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公開番号
2024167140
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-02
出願番号
2023083542
出願日
2023-05-20
発明の名称
食料切断方法および食料切断装置
出願人
株式会社日本キャリア工業
代理人
主分類
B26D
3/28 20060101AFI20241125BHJP(切断手工具;切断;切断機)
要約
【課題】切断された食料片の集合体の重量のばらつきを少なくすると共に、各集合体における食料片の厚さを揃えることのできる食料切断方法および食料切断装置を実現すること。
【解決手段】食料の先端部を所定の送り出し量だけ送り出すごとに、この食料の先端部を切断手段との相対的な移動によって所定の切断位置で切断し、送り出し量に略等しい厚さの食料片を切り出す食料切断方法であって、送られる食料の断面プロファイルを、送り経路の中間部上方の位置から順次測定し、測定された複数の断面プロファイルをプロファイル情報として格納し、このプロファイル情報と食料の密度情報から、設定重量に対応した体積とするために必要な食料の送り方向での第1寸法と、この第1寸法を複数に略等分割した第2寸法とを算出し、前記送り出し量をこの第2寸法に略一致するように自動的に調整する。
【選択図】図19
特許請求の範囲
【請求項1】
食料の先端部を所定の送り出し量だけ送り出すごとに、この食料の先端部を切断手段との相対的な移動によって所定の切断位置で切断し、送り出し量に略等しい厚さの食料片を切り出す食料切断方法であって、送られる食料の断面プロファイルを、送り経路の中間部上方の位置から順次測定し、測定された複数の断面プロファイルをプロファイル情報として格納し、このプロファイル情報と食料の密度情報から、設定重量に対応した体積とするために必要な食料の送り方向での第1寸法と、この第1寸法を複数に略等分割した第2寸法とを算出し、前記送り出し量をこの第2寸法に略一致するように自動的に調整することを特徴とする食料切断方法。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
前記送り出し量を、第2寸法に略一致するように自動的に調整する状態と、第1寸法に略一致するように自動的に調整する状態とに切換自在とする請求項1に記載の食料切断方法。
【請求項3】
送り出された食料の先端部を当接位置で当接させて位置決めし、この当接位置から送り方向上流側へ間隔をおいた位置に切断位置を設定し、この切断位置と当接位置との間隔が前記第2寸法に略一致するように、前記当接位置を自動的に調整する請求項1に記載の食料切断方法。
【請求項4】
食料を送り経路の任意の位置へ供給し、所定の第1操作をしたときに、この食料の先端部が前記当接位置に到達するまでこの食料を自動的に送ってから停止させ、この後、第2操作によって、または自動的に、食料の先端部と切断手段との相対的な移動を開始して食料片を切り出す請求項3に記載の食料切断方法。
【請求項5】
食料を送り経路の任意の位置へ供給した状態で前記第1操作をしたときに、食料が検出された場合には、この検出がなくなるまで食料を送り方向上流側へ自動的に送り、この後、食料を、断面プロファイルの測定位置と当接位置との間隔に略等しい距離だけ送り方向下流側へ自動的に送る請求項4に記載の食料切断方法。
【請求項6】
前記第1操作によって食料が自動的に送られている間に、測定された複数の断面プロファイルを第1プロファイル情報として格納し、食料の停止後、前記第2操作によって、または自動的に、前記第1プロファイル情報に基づく食料片の切り出しを開始し、この食料片の切り出し中に、送られている食料の断面プロファイルを順次測定し、この測定された断面プロファイルを前記第1プロファイル情報に後続する第2プロファイル情報として順次格納していき、前記第1プロファイル情報に基づく食料片の切り出しが完了した時点で、前記第2プロファイル情報に基づく食料片の切り出しへ移行させる請求項4に記載の食料切断方法。
【請求項7】
前記第2寸法ごとに切断された複数の食料片を、少なくともその一部が互いに重なるように送り方向にずらしながら並べて、前記設定重量を有した食料片の集合体を形成し、測定された食料の断面プロファイルに基づいて、食料片を並べるピッチを自動的に変更し、前記集合体の長さを設定された長さに形成する請求項1に記載の食料切断方法。
【請求項8】
前記第2寸法だけ送り出され当接位置で位置決めされた食料の先端部を、この食料の上下方向の揺動範囲の上端側への揺動時に切断手段に当てて切断し、この食料の揺動範囲の下端側への揺動時または揺動後に食料の先端部を再び第2寸法分だけ送り出し、食料が揺動範囲の下端部付近に至ったときに、この食料の断面プロファイルを測定する請求項3に記載の食料切断方法。
【請求項9】
食料の先端部が第2寸法分だけ送り出されて停止したときにこの食料の断面プロファイルを測定する状態と、食料の先端部が第2寸法分だけ送り出されている間にこの食料の断面プロファイルを測定する状態とに、切換自在とする請求項1に記載の食料切断方法。
【請求項10】
前記算出された第2寸法で切り出される食料片の数が設定範囲から外れると判定された場合に、この食料片の数が前記設定範囲内に収まるように、食料の送り出し量を前記算出された第2寸法に対して増減させた量に自動的に変更する請求項1に記載の食料切断方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、塊状の食料を切断する方法および装置に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来の塊状の食料を切断する方法および装置として、例えば、生の部分肉等の塊状の食品を順次薄く切断して食料片とし、これら複数の食料片を、その一部が互いに重なるように並べて食料片の集合体を形成するものがある。
このように複数の食料片を一つの集合体とすることで、トレーに容易に収容でき、加工工場での作業能率が向上する。また、容器から食料片を一枚ずつ分離しながら取り出すことが容易となり、調理における利便性も向上する。
【0003】
しかして、集合体を収容したトレーはラップによって包装され、食料の種類や重量等を表示したラベルが貼付されて、商品として加工工場から出荷される。
この商品が入荷したスーパー等の店先では、食料の種類や重量帯等に応じてトレーの陳列位置が区分けされている。
このため、加工工場において集合体ごとに重量を揃えておく必要があり、このために種々の切断方法および切断装置が試みられている。
【0004】
例えば特許文献1には、以下のような技術が開示されている。
すなわち、塊状の食料を切断位置へ向けて送り、送り出された食料の先端部を所定の切断位置で切断して食料片とし、この切断された食料片の数が設定数に達した時点で、この設定数の食料片の合計重量を計測する。
そして、この計測結果から、規定数の食料片としたときの合計重量を予測し、この予測した合計重量と、規定数の食料片を収容したトレーに表示する重量との差に基づいて、食料の送り出し量を増減させ、切断される食料片の厚さを自動的に調節するというものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平11-123697号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
例えば生の部分肉等の塊状の食料は、先端部から後端部まで均一な断面形状ではなく、この断面形状は不規則に変化する。
このため、これを均一な厚さに切断しても、切断された食料片の重量は均一にならない。
したがって、同一数の食料片で集合体を形成した場合、各集合体の重量がばらつき、加工工場における手作業での調整を要し、作業能率が低下するような問題が生じる。
また、特許文献1に開示された技術を利用し、切断される食料片の厚さを調整した場合、同じトレーに収容された食料片の厚さがばらつき、例えば食感が均一でないなどの理由により、商品価値が低下する問題が生じうる。
【0007】
また、特許文献1に開示された技術では、食料片の切断厚さが、食料の送り出し量に依存する。
すなわち、送り出された食料の先端部を当接させて位置決めし、この位置決めされた食料の先端部を切断するものではない。
このため、切断される食料片の厚さを揃えることが困難である。
本発明は、上述のような従来技術の課題を解決し、切断された食料片の集合体の重量のばらつきを少なくすると共に、各集合体における食料片の厚さを揃えることのできる食料切断方法および食料切断装置を実現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、上述の課題を解決するために、以下の技術的手段を講じる。
すなわち、請求項1に記載の発明は、食料の先端部を所定の送り出し量だけ送り出すごとに、この食料の先端部を切断手段との相対的な移動によって所定の切断位置で切断し、送り出し量に略等しい厚さの食料片を切り出す食料切断方法であって、送られる食料の断面プロファイルを、送り経路の中間部上方の位置から順次測定し、測定された複数の断面プロファイルをプロファイル情報として格納し、このプロファイル情報と食料の密度情報から、設定重量に対応した体積とするために必要な食料の送り方向での第1寸法と、この第1寸法を複数に略等分割した第2寸法とを算出し、前記送り出し量をこの第2寸法に略一致するように自動的に調整することを特徴とする食料切断方法とする。
【0009】
請求項2に記載の発明は、前記送り出し量を、第2寸法に略一致するように自動的に調整する状態と、第1寸法に略一致するように自動的に調整する状態とに切換自在とする請求項1に記載の食料切断方法とする。
【0010】
請求項3に記載の発明は、送り出された食料の先端部を当接位置で当接させて位置決めし、この当接位置から送り方向上流側へ間隔をおいた位置に切断位置を設定し、この切断位置と当接位置との間隔が前記第2寸法に略一致するように、前記当接位置を自動的に調整する請求項1に記載の食料切断方法とする。
(【0011】以降は省略されています)
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