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公開番号2024169812
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-06
出願番号2023086572
出願日2023-05-26
発明の名称車両の修理提案方法および装置
出願人日産自動車株式会社
代理人個人,個人
主分類B60S 5/00 20060101AFI20241129BHJP(車両一般)
要約【課題】車両の故障の予兆を検知したときに、出張修理を含む適当な修理方針の提案を行う。
【解決手段】故障予知部において車両データから故障の予兆を検知(ステップ101)したときに、サーバー側で過去の他車の故障予兆検知結果データベースを参照して(ステップ103)、異常信号の組み合わせパターンの一致度が高い1つあるいは複数の部品を故障部品候補として抽出する(ステップ105)。出張修理対応部品情報データベースを参照して(ステップ106)、故障部品候補の全てが出張修理対応部品であるか判定(ステップ108)し、全てが出張修理対応部品であれば、ユーザに出張修理を提案する(ステップ109)。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
車両の部品の故障の予兆を検知し、
この予兆に基づいて1つあるいは複数の故障部品候補を特定し、
故障部品候補の各々について出張修理での対応の可否を判定し、
この判定に基づき、ユーザに出張修理を含む修理方針の提案を行う、
車両の修理提案方法。
続きを表示(約 920 文字)【請求項2】
さらに、
車両データに基づいて車両が走行可能な状態であるか否かを診断し、
走行の可否を考慮して修理方針の提案を行う、
請求項1に記載の車両の修理提案方法。
【請求項3】
故障部品候補が出張修理での対応が可能な場合は、出張修理を提案する、
請求項1に記載の車両の修理提案方法。
【請求項4】
複数の故障部品候補の全てが出張修理での対応が可能な場合は、出張修理を提案する、
請求項1に記載の車両の修理提案方法。
【請求項5】
複数の故障部品候補の中に出張修理での対応が不可の部品が含まれており、かつ車両が走行可能な場合は、ディーラー訪問を提案する、
請求項2に記載の車両の修理提案方法。
【請求項6】
複数の故障部品候補の中に出張修理での対応が不可の部品が含まれており、かつ車両が走行不可の場合は、ディーラーへの搬送を提案する、
請求項2に記載の車両の修理提案方法。
【請求項7】
予め設定した出張修理対応部品情報に基づいて、故障部品候補の各々について出張修理での対応の可否を判定する、
請求項1に記載の車両の修理提案方法。
【請求項8】
上記出張修理対応部品情報を、実際に行った出張修理のデータを用いて更新する、
請求項7に記載の車両の修理提案方法。
【請求項9】
複数の故障部品候補の各々について当該部品が修理交換の必要な部品であることの確率を求め、
出張修理での対応可能な故障部品候補の確率が所定の閾値以上であれば、出張修理での対応不可の故障部品候補を含んでいても出張修理を提案する、
請求項4に記載の車両の修理提案方法。
【請求項10】
複数の故障部品候補を優先度順に並べ、その上位所定範囲の故障部品候補が出張修理での対応が可能なものであれば、下位に出張修理での対応不可の故障部品候補を含んでいても出張修理を提案する、
請求項4に記載の車両の修理提案方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、車両の部品の故障の予兆を検知したときに、出張修理を含む適当な修理方針をユーザに提案する方法および装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
車両に何らかの不調があったり故障の予兆を感じた場合、ユーザ(車両の保有者)は、ディーラーつまり当該車両の販売会社に車両を持ち込んで点検修理を受ける必要がある。
【0003】
特許文献1には、事故により車両が損傷した際の修理の見積もりを、スマートフォンを介した損傷箇所の画像の送信およびこれに応答したサーバーからの見積もり額の受信により遠隔で行えるようにした技術が開示されている。そして、見積もり額に、車両引き取りのための出張費用を含めることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2008-308075号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
一般のユーザにとって車両をディーラーに持ち込むことは、時間や手間等の点で面倒である。そのため、何らかの車両の不調を感じていても、ディーラーで点検を受けずに乗り続けてしまいやすい。一方、やみくもにユーザが自宅等での修理を求めたとすると、作業員の無駄な出張が増加する。
【0006】
なお、特許文献1における出張費用は、あくまでも事故車両を修理工場まで搬送するための引き取りに要する費用であり、ユーザの自宅等までディーラーの作業員が出張して修理を行う出張修理という形態を開示するものではない。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この発明に係る車両の修理提案方法は、
車両の部品の故障の予兆を検知し、
この予兆に基づいて1つあるいは複数の故障部品候補を特定し、
故障部品候補の各々について出張修理での対応の可否を判定し、
この判定に基づき、ユーザに出張修理を含む修理方針の提案を行う。
【0008】
本発明では、1つあるいは複数の故障部品候補を特定した上で、出張修理での対応の可否を判定し、最終的な修理方針の提案を行う。
【発明の効果】
【0009】
この発明によれば、故障の予兆を検知したときに故障部品候補を特定しかつその出張修理での対応の可否を考慮した上でユーザが出張修理等の提案を受領するので、ユーザにとって便利であるとともに、作業員の無駄な出張を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
この発明に係る出張修理提案システムの第1実施例を示す構成説明図。
車両側での故障予兆検知結果のデータを表形式で示す説明図。
出張修理判定装置側の故障予兆検知結果データベースの説明図。
出張修理対応部品情報データベースの説明図。
第1実施例の処理の流れを示すフローチャート。
故障予兆情報の一致度の説明図。
一致度が高い部品のリストの例を示す説明図。
出張修理提案システムの第2実施例を示す構成説明図。
第2実施例の処理の流れを示すフローチャート。
出張修理提案システムの第3実施例を示す構成説明図。
異常信号の履歴を含む故障予兆検知結果データベースの説明図。
故障予兆履歴データベースの説明図。
第3実施例の処理の流れを示すフローチャート。
一致度が高い部品のリストの例を示す説明図。
出張修理提案システムの第4実施例を示す構成説明図。
信号重要度データベースの説明図。
第4実施例の処理の流れを示すフローチャート。
順位付けした部品のリストの例を示す説明図。
出張修理提案システムの第5実施例を示す構成説明図。
信号特徴量データベースの説明図。
第5実施例の処理の流れを示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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