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公開番号2024171210
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-11
出願番号2023088169
出願日2023-05-29
発明の名称遠隔アンペア制御の制御対象選択装置、対象選択方法、及びスマートメータ運用管理装置
出願人中国電力株式会社
代理人弁理士法人一色国際特許事務所
主分類H02J 13/00 20060101AFI20241204BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】電力使用の必要抑制量を確保しつつ、需要家にとって公平感のある方法で遠隔アンペア制御の対象とする需要家を選択する。
【解決手段】遠隔アンペア制御の制御対象選択装置は、電力系統の需給予測情報に基づき求められる、遠隔アンペア制御により達成すべき上記電力系統における電力の抑制量の目標値である必要抑制量を記憶し、電力系統から電力の供給を受ける複数の需要家の夫々の遠隔アンペア制御の過去の実施履歴を記憶し、複数の需要家の夫々について遠隔アンペア制御を実施した場合の夫々の抑制量を記憶し、遠隔アンペア制御を実施することにより得られる抑制量の積算値が必要抑制量以上になるまで、過去の遠隔アンペア制御の実施回数が少ない需要家を優先して順に選択し、選択した需要家を示す情報を生成する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
プロセッサ及び記憶装置を有する情報処理装置を用いて構成され、
電力系統の需給予測情報に基づき求められる、遠隔アンペア制御により達成すべき前記電力系統における電力の抑制量の目標値である必要抑制量を記憶し、
前記電力系統から電力の供給を受ける複数の需要家の夫々の遠隔アンペア制御の過去の実施履歴を記憶し、
前記複数の需要家の夫々について遠隔アンペア制御を実施した場合の夫々の抑制量を記憶し、
前記遠隔アンペア制御を実施することにより得られる前記抑制量の積算値が前記必要抑制量以上になるまで、過去の遠隔アンペア制御の実施回数が最少の前記需要家を優先して順に選択し、
選択した前記需要家を示す情報を生成する、
遠隔アンペア制御の制御対象選択装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
請求項1に記載の遠隔アンペア制御の制御対象選択装置であって、
過去の遠隔アンペア制御の実施回数が最少の前記需要家を一つに絞り込めない場合は更に直近の実施履歴が最古の前記需要家を優先して選択する、
遠隔アンペア制御の制御対象選択装置。
【請求項3】
請求項2に記載の遠隔アンペア制御の制御対象選択装置であって、
直近の実施履歴が最古の前記需要家を一つに絞り込めない場合は更に前記抑制量が最小の前記需要家を優先して選択する、
遠隔アンペア制御の制御対象選択装置。
【請求項4】
請求項1乃至3のいずれか一項に記載の遠隔アンペア制御の対象選択装置が生成する前記情報を用いてスマートメータを制御するスマートメータ運用管理装置であって、
前記複数の需要家に設けられているスマートメータと通信可能に接続し、
前記情報から特定される前記需要家に設けられている前記スマートメータが記憶する、前記需要家の負荷への電力供給を遮断する電流値である制限値を、現在記憶している制限値よりも低い値に更新する、
スマートメータ運用管理装置。
【請求項5】
プロセッサ及び記憶装置を有する情報処理装置が、
電力系統の需給予測情報に基づき求められる、遠隔アンペア制御により達成すべき前記電力系統における電力の抑制量の目標値である必要抑制量を記憶するステップ、
前記電力系統から電力の供給を受ける複数の需要家の夫々の遠隔アンペア制御の過去の実施履歴を記憶するステップ、
前記複数の需要家の夫々について遠隔アンペア制御を実施した場合の夫々の抑制量を記憶するステップ、
前記遠隔アンペア制御を実施することにより得られる前記抑制量の積算値が前記必要抑制量以上になるまで、過去の遠隔アンペア制御の実施回数が最少の前記需要家を優先して順に選択するステップ、及び、
選択した前記需要家を示す情報を生成するステップ、
を実行する、遠隔アンペア制御の対象選択方法。
【請求項6】
請求項5に記載の遠隔アンペア制御の対象選択方法であって、
前記情報処理装置が、過去の遠隔アンペア制御の実施回数が最少の前記需要家を一つに絞り込めない場合は更に直近の実施履歴が最古の前記需要家を優先して選択するステップ、
を更に実行する、遠隔アンペア制御の対象選択方法。
【請求項7】
請求項6に記載の遠隔アンペア制御の対象選択方法であって、
前記情報処理装置が、直近の実施履歴が最古の前記需要家を一つに絞り込めない場合は更に前記抑制量が最小の前記需要家を優先して選択するステップ、
を更に実行する、遠隔アンペア制御の対象選択方法。
【請求項8】
請求項5乃至7のいずれか一項に記載の遠隔アンペア制御の対象選択方法であって、
前記情報処理装置が、前記情報を、通信可能に接続する、前記複数の需要家に設けられているスマートメータを制御するスマートメータ運用管理装置に送信するステップ、
前記スマートメータ運用管理装置が、前記情報から特定される前記需要家に設けられている前記スマートメータが記憶する、負荷への電力供給を遮断する電流値である制限値を、現在記憶している制限値よりも低い値に更新するステップ、
を更に実行する、遠隔アンペア制御の対象選択方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、遠隔アンペア制御の制御対象選択装置、対象選択方法、及びスマートメータ運用管理装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
昨今、次世代スマートメータの利用ワーキンググループにおいて、需要家のスマートメータを遠隔から制御し、需要家の負荷に供給される電流の上限値(ブレーカ(配線用遮断器)の動作電流。以下、「制限値」と称する。)を変更して需要家における電力の利用を抑制する、いわゆる遠隔アンペア制御が検討されている。遠隔アンペア制御によれば、需要家における電力の利用制限をスマートメータ運用管理装置からの集中制御により容易に実施することができる。また、遠隔アンペア制御を採用することで、大規模災害等が発生した際の計画停電の実施回避(完全な停電の回避)や電力供給のレジリエンスの強化等の効果が期待できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-60809号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
遠隔アンペア制御の実施に際しては、電力使用の必要抑制量を確保しつつ、需要家にとって公平感のある方法で遠隔アンペア制御の対象とする需要家を選択する必要がある。上記の特許文献1には、需要家への計画停電の実施日時の周知にかかる煩雑な事務処理の負荷軽減を図ることを目的として構成された計画停電周知支援システムについて記載されている。しかし同文献に記載の技術は、遠隔アンペア制御に関するものではなく、また、同文献には、遠隔アンペア制御の対象とする需要家を選択する仕組みは記載されていない。
【0005】
本発明はこのような背景に鑑みてなされたものであり、電力使用の必要抑制量を確保しつつ、需要家にとって公平感のある方法で遠隔アンペア制御の対象とする需要家を選択することが可能な、遠隔アンペア制御の制御対象選択装置、対象選択方法、及びスマートメータ運用管理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するための本発明のうちの一つは、遠隔アンペア制御の制御対象選択装置であって、プロセッサ及び記憶装置を有する情報処理装置を用いて構成され、電力系統の需給予測情報に基づき求められる、遠隔アンペア制御により達成すべき前記電力系統における電力の抑制量の目標値である必要抑制量を記憶し、前記電力系統から電力の供給を受ける複数の需要家の夫々の遠隔アンペア制御の過去の実施履歴を記憶し、前記複数の需要家の夫々について遠隔アンペア制御を実施した場合の夫々の抑制量を記憶し、前記遠隔アンペア制御を実施することにより得られる前記抑制量の積算値が前記必要抑制量以上になるまで、過去の遠隔アンペア制御の実施回数が少ない前記需要家を優先して順に選択し、選択した前記需要家を示す情報を生成する。
【0007】
その他、本願が開示する課題、及びその解決方法は、発明を実施するための形態の欄、及び図面により明らかにされる。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、電力使用の必要抑制量を確保しつつ、需要家にとって公平感のある方法で遠隔アンペア制御の対象とする需要家を選択することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
電力需給管理システムの概略的な構成を示す図である。
電力供給監視装置が備える主な機能を示す図である。
SM運用管理装置が備える主な機能を示す図である。
スマートメータ(SM)のハードウェア構成の一例である。
スマートメータ(SM)が備える主な機能を示す図である。
制御対象選択装置が備える主な機能を示す図である。
需要家情報の一例である。
制限対象リストの一例である。
制御対象選択処理を説明するフローチャートである。
電力需給管理システムの構成に用いる情報処理装置の一例である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態につき図面を参照しつつ説明する。尚、以下の説明において、符号の前に付している「S」の文字は処理ステップを意味する。
(【0011】以降は省略されています)

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