TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024170212
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-06
出願番号2023087244
出願日2023-05-26
発明の名称光通信装置、光通信方法、及びプログラム
出願人京セラ株式会社
代理人弁理士法人キュリーズ
主分類H04B 10/80 20130101AFI20241129BHJP(電気通信技術)
要約【課題】効率的な光通信を行うことを可能とする。
【課題手段】光通信システムは、光による無線通信である光通信を水中で行う光通信装置であって、球状又は多面体の構造体と、構造体に分散して配置された複数の受発光部210と、光通信装置から、水と他の物質との境界面までの第1距離を計測する計測部と、第1距離に基づいて、複数の受発光部210のうち一部の受発光部における受光動作及び発光動作のうち少なくとも一方の動作を制限する動作制限を行う制御部と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
光による無線通信である光通信を水中で行う光通信装置であって、
球状又は多面体の構造体と、
前記構造体に分散して配置された複数の受発光部と、
前記光通信装置から、水と他の物質との境界面までの第1距離を計測する計測部と、
前記第1距離に基づいて、前記複数の受発光部のうち一部の受発光部における受光動作及び発光動作のうち少なくとも一方の動作を制限する動作制限を行う制御部と、を備える
光通信装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
複数の送受信回路と、
複数のスイッチと、
をさらに備え、
前記複数のスイッチのそれぞれは、前記複数の受発光部のうち、前記光通信に同時に使用されない2以上の受発光部ごとに設けられ、
前記制御部は、前記2以上の受発光部のいずれか1つの受発光部と、前記複数の送受信回路のいずれか1つの送受信回路とを、前記スイッチを介して、電気的に接続させる
請求項1に記載の光通信装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記複数の受発光部のそれぞれについて、前記第1距離に基づいて、当該受発光部から、当該受発光部の光軸方向に沿った前記境界面までの第2距離を導出する
請求項1に記載の光通信装置。
【請求項4】
前記計測部は、前記複数の受発光部のそれぞれの前記境界面に対する傾き角度を検知する傾きセンサ
をさらに含み、
前記制御部は、前記複数の受発光部のそれぞれについて、前記第1距離と、前記傾きセンサにより検知された前記傾き角度とに基づいて、前記第2距離を導出する
請求項3に記載の光通信装置。
【請求項5】
前記動作制限は、前記第2距離に応じて、前記一部の受発光部に含まれる発光素子をオフ状態にすること、又は前記発光素子の光量を所定光量よりも小さくすることである
請求項3に記載の光通信装置。
【請求項6】
前記制御部は、前記第2距離が短くなるほど、前記発光素子の光量を小さくする
請求項5に記載の光通信装置。
【請求項7】
前記制御部は、前記複数の受発光部のそれぞれについて、
前記第2距離が第1閾値よりも短い場合、当該受発光部に含まれる発光素子を前記所定光量よりも小さくし、
前記第2距離が第2閾値よりも短い場合、当該受発光部に含まれる発光素子をオフ状態にし、
前記第2閾値は、前記第1閾値よりも小さい値である
請求項5に記載の光通信装置。
【請求項8】
前記光通信装置が前記光通信装置の下方に位置する他の光通信装置との前記光通信を行う場合において、
前記境界面は、水面であり、
前記計測部は、前記光通信装置から前記水面までの距離を前記第1距離として計測する
請求項1乃至7のいずれか1項に記載の光通信装置。
【請求項9】
前記光通信装置が前記光通信装置の上方に位置する他の光通信装置との前記光通信を行う場合において、
前記境界面は、水底であり、
前記計測部は、前記光通信装置から前記水底までの距離を前記第1距離として計測する
請求項1乃至7のいずれか1項に記載の光通信装置。
【請求項10】
前記光通信装置が前記光通信装置の横方向に位置する他の光通信装置との前記光通信を行う場合において、
前記境界面は、壁面であり、
前記計測部は、前記光通信装置から前記壁面までの距離を前記第1距離として計測する
請求項1乃至7のいずれか1項に記載の光通信装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、光通信装置、光通信方法、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
例えば水中での通信において、伝送媒体として光、特に、可視光を用いた無線通信(単に「光通信」とも称する)を行う光通信システムが知られている。光は高い指向性を持つため、従来の光通信システムでは、送信側及び受信側のそれぞれの光通信装置が固定されている前提下で、送信側及び受信側を対向させて1対1の光通信を行うことが一般的である。
【0003】
非特許文献1には、球状の筐体の表面に分散して配置された複数の受発光部を有し、これらの受発光部のすべてを常時オン状態に設定することで全方向に光通信を行う光通信装置が記載されている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
Farhad Akhoundi et al. “Cellular Underwater Wireless Optical CDMA Network: Performance Analysis and Implementation Concepts”, IEEE TRANSACTIONS ON COMMUNICATIONS, VOL. 63, NO. 3, MARCH 2015.
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
非特許文献1に記載のような従来の光通信装置には、効率的な光通信を行う点で改善の余地がある。例えば、従来の光通信装置のようにすべての受発光部を常時オン状態に設定する場合、光通信装置の消費電力が増大するという問題がある。
【0006】
そこで、本開示は、効率的な光通信を行うことが可能な光通信装置、光通信方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第1の態様に係る光通信装置は、光による無線通信である光通信を水中で行う光通信装置であって、球状又は多面体の構造体と、前記構造体に分散して配置された複数の受発光部と、前記光通信装置から、水と他の物質との境界面までの第1距離を計測する計測部と、前記第1距離に基づいて、前記複数の受発光部のうち一部の受発光部における受光動作及び発光動作のうち少なくとも一方の動作を制限する動作制限を行う制御部と、を備える。
【0008】
第2の態様に係る光通信方法は、光による無線通信である光通信を水中で行い、球状又は多面体の構造体に分散して配置された複数の受発光部を有する光通信装置を制御する光通信方法であって、前記光通信装置から、水と他の物質との境界面までの第1距離を計測するステップと、前記第1距離に基づいて、前記複数の受発光部のうち一部の受発光部における受光動作及び発光動作のうち少なくとも一方の動作を制限する動作制限を行うステップと、を備える。
【0009】
第3の態様に係るプログラムは、光による無線通信である光通信を水中で行い、球状又は多面体の構造体に分散して配置された複数の受発光部を有する光通信装置に、前記光通信装置から、水と他の物質との境界面までの第1距離を計測するステップと、前記第1距離に基づいて、前記複数の受発光部のうち一部の受発光部における受光動作及び発光動作のうち少なくとも一方の動作を制限する動作制限を行うステップと、を実行させる。
【発明の効果】
【0010】
本開示の一態様によれば、効率的な光通信を行うことが可能な光通信装置、光通信方法、及びプログラムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

京セラ株式会社
識別部材
1か月前
京セラ株式会社
制御装置
5日前
京セラ株式会社
組み立て体
1か月前
京セラ株式会社
燃料電池装置
7日前
京セラ株式会社
燃料電池装置
5日前
京セラ株式会社
受光モジュール
7日前
京セラ株式会社
振動発電デバイス
5日前
京セラ株式会社
表示装置、表示方法
1か月前
京セラ株式会社
発光装置および造形装置
1か月前
京セラ株式会社
電源制御装置及び電源制御方法
2日前
京セラ株式会社
電源制御装置及び電源制御方法
2日前
京セラ株式会社
報知装置及び交通情報提供装置
1か月前
京セラ株式会社
情報処理装置及び情報処理方法
13日前
京セラ株式会社
フィルタデバイスおよび通信装置
13日前
京セラ株式会社
刺激装置、刺激方法、及び装着体
15日前
京セラ株式会社
端末装置、操作方法及びプログラム
1か月前
京セラ株式会社
負荷制御システム及び負荷制御方法
2日前
京セラ株式会社
光素子搭載用パッケージ及び発光装置
5日前
京セラ株式会社
報知装置、交通情報提供装置及び車両
28日前
京セラ株式会社
振動発電デバイス及びセンサモジュール
5日前
京セラ株式会社
送電装置、制御方法及び制御プログラム
6日前
京セラ株式会社
送電装置、制御方法及び制御プログラム
5日前
京セラ株式会社
配線基板、パッケージおよび圧電デバイス
5日前
京セラ株式会社
音出力装置、音出力方法、及びプログラム
28日前
京セラ株式会社
光通信装置、光通信方法、及びプログラム
1か月前
京セラ株式会社
制御装置、表示システム、及び映像生成方法
1か月前
京セラ株式会社
分散電源管理システム及び分散電源管理方法
5日前
京セラ株式会社
情報処理装置、提示装置、及び交通支援システム
13日前
京セラ株式会社
電子機器、状態推定方法及び状態推定プログラム
13日前
京セラ株式会社
電子部品収納用パッケージおよび電子モジュール
2日前
京セラ株式会社
商品管理システム、器具通信装置、及び商品管理方法
5日前
京セラ株式会社
商品管理装置、接客支援システム、及び接客支援方法
5日前
京セラ株式会社
表示装置
1か月前
京セラ株式会社
制御装置
1か月前
京セラ株式会社
照明制御方法、照明制御プログラム、及び照明制御システム
2日前
京セラ株式会社
アイソレータ
1か月前
続きを見る