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公開番号
2024168951
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-05
出願番号
2023086039
出願日
2023-05-25
発明の名称
実績推定による評価プログラム、装置及び方法、並びに選定プログラム、装置、システム及び方法
出願人
ダイキン工業株式会社
代理人
個人
主分類
F24F
11/64 20180101AFI20241128BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約
【課題】所定の期間の少なくとも一部の期間において評価のための実測情報が取得されなくても、機器又は機器セットをより適切に評価することができる評価プログラムを提供する。
【解決手段】本評価プログラムは、機器又は機器セットの実績又は実験結果に係る値を含む取得された実績情報と、機器又は機器セットの構成、能力又は仕様に係る取得された機器情報とを用いて、機器又は機器セットに対する評価に係る評価情報を推定する評価決定手段としてコンピュータを機能させる。また上記の実績情報は、少なくとも一部の期間での実績又は実験結果に係る値が、この少なくとも一部の期間に係る推定条件を用いた推定処理による推定値となっている。さらに評価決定手段は、実績情報、機器情報、及び推定した評価情報のうちの少なくとも1つに対し、推定処理に関係する情報に基づき決定された補正情報を反映させて、評価結果としての評価情報を決定することも好ましい。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
機器又は機器セットの実績又は実験結果に係る値を含む取得された実績情報と、当該機器又は機器セットの構成、能力又は仕様に係る取得された機器情報とを用いて、当該機器又は機器セットに対する評価に係る評価情報を推定する評価決定手段としてコンピュータを機能させ、
当該実績情報は、所定の期間における少なくとも一部の期間での当該実績又は実験結果に係る値が、当該少なくとも一部の期間に係る推定条件を用いた推定処理による推定値となっている、
評価プログラム。
続きを表示(約 2,000 文字)
【請求項2】
前記評価決定手段は、当該実績情報、当該機器情報、及び推定した当該評価情報のうちの少なくとも1つに対し、当該推定処理に関係する情報に基づき決定された補正情報を反映させて、評価結果としての評価情報を決定する、請求項1に記載の評価プログラム。
【請求項3】
当該推定処理に関係する情報に基づき、当該実績情報、当該機器情報、及び当該評価情報のうちの少なくとも1つについての補正情報を決定する補正決定手段としてコンピュータを更に機能させ、
前記評価決定手段は、取得された当該実績情報、又は取得された当該実績情報に対し当該補正情報を反映させた実績情報、又は取得された当該実績情報及び当該補正情報と、取得された当該機器情報、又は取得された当該機器情報に対し当該補正情報を反映させた機器情報、又は取得された当該機器情報及び当該補正情報とを用いて、当該評価情報を推定し、推定した当該評価情報を、又は当該評価情報に当該補正情報が決定されているならば、推定した当該評価情報に対し当該補正情報を反映させた評価情報を、当該評価結果としての評価情報に決定する、
請求項2に記載の評価プログラム。
【請求項4】
前記補正決定手段は、当該少なくとも一部の期間に係る情報、当該少なくとも一部の期間に係る当該機器若しくは機器セット又は関係する空間の用途又は使用態様に係る情報、及び、当該推定処理における推定の確からしさ又は実際との乖離の度合いに係る情報のうちの少なくとも1つに基づき、当該実績情報、当該機器情報、及び当該評価情報のうちの少なくとも1つについての当該補正情報を決定する、請求項3に記載の評価プログラム。
【請求項5】
前記補正決定手段は、時系列情報となっている取得された当該実績情報のうちの当該推定値に係る情報部分に対し、一定の係数若しくは時系列に係る時間の関数である係数を掛けた時系列情報又は所定の変換式による変換処理を施した時系列情報を、当該実績情報、当該機器情報、及び当該評価情報のうちの少なくとも1つについての当該補正情報とする、請求項3に記載の評価プログラム。
【請求項6】
前記補正決定手段は、当該実績情報及び当該機器情報のうちの少なくとも1つに係る設定された、想定される又は推定される経時変化分に基づき、当該実績情報、当該機器情報、及び当該評価情報のうちの少なくとも1つについての当該補正情報を決定する、請求項3から5のいずれか1項に記載の評価プログラム。
【請求項7】
前記補正決定手段は、当該実績情報についての当該補正情報として、取得された当該実績情報のうちの当該推定値に係る情報部分に対する当該補正情報、又は取得された当該実績情報の全体に対する当該補正情報を決定する、請求項3から5のいずれか1項に記載の評価プログラム。
【請求項8】
当該機器又は機器セットは空調機器又は空調機器セットであって、当該機器情報は、当該空調機器又は空調機器セットに係る能力情報を含み、当該実績情報は、当該空調機器又は空調機器セットに係る空調負荷情報、運転周波数情報、及び運転回転数情報のうちの少なくとも1つを含み、当該評価情報は、当該空調機器又は空調機器セットに係る消費電力情報、コスト情報、未処理負荷情報、実績温度情報、及び実績湿度情報のうちの少なくとも1つを含む、請求項1から5のいずれか1項に記載の評価プログラム。
【請求項9】
当該機器又は機器セットの稼働、運用又は設定に係る、取得された当該少なくとも一部の期間での機器稼働情報と、当該機器又は機器セットに関係する空間の稼働、運用又は設定に係る、取得された当該少なくとも一部の期間での空間運用情報と、当該空間の構成、性能又は仕様に係る、取得された当該少なくとも一部の期間での空間構成情報と、当該機器又は機器セットに関係する環境に係る、取得された当該少なくとも一部の期間での環境情報とのうちの少なくとも1つを当該推定条件として、当該少なくとも一部の期間での実績又は実験結果に係る値を推定し、当該少なくとも一部の期間に係る実績情報の部分であって、実績又は実験結果に係る値が推定値となっている実績情報の部分を生成する実績推定手段としてコンピュータを更に機能させる、請求項1から5のいずれか1項に記載の評価プログラム。
【請求項10】
当該機器稼働情報、当該空間運用情報、当該空間構成情報、及び当該環境情報のうちの少なくとも1つに係る設定された、想定される又は推定される変動分の大きさに基づき、当該実績情報、当該機器情報、及び当該評価情報のうちの少なくとも1つについての当該補正情報を決定する補正決定手段としてコンピュータを更に機能させる、請求項9に記載の評価プログラム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、機器又は機器セットを評価する技術に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
ある使用条件の下で、機器又は機器セットのコストやパフォーマンスを適切に評価することは、例えばより好適な機器又は機器セットを選定するに当たり、非常に重要となっている。
【0003】
このような評価技術を含む機器選定技術として、例えば特許文献1には、部屋の特性にあった冷暖房機器を選定する冷暖房機器選定支援システムが開示されている。このシステムでは、冷暖房機器の使用に関する実績情報と、冷暖房機器が設置された各部屋の熱の出入りに関わる部屋情報とに基づき、各部屋における冷暖房時に必要な熱量を算出し、この算出結果に基づいて、市販の複数の冷暖房機器の中から各部屋に適した冷暖房機器を選定している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-027433号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
以上、特許文献1に開示されたように従来、所定期間における取得された運転実績データを用いて、機器又は機器セットの評価や選定が行われてきた。
【0006】
例えば、評価・選定対象が空調機器又は空調機器セットである場合、夏季と冬季では空調動作が異なり、また、外気温度、外気湿度や、日射量等の推移に合わせて空調負荷も大きく変化する。さらに、物件の用途、季節や、使用者の生活状況等によって例えば深夜も空調が実施されることも有り得る。したがって、このような空調機器又は空調機器セットを評価するに当たっては、通年の(春夏秋冬の全日における)運転実績データの取得されることが望ましい。また、設置環境・状況の変化の影響を受け得る他の多くの機器又は機器セットにおいても、同じく通年の運転実績データは取得しておきたいところである。
【0007】
しかしながら現実には、所定の期間、例えば1年間、にわたっての実測された運転実績データが取得できない場合も少なくない。この場合、存在する例えば数か月分の運転実績データを用いて機器又は機器セットの評価を行わざるをえない。その結果、機器又は機器セットの評価を実際に即した形で適切に行うことが困難となり、評価結果の信頼性が低下してしまう可能性も生じる。またこれにより、例えば不適切な機器又は機器セットを選定してしまう事態も生じ得る。
【0008】
本開示は、上記の点を鑑み、所定の期間の少なくとも一部の期間において評価のための実測情報が取得されなくても、機器又は機器セットをより適切に評価することができる評価プログラム、装置及び方法を提供することを目的とする。また、この評価結果を用いて、機器又は機器セットを選定することができる選定プログラム、装置、システム及び方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示によれば、
機器又は機器セットの実績又は実験結果に係る値を含む取得された実績情報と、機器又は機器セットの構成、能力又は仕様に係る取得された機器情報とを用いて、機器又は機器セットに対する評価に係る評価情報を推定する評価決定手段としてコンピュータを機能させ、
実績情報は、所定の期間における少なくとも一部の期間での実績又は実験結果に係る値が、少なくとも一部の期間に係る推定条件を用いた推定処理による推定値となっている、
評価プログラムが提供される。
【0010】
本開示によれば、また、
機器又は機器セットの実績又は実験結果に係る値を含む取得された実績情報と、機器又は機器セットの構成、能力又は仕様に係る取得された機器情報とを用いて、機器又は機器セットに対する評価に係る評価情報を推定する評価決定手段と、
選定の候補である複数の機器又は機器セットに係る機器情報である複数の候補機器情報に対し、機器又は機器セットについて決定された評価結果としての評価情報を含む値、又は評価結果としての評価情報を用いて導出される情報を含む値を目的変数とした選定処理を実施し、選定すべき機器又は機器セットに係る機器情報である選定機器情報を決定する機器選定手段と
としてコンピュータを機能させ、
実績情報は、所定の期間における少なくとも一部の期間での実績又は実験結果に係る値が、少なくとも一部の期間に係る推定条件を用いた推定処理による推定値となっている、
選定プログラムが提供される。
(【0011】以降は省略されています)
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