風装置
2か月前
株式会社不二越
液圧駆動システム
13日前
続きを見る