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公開番号2024167673
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-04
出願番号2023083902
出願日2023-05-22
発明の名称車両及び車両間給電システム
出願人株式会社SUBARU
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B60L 53/14 20190101AFI20241127BHJP(車両一般)
要約【課題】従来の車両間給電システムでは、複数台の受電車両に対して車両間の送受電が実施し難いという課題がある。
【解決手段】
本発明の車両10では、ケーブル等を介して接続された複数台の車両10間にて電力を送電し、あるいは、電力を受電する車両間給電システム11が構築される。そして、車両制御部33が、自車両に必要な電力量を算出し、その算出結果を用いて自車両のバッテリ31のSOCと対比することで、自車両が送電車両10Aか、あるいは、受電車両10Bに該当するかを判定する。この車両10により、複数台の受電車両10Bが存在する場合には、車両制御部33が、受電車両10Bの優先順位を判定することで、実際の充電の必要性に応じて車両10間にて送受電が実行される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
自車両から他車両への電力の送電が可能または前記他車両から前記自車両への電力の受電が可能な車両であって、
前記自車両に必要な電力量を算出する電力量算出部と、
前記電力量算出部の算出結果に基づいて、前記他車両から前記自車両への電力の受電が必要か否かを判断する受電要否判断部と、
前記電力量算出部の算出結果に基づいて、前記自車両から前記他車両への電力の送電が可能か否かを判断する送電可否判断部と、
前記自車両と接続された前記他車両から前記電力量算出部の算出結果を受信し、少なくとも前記自車両及び前記他車両の中から受電を必要とする優先順位または受電電力量を判定する送電判定部と、を備え、
前記送電判定部は、前記自車両及び前記他車両の中の少なくとも2台以上から電力の受電の要求があった場合には、それぞれの前記電力量算出部の算出結果を対比して優先順位を判定することを特徴とする車両。
続きを表示(約 870 文字)【請求項2】
前記電力量算出部の算出結果には、前記他車両への送電可能電力量が含まれ、
前記送電判定部は、前記自車両及び前記他車両の前記送電可能電力量を積算して、受電の要求を受けた前記自車両または前記他車両が受電する前記受電電力量を判定することを特徴とする請求項1に記載の車両。
【請求項3】
前記電力量算出部は、少なくとも前記自車両に記憶された将来スケジュールデータまたは過去の走行履歴から推測される予測スケジュールデータを用いて、前記自車両の必要な前記電力量を算出することを特徴とする請求項2に記載の車両。
【請求項4】
前記自車両及び複数の前記他車両は、外部充電装置を介して接続されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の車両。
【請求項5】
外部充電装置を介して接続された複数の車両間において、お互いに電力の送電または電力の受電が可能な車両間給電システムであって、
前記外部充電装置は、
前記車両毎に必要な電力量を算出する電力量算出部と、
前記電力量算出部の算出結果に基づいて、前記車両毎に受電が必要か否かを判断する受電要否判断部と、
前記電力量算出部の算出結果に基づいて、前記車両毎に電力の送電が可能か否かを判断する送電可否判断部と、
少なくとも前記車両の中から受電を行う優先順位または受電を行う受電電力量を判定する送電判定部と、を備え、
前記送電判定部は、少なくとも2台以上の前記車両に対して電力の受電が必要であると判断した場合には、前記電力量算出部の算出結果に基づいて受電を行う前記車両の優先順位を判定することを特徴とする車両間給電システム。
【請求項6】
前記電力量算出部の算出結果には、送電可能電力量が含まれ、
前記送電判定部は、複数の前記車両から前記送電可能電力量を積算して、受電を行う前記車両への前記受電電力量を判定することを特徴とする請求項5に記載の車両間給電システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両及び車両間給電システムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、自車両の電力量が不足している場合には、車両外部から電力の供給を受け、また、自車両の電力量に余裕がある場合には、車両外部に余剰の電力を供給する車両を用いた電力供給システムが開示されている。
【0003】
上記電力供給システムは、送電線等で電気的に接続されていない物理的に離れた場所に、電磁波等を媒介として電力を送電することが可能なシステムである。車両に搭載された車両電源装置は、主に、アンテナ、発振/整流回路及び制御部、を備える。同様に、道路に設置される路側電源装置は、主に、アンテナ、発振/整流回路及び制御部、を備える。
【0004】
車両の車両電源装置では、制御部が、所定の時間間隔毎にバッテリの残存容量を調べ、あるいは、バッテリ電圧センサからバッテリ電圧が所定値よりも下がったことを知らせる信号を受信することで、バッテリの残存容量が不足していることを検出する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2005-210843号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記電力供給システムでは、上記車両電源装置は、回生エネルギを回収し、バッテリへと送電することで、走行時に余剰電力を蓄えることが出来る。そして、車両電源装置は、路側電源装置へと余剰電力を送電することが出来る。ここで、余剰電力を車両外部へと送電する場合には、上記送電後に、自車両が電力不足に陥らないように送電量を決めて送電する必要がある。
【0007】
しかしながら、上記車両電源装置は、単純に、走行時に回収した回生エネルギを余剰電力とする構成であり、その後、自車両の移動等にて消費する電力量を考慮していない。その結果、車両電源装置から路側電源装置へと余剰電力を送電することで、自車両が、電力不足に陥る恐れがあるという課題がある。
【0008】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、充電を要求する複数台の車両が存在する場合に、送電側の車両の送電電力量を把握しつつ、緊急を有する車両の受電を優先させる車両及び車両間給電システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一実施形態である車両は、自車両から他車両への電力の送電が可能または前記他車両から前記自車両への電力の受電が可能な車両であって、前記自車両に必要な電力量を算出する電力量算出部と、前記電力量算出部の算出結果に基づいて、前記他車両から前記自車両への電力の受電が必要か否かを判断する受電要否判断部と、前記電力量算出部の算出結果に基づいて、前記自車両から前記他車両への電力の送電が可能か否かを判断する送電可否判断部と、前記自車両と接続された前記他車両から前記電力量算出部の算出結果を受信し、少なくとも前記自車両及び前記他車両の中から受電を必要とする優先順位または受電電力量を判定する送電判定部と、を備え、前記送電判定部は、前記自車両及び前記他車両の中の少なくとも2台以上から電力の受電の要求があった場合には、それぞれの前記電力量算出部の算出結果を対比して優先順位を判定することを特徴とする。
【0010】
また、本発明の他の実施形態である車両間給システムは、外部充電装置を介して接続された複数の車両間において、お互いに電力の送電または電力の受電が可能な車両間給電システムであって、前記外部充電装置は、前記車両毎に必要な電力量を算出する電力量算出部と、前記電力量算出部の算出結果に基づいて、前記車両毎に受電が必要か否かを判断する受電要否判断部と、前記電力量算出部の算出結果に基づいて、前記車両毎に電力の送電が可能か否かを判断する送電可否判断部と、少なくとも前記車両の中から受電を行う優先順位または受電を行う受電電力量を判定する送電判定部と、を備え、前記送電判定部は、少なくとも2台以上の前記車両に対して電力の受電が必要であると判断した場合には、前記電力量算出部の算出結果に基づいて受電を行う前記車両の優先順位を判定することを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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