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公開番号
2024148516
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-18
出願番号
2023061711
出願日
2023-04-05
発明の名称
機器収納用箱体
出願人
河村電器産業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
E05C
9/04 20060101AFI20241010BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約
【課題】箱本体への扉の取り付け時に、扉を容易且つ確実に適切な取付位置に位置決めすることができる機器収納用箱体を提供する。
【解決手段】扉3の裏面に設置された上ガイド部材10A、10Bに、鎖錠棒5よりも後方において後側へ向かって左右方向で内側へ傾斜する方向へ突出する位置決め板13を設けた。そして、扉3の箱本体2への取り付け時に、位置決め板13の後面が箱本体2の水切り4に当接した状態で扉3を箱本体2へ近づけると、水切り4の当接箇所が位置決め板13の後面上を相対的に移動する格好で、扉3が所定の取付位置へ誘導されるようにした。したがって、扉3の裏面における左右両側に、箱本体2への取付状態で扉3をロックするための鎖錠棒5、5が設置されているような扉3であっても、箱本体2への取り付け時に、扉3を容易且つ確実に適切な取付位置に位置決めすることができる。
【選択図】図8
特許請求の範囲
【請求項1】
前面に開口している箱本体と、前記箱本体に着脱可能な扉とを備えているとともに、前記扉の裏面における左右両側に、前記箱本体への取付状態で前記扉をロックするための鎖錠棒が、上下方向へ移動可能に設置されてなる機器収納用箱体であって、
前記扉の裏面における左右の少なくとも何れか一方に、前記鎖錠棒よりも後方において後側へ向かって左右方向で内側へ傾斜する方向へ突出する位置決め部が設けられており、
前記扉の前記箱本体への取り付け時に、前記位置決め部が前記箱本体の前記開口の縁部に当接することにより、前記扉が所定の取付位置へ誘導されることを特徴とする機器収納用箱体。
続きを表示(約 300 文字)
【請求項2】
前記扉の裏面に、前記鎖錠棒が挿通されて前記鎖錠棒の上下方向への移動をガイドするガイド部材が設置されているとともに、
前記ガイド部材が、金属板を折り曲げてなり、
前記扉の裏面に固定される前板部と、前記前板部の上端から後側へ突出し、前記鎖錠棒を挿通可能な上挿通孔が穿設された上板部と、前記前板部の下端から後側へ突出し、前記鎖錠棒を挿通可能な下挿通孔が穿設された下板部と、前記前板部における左右方向で外側の側縁から後側へ突出する側板部とを有するとともに、
前記位置決め部が、前記側板部の後端から一体的に突設されていることを特徴とする請求項1に記載の機器収納用箱体。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、機器収納用箱体に関するものである。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来一般的な機器収納用箱体は、前面に開口する箱本体と、箱本体の前面開口を塞ぐ扉とを備えてなる。そして、箱本体への取付状態で扉をロックするための従来既知の構造としては、扉の表面に、前後方向を軸として回動操作可能なレバーを設けるとともに、扉の裏面に、レバーの回動操作に応じて上下動する鎖錠棒を設け、鎖錠棒の上下両端を箱本体の前面開口縁に掛止させるという構造がある(たとえば特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-84064号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
たとえば特許文献1に記載の機器収納用箱体のように、扉の左右何れか一方の側縁を箱本体に蝶着するものにおいては、蝶着箇所において箱本体に対する扉の取付位置が位置決めされるため、扉が左右方向でずれるというような事態が起こらない。しかしながら、そのように扉を箱本体に蝶着することなく、上述したような鎖錠棒を扉の左右両側に設け、左右の鎖錠棒と箱本体との掛止によって扉が箱本体に取り付けられるような構造においては、箱本体への扉の取り付け時に扉が位置決めされないため、扉の取付位置が左右方向でずれるという事態が起こり得るという問題がある。
【0005】
そこで、本発明は、上記問題に鑑みなされたものであって、箱本体への扉の取り付け時に、扉を容易且つ確実に適切な取付位置に位置決めすることができる機器収納用箱体を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明のうち請求項1に記載の発明は、前面に開口している箱本体と、前記箱本体に着脱可能な扉とを備えているとともに、前記扉の裏面における左右両側に、前記箱本体への取付状態で前記扉をロックするための鎖錠棒が、上下方向へ移動可能に設置されてなる機器収納用箱体であって、前記扉の裏面における左右の少なくとも何れか一方に、前記鎖錠棒よりも後方において後側へ向かって左右方向で内側へ傾斜する方向へ突出する位置決め部が設けられており、前記扉の前記箱本体への取り付け時に、前記位置決め部が前記箱本体の前記開口の縁部に当接することにより、前記扉が所定の取付位置へ誘導されることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記扉の裏面に、前記鎖錠棒が挿通されて前記鎖錠棒の上下方向への移動をガイドするガイド部材が設置されているとともに、前記ガイド部材が、金属板を折り曲げてなり、前記扉の裏面に固定される前板部と、前記前板部の上端から後側へ突出し、前記鎖錠棒を挿通可能な上挿通孔が穿設された上板部と、前記前板部の下端から後側へ突出し、前記鎖錠棒を挿通可能な下挿通孔が穿設された下板部と、前記前板部における左右方向で外側の側縁から後側へ突出する側板部とを有するとともに、前記位置決め部が、前記側板部の後端から一体的に突設されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、扉の裏面における左右の少なくとも何れか一方に、鎖錠棒よりも後方において後側へ向かって左右方向で内側へ傾斜する方向へ突出する位置決め部が設けられている。そして、扉の箱本体への取り付け時に、位置決め部が箱本体の開口の縁部に当接することにより、扉が所定の取付位置へ誘導されるようになっている。したがって、扉の裏面における左右両側に、箱本体への取付状態で扉をロックするための鎖錠棒が設置されているような扉であっても、箱本体への取り付け時に、扉を容易且つ確実に適切な取付位置に位置決めすることができる。
また、請求項2に記載の発明によれば、扉の裏面に、鎖錠棒が挿通されて鎖錠棒の上下方向への移動をガイドするガイド部材が設置されているとともに、ガイド部材が、金属板を折り曲げてなり、扉の裏面に固定される前板部と、前板部の上端から後側へ突出し、鎖錠棒を挿通可能な上挿通孔が穿設された上板部と、前板部の下端から後側へ突出し、鎖錠棒を挿通可能な下挿通孔が穿設された下板部と、前板部における左右方向で外側の側縁から後側へ突出する側板部とを有するとともに、位置決め部が、側板部の後端から一体的に突設されている。すなわち、ガイド部材に位置決め部を設けているため、たとえば位置決め部を有する別途部材を設ける構造と比較して、構造の合理化を図ることができる上、ガイド部材に側板部を設けたことでガイド部材の強度向上をも図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
機器収納用箱体を前側から示した説明図である。
レバーが回動操作され、鎖錠棒による掛止が解除された状態にある機器収納用箱体を前側から示した説明図である。
扉を箱本体から取り外した状態にある機器収納用箱体を前側から示した斜視説明図である。
扉を後側から示した斜視説明図である。
上ガイド部材を示した斜視説明図である。
図1中のA-A線断面における上部を拡大して示した説明図である。
図2中のB-B線断面における上部を拡大して示した説明図である。
扉の取り付け時に位置決めされる様子を示した説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の一実施形態となる機器収納用箱体について、図面にもとづき詳細に説明する。
【0010】
図1は、機器収納用箱体1を前側から示した説明図である。図2は、レバー20、20が回動操作され、鎖錠棒5、5による掛止が解除された状態にある機器収納用箱体1を前側から示した説明図である。図3は、扉3を箱本体2から取り外した状態にある機器収納用箱体1を前側から示した斜視説明図である。図4は、扉3を後側から示した斜視説明図である。図5は、上ガイド部材10Aを示した斜視説明図である。図6は、図1中のA-A線断面における上部を拡大して示した説明図である。図7は、図2中のB-B線断面における上部を拡大して示した説明図である。図8は、扉3の取り付け時に位置決めされる様子を示した説明図である。
(【0011】以降は省略されています)
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