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公開番号2024170923
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-11
出願番号2023087692
出願日2023-05-29
発明の名称電力変換モジュール
出願人株式会社アイシン
代理人弁理士法人R&C
主分類H02M 7/48 20070101AFI20241204BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】誤動作をすることがない電力変換モジュールを提供する。
【解決手段】車両駆動装置100に設けられる電力変換モジュールは、車両に搭載されるバッテリからの直流電力により車両の走行用モータに通電するインバータ3と、冷却流体が内部に流通する冷却プレート60と、を備え、冷却プレート60を挟んだインバータ3の反対側に、電子部品を配置しない非配置領域NMが設けられている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
車両駆動装置に設けられる電力変換モジュールであって、
車両に搭載されるバッテリからの直流電力により車両の走行用モータに通電するインバータと、
冷却流体が内部に流通する冷却プレートと、を備え、
前記冷却プレートを挟んだ前記インバータの反対側に、電子部品を配置しない非配置領域が設けられている電力変換モジュール。
続きを表示(約 160 文字)【請求項2】
前記インバータは、前記車両駆動装置のハウジングの内壁に近接して設けられている請求項1に記載の電力変換モジュール。
【請求項3】
前記非配置領域に、前記冷却流体と前記車両駆動装置に流通するオイルとの間で熱交換を行う熱交換器が設けられている請求項1又は2に記載の電力変換モジュール。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両駆動装置に設けられる電力変換モジュールに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
近年、走行駆動源としてモータを備えた自動車(ハイブリッド車(HEV:Hybrid Electric Vehicle)、プラグインハイブリッド車(PHEV:Plug-in Hybrid Electric Vehicle)、バッテリ車(BEV:Battery Electric Vehicle)、燃料電池車(FCEV:Fuel Cell Electric Vehicle)等)が普及している。これらの自動車は、モータ等を駆動する車両駆動装置が設けられ、この車両駆動装置には複数の電子部品を有する電力変換モジュールが備えられている。
【0003】
下記に出典を示す特許文献1には、このような電力変換モジュールの一例として電圧変換装置が記載されている。この電圧変換装置は、仕切り部材によって第1空間と第2空間とに区画された筐体と、入力された電力の電圧を変圧して出力する電圧変換回路とを備えている。第1空間には、電圧変換回路のうち、入力された電力の電圧が印加される1次側回路が格納され、第2空間には、電圧変換回路のうち、入力された電力の電圧から変圧された変圧後の電圧が印加される2次側回路が格納されている。1次側回路と2次側回路とは、筐体内において、仕切り部材に設けられた開口部を介して電気的に接続されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-61892号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載の電圧変換装置では、上記のように電圧変換回路の1次側回路と2次側回路とが、夫々、仕切り部材により隔てられた互いに別々の空間(第1空間及び第2空間)に格納されている。1次側回路には、外部電源からの交流電力を整流する整流部、電圧変換回路を構成する力率改善部、インバータ、及びトランスが含まれ、これらは第1空間に格納される。一方、2次側回路には、負荷の電力供給を行うDC/DC変換部、及びモータに通電する電力変換部が含まれ、これらは第2空間に格納される。電力変換部は、仕切り部材を挟んで、整流部や力率改善部に対向して設けられている。電力変換部には高電圧が印加されると共に、振幅が大きい電流が流れるので、周囲に対してノイズを発し、発熱量も大きくなる。このため、整流部や力率改善部がノイズや熱の影響により誤動作する可能性がある。
【0006】
そこで、誤動作をすることがない電力変換モジュールが求められる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る電力変換モジュールの特徴構成は、車両駆動装置に設けられる電力変換モジュールであって、車両に搭載されるバッテリからの直流電力により車両の走行用モータに通電するインバータと、冷却流体が内部に流通する冷却プレートと、を備え、前記冷却プレートを挟んだ前記インバータの反対側に、電子部品を配置しない非配置領域が設けられている点にある。
【0008】
このような特徴構成とすれば、冷却プレートによりインバータからの熱を低減するだけでなく、冷却プレートを流通する冷却流体によりトランスからのノイズを減衰させ、他の電子部品への影響を低減することが可能となる。したがって、電力変換モジュールが誤動作することを無くす(防止する)または低減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
電力変換モジュールを含む冷却回路を示す図である。
電力変換モジュールの構成を示すブロック図である。
車両駆動装置の縦断面図である。
電力変換モジュールが備える基板の配置を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明に係る電力変換モジュールは、車両駆動装置に設けられる。以下、本実施形態の電力変換モジュール1について説明する。ただし、電力変換モジュール1は、以下の実施形態に限定されることなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。
(【0011】以降は省略されています)

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