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公開番号2024171496
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-12
出願番号2023088531
出願日2023-05-30
発明の名称電子機器、提示方法及びプログラム
出願人カシオ計算機株式会社
代理人弁理士法人光陽国際特許事務所
主分類A61B 5/11 20060101AFI20241205BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】提示されるピッチ左右差の精度を向上させる。
【解決手段】電子機器の制御部は、センサ部の加速度センサ等から取得されたデータに基づいてユーザの一歩ごとのピッチを左足と右足のそれぞれで導出し、左足の直近5歩のピッチについてのレンジと、右足の直近5歩のピッチについてのレンジと、がそれぞれ所定の条件を満たしているか否かを判断する。そして、制御部は、各レンジが所定の条件を満たしている場合に、ピッチ左右差を導出し、現在提示されているピッチ左右差の値を、新たに導出されたピッチ左右差の値に更新する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
センサから取得されたデータに基づいて、ユーザの一歩ごとのピッチを、左足及び右足それぞれで導出し、
左足の所定歩数のそれぞれで導出されたピッチについての第1左足統計値と、右足の前記所定歩数のそれぞれで導出されたピッチについての第1右足統計値と、の差分を導出し、
導出された前記差分の値を提示部に提示させる、
制御部を備え、
前記制御部は、左足の前記所定歩数のそれぞれで導出されたピッチについての第2左足統計値と、右足の前記所定歩数のそれぞれで導出されたピッチについての第2右足統計値と、がそれぞれ所定の条件を満たしていると判断した場合に、提示されている前記差分の値を、新たに導出された差分の値に更新して提示する、
電子機器。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記制御部は、左足の前記所定歩数のそれぞれで導出されたピッチについての第2左足統計値と、右足の前記所定歩数のそれぞれで導出されたピッチについての前記第2右足統計値と、がそれぞれ所定の条件を満たしていないと判断した場合に、提示されている前記差分の値を更新しないよう制御する、
請求項1に記載の電子機器。
【請求項3】
前記所定のセンサは、少なくとも加速度センサを含み、
前記制御部は、前記加速度センサを含む所定のセンサから取得されたデータに基づいて左足と右足のそれぞれのピッチを導出する、
請求項1に記載の電子機器。
【請求項4】
前記制御部は、さらに、前記ピッチについての第3統計値を導出し、
導出された前記第3統計値を前記提示部に提示させる、
請求項1に記載の電子機器。
【請求項5】
前記制御部は、前記第2左足統計値及び前記第2右足統計値がそれぞれ前記所定の条件を満たしている場合に、前記第3統計値を導出し、現在提示されている前記第3統計値を、新たに導出された前記第3統計値に更新して提示する、
請求項4に記載の電子機器。
【請求項6】
前記第1左足統計値及び前記第1右足統計値は、中央値又は平均値である、請求項1に記載の電子機器。
【請求項7】
前記第2左足統計値及び前記第2右足統計値は、最大値と最小値との差分である、請求項1に記載の電子機器。
【請求項8】
前記制御部は、前記第2左足統計値及び前記第2右足統計値の少なくとも一つが前記所定の条件を満たしていないことにより前記提示部に提示されている前記差分の値が更新されなかった場合、前記差分の値が更新されていないことを識別可能な態様で提示する、
請求項1に記載の電子機器。
【請求項9】
センサから取得されたデータに基づいて、ユーザの一歩ごとのピッチを、左足及び右足それぞれで導出し、
左足の所定歩数のそれぞれで導出されたピッチについての第1左足統計値と、右足の前記所定歩数のそれぞれで導出されたピッチについての第1右足統計値との差分を導出し、
導出された前記差分の値を提示部に提示させるコンピュータが、
左足の前記所定歩数のそれぞれで導出されたピッチについての第2左足統計値と、右足の前記所定歩数のそれぞれで導出されたピッチについての第2右足統計値と、がそれぞれ所定の条件を満たしていると判断した場合に、提示されている前記差分の値を、新たに導出された差分の値に更新して提示する、
提示方法。
【請求項10】
センサから取得されたデータに基づいて、ユーザの一歩ごとのピッチを、左足及び右足それぞれで導出し、
左足の所定歩数のそれぞれで導出されたピッチについての第1左足統計値と、右足の前記所定歩数のそれぞれで導出されたピッチについての第1右足統計値との差分を導出し、
導出された前記差分の値を提示部に提示させるコンピュータに、
左足の前記所定歩数のそれぞれで導出されたピッチについての第2左足統計値と、右足の前記所定歩数のそれぞれで導出されたピッチについての第2右足統計値と、がそれぞれ所定の条件を満たしていると判断した場合に、提示されている前記差分の値を、新たに導出された差分の値に更新して提示する、
処理を実行させるためのプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電子機器、提示方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ウォーキングやランニングにおける運動情報を計測して表示する電子機器が知られている。例えば、特許文献1には、ランニング中における左右の各足の着地(接地)タイミング間の経過時間(ピッチ)を計測して表示する運動支援装置が記載されている。
【0003】
また、左足の接地タイミングから右足の接地タイミングまでの経過時間と右足の着地タイミングから左足の着地タイミングまでの経過時間との差(ピッチ左右差)を提示(表示)する装置も存在する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-6371号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ピッチ左右差は、ウォーキングやランニング中の身体の使い方における左右のバランスを示す重要な運動指標である。しかし、例えば、水たまりを飛び越える、ガタガタの道を歩く(走る)などの動作が行われた場合などには、提示されるピッチ左右差の精度が著しく低下してしまうことがあった。
【0006】
本発明の課題は、提示されるピッチ左右差の精度を向上させることである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、本発明の電子機器は、
センサから取得されたデータに基づいて、ユーザの一歩ごとのピッチを、左足及び右足それぞれで導出し、
左足の所定歩数のそれぞれで導出されたピッチについての第1左足統計値と、右足の前記所定歩数のそれぞれで導出されたピッチについての第1右足統計値と、の差分を導出し、
導出された前記差分の値を提示部に提示させる、
制御部を備え、
前記制御部は、左足の前記所定歩数のそれぞれで導出されたピッチについての第2左足統計値と、右足の前記所定歩数のそれぞれで導出されたピッチについての第2右足統計値と、がそれぞれ所定の条件を満たしていると判断した場合に、提示されている前記差分の値を、新たに導出された差分の値に更新して提示する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、提示されるピッチ左右差の精度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
(a)は、本発明の実施形態に係る電子機器がユーザに装着された様子を示す図、(b)は、電子機器の外観構成を示す図である。
図1の電子機器の機能的構成を示すブロック図である。
図1の制御部により実行される歩行解析処理の流れを示すフローチャートである。
(a)は、ピッチ導出結果格納メモリのデータ格納例を示す図、(b)は、直近5歩のピッチとして(a)に示すピッチが取得された場合の直近5歩の最大値、最小値及びレンジを示す図である。
(a)は、ピッチ導出結果格納メモリのデータ格納例を示す図、(b)は、直近5歩のピッチとして(a)に示すピッチが取得された場合の直近5歩の最大値、最小値及びレンジを示す図である。
(a)は、計測されたピッチの信頼度が高い場合の表示部130における表示の変化を示す図、(b)は、計測されたピッチの信頼度が低い場合の表示部130における表示の変化を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、本発明を実施するための形態について、図面を用いて説明する。但し、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されている。そのため、本発明の技術的範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
(【0011】以降は省略されています)

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