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公開番号
2024169126
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-05
出願番号
2023086343
出願日
2023-05-25
発明の名称
X線回折測定装置
出願人
株式会社不二越
代理人
個人
,
個人
主分類
G01N
23/205 20180101AFI20241128BHJP(測定;試験)
要約
【課題】X線回折測定装置を小型化する。
【解決手段】X線回折測定装置は、基板16と、基板15の孔から試料へX線を照射するコリメータ12と、基板16上において、コリメータ12の中心からの距離がD
1
の位置に設けられ、試料から回折した回折環を検出するチップ15Aとチップ15Bと、コリメータの中心からの距離がD
1
より長いD
2
の位置に設けられ、試料から回折した回折環を検出するチップ16を備える。D
1
とD
2
とは、α相とγ相のそれぞれに対応した回折角等のパラメータを用いた関係式により示される。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
基板と、
前記基板の孔から試料へX線を照射するコリメータと、
前記基板上において、前記コリメータの中心からの距離D
1
は、検出面から前記試料までの距離をC
L
とし、第1の相に対応する回折角を2θ
01
とし、前記距離D
1
と平行な前記検出面の幅をW
1
とすると、
TIFF
2024169126000012.tif
30
170
となり、前記試料から回折した回折環を検出する第1検出部と、
前記基板上において、前記コリメータの中心からの距離D
2
は、前記距離D
1
より長く、前記第1の相とは異なり回折角が2θ
01
と異なる第2の相に対応する回折角を2θ
02
とし、前記距離D
2
と平行な前記検出面の幅をW
2
とすると、
TIFF
2024169126000013.tif
28
170
となり、前記試料から回折した回折環を検出する第2検出部と、
を備えるX線回折測定装置。
続きを表示(約 680 文字)
【請求項2】
前記第1検出部は、前記コリメータを挟んで2つ設けられており、
前記第2検出部は、2つの前記第1検出部の中心及び前記コリメータの中心を結ぶ線と直交する方向において、前記距離D
2
の位置に設けられている請求項1に記載のX線回折測定装置。
【請求項3】
前記第1の相は、α相であり、
前記第1検出部は、α相Kα回折を検出し、
前記第2の相は、γ相であり、
前記第2検出部は、γ相Kα回折を検出する請求項1に記載のX線回折測定装置。
【請求項4】
前記C
L
は、前記第1の相又は前記第2の相に対応して、回折プロフィル幅をW
p
とし、半価幅をFWHMとし、回折角を2θ
0
とすると、
TIFF
2024169126000014.tif
36
170
となる請求項1から3のいずれか1項に記載のX線回折測定装置。
【請求項5】
前記基板は、前記第1検出部を前記距離D
1
の方向に、前記第2検出部を前記距離D
2
の方向に位置変更可能な機構が設けられている請求項1から3のいずれか1項に記載のX線回折測定装置。
【請求項6】
前記コリメータの中心を軸として、前記試料と、前記第1検出部及び前記第2検出部とを前記軸周りに相対的に回転させる回転機構を備える請求項1から3のいずれか1項に記載のX線回折測定装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、X線回折測定装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
試料を分析するために、試料へ向けてX線を照射し、試料で回折したX線の回折環を検出する方法がある。検出された回折環によることで、試料の半価幅(鉄鋼材料では硬さに相当)や残留応力、残留オーステナイト等を分析することが可能である。
【0003】
例えば特許文献1には、α相(フェライト相又はマルテンサイト相)と、γ相(オーステナイト相)との理論回折X線ピーク強度比から、γ相の体積率を求めることが開示されている。また、特許文献2には、試料にX線を照射して得た回折線のピーク付近をガウス曲線で近似して回折線の広がりを評価し、硬度を推定することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平7-140094号公報
特開昭59-155743号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来方法では複数の相に対応する回折を検出して、試料の物性分析に用いている。例えば残留オーステナイト量の分析では、回折強度の高いα相Kα回折とγ相Kα回折とを用いている。しかしながら、通常、試料における各相の回折角は異なる。例えば鉄鋼材をCrターゲット線で測定する場合、α相Kα回折で回折角が約156.4°、γ相Kα回折で回折角が約128.8°と異なる。このように回折角が異なる複数の相の回折をそれぞれ検出しようとした場合、測角機構等を搭載した大型の装置により検出器を円弧上に移動させて回折X線を得るか、大型の2次元検出器を搭載した装置を使用していた。
【0006】
上記課題に鑑み、本発明は、装置の小型化をすることができるX線回折測定装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明に係るX線回折測定装置は、基板と、前記基板の孔から試料へX線を照射するコリメータと、前記基板上において、前記コリメータの中心からの距離D
1
は、検出面から前記試料までの距離をC
L
とし、第1の相に対応する回折角を2θ
01
とし、前記距離D
1
と平行な前記検出面の幅をW
1
とすると、
【0008】
TIFF
2024169126000002.tif
30
170
【0009】
となり、前記試料から回折した回折環を検出する第1検出部と、前記基板上において、前記コリメータの中心からの距離D
2
は、前記距離D
1
より長く、前記第1の相とは異なり回折角が2θ
01
と異なる第2の相に対応する回折角を2θ
02
とし、前記距離D
2
と平行な前記検出面の幅をW
2
とすると、
【0010】
TIFF
2024169126000003.tif
28
170
となり、前記試料から回折した回折環を検出する第2検出部と、を備える。
(【0011】以降は省略されています)
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