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公開番号
2024171907
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-12
出願番号
2023089192
出願日
2023-05-30
発明の名称
ターゲット付ネット
出願人
ダイハツ工業株式会社
代理人
弁理士法人いくみ特許事務所
主分類
G01B
11/24 20060101AFI20241205BHJP(測定;試験)
要約
【課題】3次元レーザースキャンを効率よく実施するのに適したターゲット付ネットを提供する。
【解決手段】本発明のターゲット付ネットXは、3次元レーザースキャン用であって、ネット材10と、複数の反射ターゲット20とを備える。ネット材10は、表面粘着性を有する網目状の線材11を有する。複数の反射ターゲット20は、ネット材10に取り付けられ、且つ互いに離れている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
表面粘着性を有する網目状の線材を有するネット材と、
前記ネット材に取り付けられた複数の反射ターゲットであって、互いに離れている複数の反射ターゲットとを備える、3次元レーザースキャン用のターゲット付ネット。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、3次元レーザースキャン用の反射ターゲットの供給材に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
物体の立体形状を測定するための3次元レーザースキャンの技術が知られている。3次元レーザースキャンでは、レーザースキャナーと、複数の反射ターゲットが用いられる。反射ターゲットは、レーザースキャンにおける測定基準であり、反射ターゲットシールとして市販されている。従来の3次元レーザースキャンは、例えば次のようにして実施される。
【0003】
まず、測定対象物の表面に、複数の反射ターゲットシールを、互いに間隔を空けて一つひとつ貼り付ける。反射ターゲットシールの数および反射ターゲットシール間の間隔は、測定対象物の大きさ、および、要求される測定精度に応じて、決定される。次に、レーザースキャナーにより、反射ターゲット付きの測定対象物に測定レーザーを照射して、同対象物をスキャンする。スキャンにより、複数の反射ターゲットの3次元(3D)位置座標が得られ、これら位置座標を測定基準として、測定対象物表面の形状の情報(連続的な3D座標)が得られる。
【0004】
一方、下記の特許文献1には、ターゲット付シートが記載されている。ターゲット付シートは、布製のシートと、複数の反射ターゲットとを備える。布製シートは、表面と裏面とを有する。複数の反射ターゲットは、互いに所定の間隔を空けて、布製シートの表面に取り付けられている。ターゲット付シートの裏面を測定対象物の表面に貼り合わせることにより、測定対象物に対して複数の反射ターゲットを一括的に配置できる。このようなターゲット付シートによると、測定対象物に対して各反射ターゲットを貼り付ける作業が必要ない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2018-159610号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1のターゲット付シートでは、複数の反射ターゲットは布製シートに取り付けられている。レーザースキャン用の測定レーザーは、布製シートを透過しない。そのため、ターゲット付シートを用いて3次元レーザースキャンを実施する場合、反射ターゲット間の領域については、測定対象物の表面をスキャンできない。これに対し、各反射ターゲット(布製シートの表面に配置されている)の3D位置座標は得られる。このようなターゲット付シートによると、測定対象物について、所定方向における最大寸法などの寸法を測定できるものの、表面の凹凸形状を測定できない。すなわち、特許文献1のターゲット付シートによると、3次元レーザースキャンによる測定が限定的な範囲での使用に制限される。
【0007】
本発明は、3次元レーザースキャンを効率よく実施するのに適したターゲット付ネットを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、表面粘着性を有する網目状の線材を有するネット材と、前記ネット材に取り付けられた複数の反射ターゲットであって、互いに離れている複数の反射ターゲットとを備える、3次元レーザースキャン用のターゲット付ネットを含む。
【発明の効果】
【0009】
ターゲット付ネットは、上記のように、表面粘着性を有する網目状の線材を有するネット材と、当該ネット材に取り付けられた複数の反射ターゲットとを備える。このようなターゲット付ネットのネット材を、3次元レーザースキャンの測定対象物に対して貼り付けることにより、測定対象物に対して複数の反射ターゲットを一括的に配置できる。そのため、ターゲット付ネットによると、測定対象物に対して各反射ターゲットを一つひとつ貼り付ける作業が必要ない。このようなターゲット付ネットは、3次元レーザースキャンに要する労力および時間の削減に役立つ。また、ターゲット付ネットによると、測定対象物に対して配置された複数の反射ターゲットの間では、測定対象物の表面が露出している。そのため、ターゲット付ネットによると、測定対象物の表面の凹凸形状を3次元レーザースキャンによって適切に測定できる。以上のように、ターゲット付ネットは、3次元レーザースキャンを効率よく実施するのに適する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明のターゲット付ネットの平面図である。
図1に示すターゲット付ネットの部分拡大平面図である。
図1に示すターゲット付ネットの部分拡大斜視図である。
図1に示すターゲット付ネットの製造方法の一例を表す。図4Aは、線材を用意する工程を表し、図4Bは、線材に台座を取り付ける工程を表し、図4Cは、台座に反射ターゲットを取り付ける工程を表す。
図1に示すターゲット付ネットの使用方法の一例を表す。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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