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公開番号
2024168715
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-05
出願番号
2023085612
出願日
2023-05-24
発明の名称
乗物用シート装置
出願人
トヨタ紡織株式会社
代理人
名古屋国際弁理士法人
主分類
B60N
2/90 20180101AFI20241128BHJP(車両一般)
要約
【課題】 ハーネスの余長部分が長くなることを抑制しながら、シート本体のスライド変位可能な長さを増大させることが可能な乗物用シート装置の一例を開示する。
【解決手段】 電気機器に直接的又は間接的に接続された第1ハーネス部5Aと、乗物の床に収納された第2ハーネス部5Bであって、第1ハーネス部5Aと電気的に接続された第2ハーネス部5Bと、スライド変位可能なスライダー7であって、第1ハーネス部5A及び第2ハーネス部5Bが接続されたスライダー7とを備える。これにより、第1ハーネス部5Aの余長長さと第2ハーネス部5Bの余長長さとの和が、シート本体のスライド変位長さとなる。そして、乗物の床に位置するハーネスの余長部分は、第2ハーネス部5Bの余長長さである。したがって、乗物の床に位置するハーネスの余長部分が長くなることを抑制しながら、シート本体のスライド変位可能な長さを増大させることが可能となり得る。
【選択図】 図8
特許請求の範囲
【請求項1】
乗物に搭載される乗物用シート装置において、
少なくともシートクッションを有するシート本体を含み、当該シート本体と共に乗物に対してスライド変位可能な可動部と、
前記可動部に設けられた電気機器に直接的又は間接的に接続された第1電気ハーネス部と、
乗物の床に収納された第2電気ハーネス部であって、前記第1電気ハーネス部と電気的に接続された第2電気ハーネス部と、
前記可動部のスライド方向と平行な方向にスライド変位可能なスライダーであって、前記第1電気ハーネス部及び前記第2電気ハーネス部が接続されたスライダーと
を備える乗物用シート装置。
続きを表示(約 880 文字)
【請求項2】
前記可動部の変位可能な範囲のうち最前の位置をFM位置とし、前記可動部の変位可能な範囲のうち最後の位置をRM位置としたとき、
前記可動部がFM位置にあるときには、前記スライダーは、当該FM位置にある前記シートクッションの後端位置より、前方側に位置し、かつ、
前記可動部がRM位置にあるときには、前記スライダーは、当該RM位置にある前記シートクッションの前端位置より、後方側に位置するように構成されている請求項1に記載の乗物用シート装置。
【請求項3】
前記シートクッションの前端位置から前記シートクッションの後端位置までの寸法であって、前記可動部のスライド方向と平行な部分の寸法をクッション長としたとき、
第1電気ハーネス部の長さは、クッション長以下である請求項2に記載の乗物用シート装置。
【請求項4】
乗物の床に設置される収納ケーシングであって、内部に前記第2電気ハーネス部が移動可能な状態で収納された収納ケーシングと、
前記収納ケーシングに設けられ、前記スライダーのスライド変位を案内する案内部と
を備える請求項1ないし3のいずれか1項に記載の乗物用シート装置。
【請求項5】
前記第1電気ハーネス部と前記第2電気ハーネス部とは、連続した1本のハーネスにより構成され、かつ、当該1本のハーネスは、前記スライダーにて略180度折り曲げられた状態で当該スライダーに固定されており、
さらに、前記ハーネスは、スライド方向に凸となり、かつ、前記第1電気ハーネス部が前記第2電気ハーネス部の上方に位置するように折り曲げられている請求項1ないし3のいずれか1項に記載の乗物用シート装置。
【請求項6】
前記第1電気ハーネス部を前記可動部に固定するハーネス固定部を備え、
前記第1電気ハーネス部のうち前記ハーネス固定部に固定された部位は、前記可動部のスライド方向と略平行である請求項1ないし3のいずれか1項に記載の乗物用シート装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、乗物に搭載される乗物用シート装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1に記載の発明では、電気ハーネスの一端がシート本体に接続され、当該電気ハーネス他端側が乗物等の車両に固定されているとともに、シート本体のスライド変位に伴って発生する当該電気ハーネスの余長部分を収納するケーシングが車両の床に設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-193599号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の発明では、シート本体のスライド変位長さが大きくなると、これに応じて電気ハーネスの余長部分が長くなるため、床に設置されたケーシングが大きくなってしまう。
【0005】
本開示は、上記点に鑑み、乗物の床に位置する電気ハーネスの余長部分が長くなることを抑制しながら、シート本体のスライド変位長さを増大させることが可能な乗物用シート装置の一例を開示する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
乗物に搭載される乗物用シート装置は、例えば、以下の構成要件のうち少なくとも1つを備えることが望ましい。
すなわち、当該構成要件は、少なくともシートクッション(21)を有するシート本体(2)を含み、当該シート本体(2)と共に乗物に対してスライド変位可能な可動部(23)と、可動部(23)に設けられた電気機器に直接的又は間接的に接続された第1電気ハーネス部(5A)と、乗物の床に収納された第2電気ハーネス部(5B)であって、第1電気ハーネス部(5A)と電気的に接続された第2電気ハーネス部(5B)と、可動部(23)のスライド方向と平行な方向にスライド変位可能なスライダー(7)であって、第1電気ハーネス部(5A)及び第2電気ハーネス部(5B)が接続されたスライダー(7)とである。
【0007】
これにより、当該乗物用シート装置では、第1電気ハーネス部(5A)の余長長さと第2電気ハーネス部(5B)の余長長さとの和が、全体の余長長さ、つまり、シート本体(2)のスライド変位可能な長さとなる。
【0008】
そして、乗物の床に位置する電気ハーネスの余長部分は、第2電気ハーネス部(5B)の余長長さである。したがって、乗物の床に位置する電気ハーネスの余長部分が長くなることを抑制しながら、シート本体(2)のスライド変位可能な長さを増大させることが可能となり得る。
【0009】
なお、当該乗物用シート装置は、以下の構成であってもよい。
すなわち、可動部(23)がFM位置にあるときには、スライダー(7)は、当該FM位置にあるシートクッション(21)の後端位置より、前方側に位置し、かつ、可動部(23)がRM位置にあるときには、スライダー(7)は、当該RM位置にあるシートクッション(21)の前端位置より、後方側に位置するように構成されていることが望ましい。
【0010】
これにより、可動部(23)がFM位置にあるとき、又は可動部(23)がRM位置にあるとき、乗員が視認し難い位置にスライダー(7)が位置する。なお、FM位置とは、可動部(23)の変位可能な範囲のうち最前の位置をいう。RM位置とは、可動部(23)の変位可能な範囲のうち最後の位置をいう。
(【0011】以降は省略されています)
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