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公開番号2024166529
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-29
出願番号2023082683
出願日2023-05-19
発明の名称姿勢サポート装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所,個人,個人
主分類B60N 2/90 20180101AFI20241122BHJP(車両一般)
要約【課題】サポート部材がシートに配設される固定盤に配設される場合に、固定盤がシートに対して位置ズレすることを抑制できる、姿勢サポート装置の提供。
【解決手段】固定盤20が、シートバック120の上部で保持される上側保持部23と、シートクッション110の前部で保持される前側保持部24と、シートバック120とシートクッション110の境界部で保持される中間保持部25と、を有する。そのため、固定盤20は、身体の上半身を支持する部位においては、上側保持部23と中間保持部25とで上下方向に拘束され、シート100に対して上下方向に移動し難くなる。また、固定盤20は、身体の下半身を支持する部位においては、前側保持部24と中間保持部25とで前後方向に拘束され、シート100に対して前後方向に移動し難くなる。よって、固定盤20がシート100に対して位置ズレすることを抑制できる。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
シートの着座者の姿勢をサポートする姿勢サポート装置であって、
前記シートと別体に形成されて該シートに配設される少なくとも1つの固定盤と、
前記固定盤に配設される少なくとも1つのサポート部材と、
を有し、
前記シートは、シートバック本体部とヘッドレスト部を含むシートバックと、シートクッションと、を有しており、
前記固定盤は、前記シートバックの上部で保持される上側保持部と、前記シートクッションの前部で保持される前側保持部と、前記シートバックと前記シートクッションの境界部で保持される中間保持部と、を有する、姿勢サポート装置。
続きを表示(約 310 文字)【請求項2】
前記上側保持部は、前記シートバックの上部に設けられる、ヘッドレストステー、ヘッドレストステー取付部または前記ヘッドレスト部で保持される、請求項1記載の姿勢サポート装置。
【請求項3】
前記前側保持部は、前記シートクッションの前端面の少なくとも一部を覆うことで、該シートクッションの前部で保持される、請求項1記載の姿勢サポート装置。
【請求項4】
前記中間保持部は、固定具を有しており、該固定具が前記シートバックと前記シートクッションの間に前記シートのおもて側から差し込まれることで、前記シートバックと前記シートクッションの境界部で保持される、請求項1記載の姿勢サポート装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シートに着座する人の姿勢をサポートする姿勢サポート装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
特開2012-045098号公報は、シートに凸条からなるサポート部材を設ける事で、着座者の姿勢をサポートする技術を開示している。
【0003】
上記公報開示の技術では、サポート部材がシートに直接配設されているが、サポート部材が、シートと別体に形成されてシートに配設される固定盤に配設される場合、つぎの問題点がある。
着座者の身体が動くことによって固定盤がシートに対して位置ズレすると、設定したサポート部材もシートに対して位置ズレしてしまう。これにより、着座者が元の位置に戻った際、サポート部材の位置がズレていて、着座者が違和感や異物感を覚える、位置が合わずサポート部材による適正な姿勢サポート効果が得られなくなる、といった問題点がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2012-045098号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、サポート部材がシートに配設される固定盤に配設される場合に、固定盤がシートに対して位置ズレすることを抑制できる、姿勢サポート装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成する本発明はつぎの通りである。
(1) シートの着座者の姿勢をサポートする姿勢サポート装置であって、
前記シートと別体に形成されて該シートに配設される少なくとも1つの固定盤と、
前記固定盤に配設される少なくとも1つのサポート部材と、
を有し、
前記シートは、シートバック本体部とヘッドレスト部を含むシートバックと、シートクッションと、を有しており、
前記固定盤は、前記シートバックの上部で保持される上側保持部と、前記シートクッションの前部で保持される前側保持部と、前記シートバックと前記シートクッションの境界部で保持される中間保持部と、を有する、姿勢サポート装置。
(2) 前記上側保持部は、前記シートバックの上部に設けられる、ヘッドレストステー、ヘッドレストステー取付部または前記ヘッドレスト部で保持される、(1)記載の姿勢サポート装置。
(3) 前記前側保持部は、前記シートクッションの前端面の少なくとも一部を覆うことで、該シートクッションの前部で保持される、(1)記載の姿勢サポート装置。
(4) 前記中間保持部は、固定具を有しており、該固定具が前記シートバックと前記シートクッションの間に前記シートのおもて側から差し込まれることで、前記シートバックと前記シートクッションの境界部で保持される、(1)記載の姿勢サポート装置。
【発明の効果】
【0007】
上記(1)の姿勢サポート装置によれば、つぎの効果を得ることができる。
(i)着座者の上半身(例えば、胸郭:肋骨部)は呼吸(肺の拡幅・縮小)による動きや、肩の力によって、上下方向に動きやすい。また、着座者の上半身は、着座者が姿勢を変える、座り直しをする、等によっても、上下方向に動きやすい。しかし、固定盤が、シートバックの上部で保持される上側保持部と、シートバックとシートクッションの境界部で保持される中間保持部と、を有するため、固定盤は、身体の上半身を支持する部位においては上下方向に拘束され、シートに対して上下方向に移動し難くなる。
(ii)着座者の下半身は、骨盤の傾斜(後傾や前傾)、着座者が姿勢を変える、座り直しをする、車両の発進・停止時に慣性で身体が動く、等により、臀部の位置が前後方向に動きやすい。しかし、固定盤が、シートクッションの前部で保持される前側保持部と、シートバックとシートクッションの境界部で保持される中間保持部と、を有するため、固定盤は、身体の下半身を支持する部位においては前後方向に拘束され、シートに対して前後方向に移動し難くなる。
上記(i)、(ii)により、サポート部材がシートに配設される固定盤に配設される場合であっても、固定盤がシートに対して位置ズレすることを抑制できる。
【0008】
上記(2)の姿勢サポート装置によれば、上側保持部が、シートバックの上部に設けられる、ヘッドレストステー、ヘッドレストステー取付部またはヘッドレスト部で保持されるため、上側保持部を保持するための部材をシートに新設することなく、従来から存在している部材を利用してシートで上側保持部を保持できる。
【0009】
上記(3)の姿勢サポート装置によれば、前側保持部が、シートクッションの前端面の少なくとも一部を覆うことで、シートクッションの前部で保持されるため、前側保持部を保持するための部材をシートに新設することなく、従来から存在している部材を利用してシートで前側保持部を保持できる。また、前側保持部でシートクッションの前端面の少なくとも一部を覆うだけで前側保持部をシートで保持できるため、比較的簡易に前側保持部をシートで保持できる。
【0010】
上記(4)の姿勢サポート装置によれば、中間保持部が、固定具を有しており、固定具がシートバックとシートクッションの間にシートのおもて側から差し込まれることで、シートバックとシートクッションの境界部で保持されるため、中間保持部を保持するための部材をシートに新設することなく、従来から存在している部材を利用してシートで中間保持部を保持できる。また、固定具をシートバックとシートクッションの間に差し込むだけでも中間保持部をシートで保持できる構造を採用した場合、比較的簡易に中間保持部をシートで保持できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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