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公開番号2024170169
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-06
出願番号2023087186
出願日2023-05-26
発明の名称車両用フードロック装置
出願人株式会社城南製作所
代理人弁理士法人平田国際特許事務所
主分類E05B 83/24 20140101AFI20241129BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】ロック解除部材の作動力を向上させつつ、ロックの緊急解除を行うことができる車両用フードロック装置を提供する。
【解決手段】車両のフードを閉状態でロックするロック機構12と、ロック機構12によるロックを解除するロック解除機構13と、を備え、ロック解除機構13は、ロック解除ロッド41と、ロック解除ロッド41を駆動する駆動モータと、駆動モータの動力をロック解除ロッド41の進退方向の移動に変換する動力変換機構と、これらを支持するハウジング44と、操作ハンドル81の操作に伴って、ロック解除部材13を進退方向に移動させる緊急解除部45と、を備え、ハウジング44は、ロック解除ロッド41の進退方向に移動自在に支持され、緊急解除部45は、操作ハンドル81の操作によってハウジング44を進退方向に移動させることで、ロック解除ロッド41を進退方向に移動させる。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
車両のフードを閉状態でロックするロック機構と、
前記ロック機構によるロックを解除するロック解除機構と、を備え、
前記ロック解除機構は、
前記ロック機構と係合するロック解除部材と、
前記ロック解除部材を駆動する駆動モータと、
前記駆動モータの動力を、前記ロック解除部材の進退方向の移動に変換する動力変換機構と、
前記ロック解除部材、前記駆動モータ及び前記動力変換機構を支持する支持部材と、
操作ハンドルの操作に伴って、前記ロック解除部材を前記進退方向に移動させる緊急解除手段と、を備え、
前記支持部材は、前記ロック解除部材の前記進退方向に移動自在に構成され、
前記緊急解除手段は、前記操作ハンドルの操作によって前記支持部材を前記進退方向に移動させることで、前記ロック解除部材を前記進退方向に移動させることを特徴とする車両用フードロック装置。
続きを表示(約 89 文字)【請求項2】
前記支持部材を、前記緊急解除手段による移動方向とは反対方向に付勢する付勢手段を、更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の車両用フードロック装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用フードロック装置に関するものである。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、車両用フードロック装置として、電動モータ、ウォームギア及びウォームホイールを用いて、電動でロックを解除する電動解除式のトランクロック装置がある(特許文献1参照)。このトランクロック装置は、フード(トランクリッド)に固定されたストライカを拘束した状態で噛み合うラッチ及びラチェットと、ラッチとラチェットとの噛み合いを解除するロック解除部材(オープンレバー)と、ロック解除部材を駆動する電動モータと、電動モータの動力によってロック解除部材を作動させるウォームギア及びウォームホイール(動力変換機構)と、ロック解除部材に取り付けられ、緊急時にロックを解除するための操作ノブと、を備えている。この車両用フードロック装置では、ウォームギアやウォームホイールの歯ピッチを調整することで、ロック解除部材の作動力(出力)を向上させることができるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-47521号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、従来の車両用フードロック装置では、動力変換機構の歯ピッチ等を調整して、ロック解除に係る作動力を向上させると、操作ノブを用いてロック解除部材を動かすのに必要な力が大きくなり、ロックの緊急解除ができなくなってしまうという問題があった。
【0005】
そこで、本発明は、ロック解除部材の作動力を向上させつつ、ロックの緊急解除を行うことができる車両用フードロック装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記目的を達成するため、車両のフードを閉状態でロックするロック機構と、前記ロック機構によるロックを解除するロック解除機構と、を備え、前記ロック解除機構は、前記ロック機構と係合するロック解除部材と、前記ロック解除部材を駆動する駆動モータと、前記駆動モータの動力を、前記ロック解除部材の進退方向の移動に変換する動力変換機構と、前記ロック解除部材、前記駆動モータ及び前記動力変換機構を支持する支持部材と、操作ハンドルの操作に伴って、前記ロック解除部材を前記進退方向に移動させる緊急解除手段と、を備え、前記支持部材は、前記ロック解除部材の前記進退方向に移動自在に構成され、前記緊急解除手段は、前記操作ハンドルの操作によって前記支持部材を前記進退方向に移動させることで、前記ロック解除部材を前記進退方向に移動させることを特徴とする車両用フードロック装置を提供する。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係る車両用フードロック装置は、ロック解除部材の作動力を向上させつつ、ロックの緊急解除を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施形態に係る車両用フードロック装置を示した、ロック状態の正面図(a)及びロック解除状態の正面図(b)である。
ベースを示した正面図である。
(a)は、ロック解除機構を示した背面図であり、(b)は、第3付勢バネ及びカバーを省略した状態のロック解除機構を示した背面図である。
ロック解除機構を示した平面図(a)及び斜視図(b)である。
車両用フードロック装置を示した平面図(a)及び背面斜視図(b)である。
車両用フードロック装置における緊急解除動作を示した説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付の図面を参照しながら、本発明の一実施形態に係る車両用フードロック装置について説明する。この車両用フードロック装置は、車体の前方にトランクルーム用の開口部が設けられた車両において、当該開口部の前端部に配設され、当該開口部を開閉するフード(フロントフード)を閉状態でロックするロック装置である。特に、本車両用フードロック装置は、電動解除式のロック解除構造を備えた構成において、動力変換機構の構造に係わらず、ロックを緊急解除できる緊急解除構造を採用したものである。なお、以下、各図に示す通り、左右、前後及び上下を規定して説明する。また、本実施形態では、車両用フードロック装置の上下方向が車両の上下方向と一致し、車両用フードロック装置の左右方向が車両の車幅方向と一致し、車両用フードロック装置の前後方向が車両の前後方向と一致している。
【0010】
(車両用フードロック装置の構成)
図1に示すように、車両用フードロック装置1は、車体に固定されると共に、車両のフードに固定されたストライカSが進入する進入溝21が形成されたベース11と、進入溝21周りにおいてベース11に支持され、ストライカSを拘束してフードを閉状態でロックするロック機構12と、ロック機構12の右側においてベース11に支持され、ロック機構12によるロックを解除するロック解除機構13と、を備えている。
(【0011】以降は省略されています)

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