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公開番号2024169912
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-06
出願番号2023086774
出願日2023-05-26
発明の名称情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
出願人日本電気株式会社
代理人個人
主分類G08G 1/123 20060101AFI20241129BHJP(信号)
要約【課題】輸送効率の低下を抑制しつつ、利便性の低下も抑制することができる情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムを提供する。
【解決手段】情報処理装置1は、利用者端末から送信されたリクエスト情報であって、乗り物の利用開始地点、当該乗り物の利用終了地点、及び、当該乗り物を利用する時刻を含むリクエスト情報を取得するリクエスト取得部2と、複数の前記リクエスト情報の類似度が所定の基準を満たす場合、部分的な走行区間において、前記リクエスト情報ごとに割り当てられた乗り物からなる複数の乗り物が連結した状態で走行するように、前記乗り物ごとの走行計画を作成する連結走行計画作成部3と、前記走行計画を出力する出力部4とを有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
利用者端末から送信されたリクエスト情報であって、乗り物の利用開始地点、当該乗り物の利用終了地点、及び、当該乗り物を利用する時刻を含むリクエスト情報を取得するリクエスト取得部と、
複数の前記リクエスト情報の類似度が所定の基準を満たす場合、部分的な走行区間において、前記リクエスト情報ごとに割り当てられた乗り物からなる複数の乗り物が連結した状態で走行するように、前記乗り物ごとの走行計画を作成する連結走行計画作成部と、
前記走行計画を出力する出力部と
を有する情報処理装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記乗り物は、運転手により遠隔運転される乗り物である
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記複数の乗り物が連結した状態で走行する前記部分的な走行区間に対して、前記複数の乗り物をまとめて運転する一人の運転手を割り当てる運転手割当部を
さらに有する請求項1又は2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記類似度は、前記リクエスト情報でリクエストされた輸送を実現するための前記乗り物の走行経路と前記乗り物の走行時間帯についての前記リクエスト情報間の類似度である
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記連結走行計画作成部は、他の乗り物と連結せずに走行する場合の前記走行経路又は前記走行時間帯を、所定の許容範囲内で修正し、修正された前記走行経路又は前記走行時間帯を用いて、前記リクエスト情報間の前記類似度を算出する
請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記乗り物に輸送対象が乗っていない状態で前記乗り物が走行する走行区間に対する前記所定の許容範囲は、前記乗り物に当該輸送対象が乗った状態で前記乗り物が走行する走行区間に対する前記所定の許容範囲よりも大きい
請求項5に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記出力部は、さらに、前記乗り物の運転手が用いる装置に対し、当該乗り物の連結相手の乗り物に関する情報を出力する
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項8】
情報処理装置が、
利用者端末から送信されたリクエスト情報であって、乗り物の利用開始地点、当該乗り物の利用終了地点、及び、当該乗り物を利用する時刻を含むリクエスト情報を取得し、
複数の前記リクエスト情報の類似度が所定の基準を満たす場合、部分的な走行区間において、前記リクエスト情報ごとに割り当てられた乗り物からなる複数の乗り物が連結した状態で走行するように、前記乗り物ごとの走行計画を作成し、
前記走行計画を出力する
情報処理方法。
【請求項9】
利用者端末から送信されたリクエスト情報であって、乗り物の利用開始地点、当該乗り物の利用終了地点、及び、当該乗り物を利用する時刻を含むリクエスト情報を取得するリクエスト取得ステップと、
複数の前記リクエスト情報の類似度が所定の基準を満たす場合、部分的な走行区間において、前記リクエスト情報ごとに割り当てられた乗り物からなる複数の乗り物が連結した状態で走行するように、前記乗り物ごとの走行計画を作成する連結走行計画作成ステップと、
前記走行計画を出力する出力ステップと
をコンピュータに実行させるプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
人口密度の低い地域などにおいて、鉄道や路線バスなどの公共交通機関へのアクセスが困難な「交通空白地域」の拡大が社会的な問題となっている。このような地域では、移動需要への対応と、移動サービス提供者(バス事業者、自治体など)にとっての採算性(輸送効率、すなわち乗り物の1回の運行あたりの乗客数)を両立させるために、乗合型オンデマンド交通の導入が進みつつある。乗合型オンデマンド交通(以下、単にオンデマンド交通と呼ぶ)は、利用者から乗降地と希望時刻からなるリクエストを受け付けて、リクエストに示される条件が近い複数の利用者を一つの乗り物で輸送するように動的に走行計画を作成する交通システムである。なお、乗合型オンデマンド交通は、デマンド交通、オンデマンドバスとも呼ばれる。
【0003】
特許文献1に開示されているオンデマンド交通システムは、各利用者から移動のリクエスト(乗車地、降車地、乗車時刻、降車時刻の情報を含む)を受け付けた後、所定の基準を適用して走行経路を生成する。また、このオンデマンド交通システムは、走行経路を作成した後にリクエストを受付けると、同様の基準を適用して走行経路を更新する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平10-241091号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
このようなオンデマンド交通では、複数の利用者からのリクエストに対して、1台の車両による1回の運行で対応するために、各利用者にとっての最短経路よりも大回りの経路が当該車両の走行経路として設定される。特に、人口密度の低い地域では、広い地理的範囲に分散した乗降地を巡回するために、目的地に到着するまでに著しく長い時間を要する(例えば、最短距離での移動よりも1時間余分に要する)状況が典型的に発生する。このことは、利用者にとっての大きな不満要因となっており、利用者の利便性を低下させていた。このような状況を解消するために、リクエストに対応するための車両数を増加させると、各車両の運転手には、少なくとも、担当する車両の出発時刻から終着時刻までの労働時間が発生するため、輸送事業者にとって輸送効率が悪化する。
【0006】
そこで、本明細書に開示される実施形態が達成しようとする目的の1つは、輸送効率の低下を抑制しつつ、利便性の低下も抑制することができる情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第1の態様にかかる情報処理装置は、
利用者端末から送信されたリクエスト情報であって、乗り物の利用開始地点、当該乗り物の利用終了地点、及び、当該乗り物を利用する時刻を含むリクエスト情報を取得するリクエスト取得部と、
複数の前記リクエスト情報の類似度が所定の基準を満たす場合、部分的な走行区間において、前記リクエスト情報ごとに割り当てられた乗り物からなる複数の乗り物が連結した状態で走行するように、前記乗り物ごとの走行計画を作成する連結走行計画作成部と、
前記走行計画を出力する出力部と
を有する。
【0008】
第2の態様にかかる情報処理方法では、
情報処理装置が、
利用者端末から送信されたリクエスト情報であって、乗り物の利用開始地点、当該乗り物の利用終了地点、及び、当該乗り物を利用する時刻を含むリクエスト情報を取得し、
複数の前記リクエスト情報の類似度が所定の基準を満たす場合、部分的な走行区間において、前記リクエスト情報ごとに割り当てられた乗り物からなる複数の乗り物が連結した状態で走行するように、前記乗り物ごとの走行計画を作成し、
前記走行計画を出力する。
【0009】
第3の態様にかかるプログラムは、
利用者端末から送信されたリクエスト情報であって、乗り物の利用開始地点、当該乗り物の利用終了地点、及び、当該乗り物を利用する時刻を含むリクエスト情報を取得するリクエスト取得ステップと、
複数の前記リクエスト情報の類似度が所定の基準を満たす場合、部分的な走行区間において、前記リクエスト情報ごとに割り当てられた乗り物からなる複数の乗り物が連結した状態で走行するように、前記乗り物ごとの走行計画を作成する連結走行計画作成ステップと、
前記走行計画を出力する出力ステップと
をコンピュータに実行させる。
【発明の効果】
【0010】
上述の態様によれば、輸送効率の低下を抑制しつつ、利便性の低下も抑制することができる情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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