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公開番号2024169913
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-06
出願番号2023086775
出願日2023-05-26
発明の名称水準器及びその製造方法
出願人株式会社エビス
代理人個人
主分類G01C 9/28 20060101AFI20241129BHJP(測定;試験)
要約【課題】水準器においてこれまでにない装飾性(美感)を有する水準器及びその水準器を安価で容易に製造することができる製造方法を提供することを目的とする。
【解決手段】基板1aの上下方向端面に基準面1bを設けた側面視略I字状の基体1と、この基体1に設けられる気泡管2と、前記基体1に組み付ける外装体3とを備え、被測定面に前記基準面1bを当接させ、前記気泡管2により前記被測定面の水平度若しくは垂直度を測定する水準器であって、前記基体1の基板1aは、光の当たり具合で色の見え方が変化する玉虫色部に構成され、さらに、前記外装体3は透明樹脂製部材であり、前記玉虫色部が視認可能に構成されている水準器。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
基板の上下方向端面に基準面を設けた側面視略I字状の基体と、この基体に設けられる気泡管と、前記基体に組み付ける外装体とを備え、被測定面に前記基準面を当接させ、前記気泡管により前記被測定面の水平度若しくは垂直度を測定する水準器であって、前記基体の基板は、光の当たり具合で色の見え方が変化する玉虫色部に構成され、さらに、前記外装体は透明樹脂製部材であり、前記玉虫色部が視認可能に構成されていることを特徴とする水準器。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
請求項1記載の水準器において、前記基板は、玉虫色のフィルム材の貼着により前記玉虫色部に構成されていることを特徴とする水準器。
【請求項3】
請求項2記載の水準器において、前記基板は、表面が黒色であり、この黒色表面上に前記フィルム材が貼着されて前記玉虫色部に構成されていることを特徴とする水準器。
【請求項4】
請求項1~3いずれか1項に記載の水準器において、前記基板は、表裏両面が前記玉虫色部に構成されていることを特徴とする水準器。
【請求項5】
基板の上下方向端面に基準面を設けた側面視略I字状の基体と、この基体に設けられる気泡管と、前記基体に組み付ける外装体とを備え、被測定面に前記基準面を当接させ、前記気泡管により前記被測定面の水平度若しくは垂直度を測定する水準器の製造方法であって、前記基体となる側面視略I字状の基体原部材を形成する基体原部材形成工程と、前記基体原部材に光の当たり具合で色の見え方が変化する玉虫色の装飾を施す装飾工程と、前記基体原部材に前記気泡管を取り付ける気泡管取付部を形成する気泡管取付部形成工程と、前記基体に前記気泡管を取り付けた後、この基体に透明樹脂製の前記外装体を組み付ける組付工程とを含み、前記装飾工程は、前記基体原部材の前記気泡管取付部が形成される基板部に前記玉虫色のフィルム材を貼着することを特徴とする水準器の製造方法。
【請求項6】
請求項5記載の水準器の製造方法において、前記基体原部材形成工程は、長尺基体原部材を押出成形する押出成形工程と、前記長尺基体原部材を所定の前記基体原部材の長さに切断する切断工程とを含むことを特徴とする水準器の製造方法。
【請求項7】
請求項5記載の水準器の製造方法において、前記装飾工程は、前記基板部の表裏両面に前記フィルム材を貼着することを特徴とする水準器の製造方法。
【請求項8】
請求項6記載の水準器の製造方法において、前記装飾工程は、前記基板部の表裏両面に前記フィルム材を貼着することを特徴とする水準器の製造方法。
【請求項9】
請求項5~8いずれか1項に記載の水準器の製造方法において、前記気泡管取付部形成工程は、前記装飾工程よりも後に行われ、前記フィルム材が貼着された前記基板部を該フィルム材と共に打ち抜き加工して前記気泡管取付部を形成することを特徴とする水準器の製造方法。
【請求項10】
請求項5~8いずれか1項に記載の水準器の製造方法において、前記長尺基体原部材若しくは前記基体原部材または前記基体を黒色に着色する黒色着色工程を含むことを特徴とする水準器の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、水準器及びその製造方法に関するものである。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
これまでの水準器は、使い勝手が良いものや携帯性に優れたものなどの実用性に優れたものが求められていたが、近年、水準器を含む携帯作業工具において、美感や高級感を有するものを求める使用者が増えてきている。
【0003】
このような背景ものと、出願人は、特許第4767341号(以下、「従来例」という。)に開示される水準器を提案している。
【0004】
この従来例は、気泡管を取り付ける取付窓を備えた基体(アルミ製フレーム)と、前記取付窓に取り付けられる気泡管と、基体が取り付けられた基体を両側から挟み込むようにしてこの基体に装着される一対の外装部とで構成され、また、外装部は透明な樹脂部材により形成され、外装部を基体に装着した状態において、水準器の内部、すなわち、基体が直接視認できる所謂スケルトンタイプに構成され、これまでの有色外装部が採用されている水準器とは一線を画するデザインとなっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第4767341号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、上記従来例の改良発明であり、水準器においてこれまでにない装飾性(美感)を有する水準器及びその水準器を安価で容易に製造することができる製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
【0008】
基板1aの上下方向端面に基準面1bを設けた側面視略I字状の基体1と、この基体1に設けられる気泡管2と、前記基体1に組み付ける外装体3とを備え、被測定面に前記基準面1bを当接させ、前記気泡管2により前記被測定面の水平度若しくは垂直度を測定する水準器であって、前記基体1の基板1aは、光の当たり具合で色の見え方が変化する玉虫色部に構成され、さらに、前記外装体3は透明樹脂製部材であり、前記玉虫色部が視認可能に構成されていることを特徴とする水準器に係るものである。
【0009】
また、請求項1記載の水準器において、前記基板1aは、玉虫色のフィルム材5の貼着により前記玉虫色部に構成されていることを特徴とする水準器に係るものである。
【0010】
また、請求項2記載の水準器において、前記基板1aは、表面が黒色であり、この黒色表面上に前記フィルム材5が貼着されて前記玉虫色部に構成されていることを特徴とする水準器に係るものである。
(【0011】以降は省略されています)

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