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公開番号2024166278
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-28
出願番号2024154376,2024049181
出願日2024-09-07,2024-03-26
発明の名称冷凍装置、冷凍装置輸送システムおよびコンピュータプログラム
出願人株式会社HSKコンサルティング
代理人個人,個人
主分類F25D 11/00 20060101AFI20241121BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約【課題】 低温運送に関して、複数種類の移動機器による輸送となっており、輸送の容積率を高めにくくて効率が悪い。輸送従事者の数も多く必要となっている。
【解決手段】 輸送機器に搭載可能であり、複数の冷蔵室(15,16)を垂直方向に備えた冷凍装置とする。冷蔵室(15,16)の室内は、二次電池(30)によって作動する冷凍サイクル機器(40)によって、独立した温度設定にて冷蔵可能とする。たとえば、二つの冷蔵室(15,16)を冷凍とチルドに温度設定することで、冷凍便とチルド便とを常温車両にて同時に実現可能とする。
【選択図】 図15
特許請求の範囲【請求項1】
輸送対象物を低温輸送するために輸送機器に搭載されて用いる冷凍装置であって、
垂直方向寸法が水平方向寸法よりも大きな箱状の本体と、
前記の本体における立面の一つである前面から輸送対象物を出し入れ可能な冷蔵室と、
前記の冷蔵室の内部空間を冷却する冷凍サイクル機器と、
前記の冷凍サイクル機器に対してエネルギを供給する二次電池と、
時刻データを取得する時計と、
冷蔵室の室内温度を測定する温度計と、
前記の温度計の測定結果である温度データを用いて前記の冷凍サイクル機器を制御する温度制御装置と、
当該冷凍装置とは物理的に離間した場所に設置された管理サーバとのデータ送受信を実施する通信装置と、
を備え、
前記の通信装置は、前記の温度データを時刻データとともに前記の管理サーバへ送信することとした冷凍装置。
続きを表示(約 2,300 文字)【請求項2】
前記の二次電池および前記の冷凍サイクル機器に含まれるコンプレッサおよびコンデンサは、前記の本体における前記の冷蔵室の下方へ配置した
請求項1に記載の冷凍装置。
【請求項3】
前記の冷蔵室は、垂直方向に複数個を独立させて備え、
前記の温度計は、前記の冷蔵室ごとにそれぞれ備え、
前記の温度制御装置は、各々の冷蔵室の内部温度を別々に制御可能とした
請求項1または請求項2のいずれかに記載の冷凍装置。
【請求項4】
前記の本体における上面には、太陽光パネルを備え、
前記の太陽光パネルは、受光して得た電気エネルギを前記の二次電池へ供給することとした
請求項1に記載の冷凍装置。
【請求項5】
前記の本体の位置データを取得するGPSと、
前記のGPSが取得した位置データを前記の時刻データとともに記録する経路データベースと、
を備え、
前記の通信装置は、前記の時刻データおよび前記の位置データを管理サーバへ送信することとした
請求項1に記載の冷凍装置。
【請求項6】
前記の二次電池は、前記の本体に対して着脱可能とし、
前記の通信装置は、二次電池の残量データを取得して前記の管理サーバへ送信可能とした
請求項1に記載の冷凍装置。
【請求項7】
輸送対象物を低温輸送するために輸送機器に搭載されて用いる冷凍装置、および管理サーバを用いた冷凍装置輸送システムであって、
前記の冷凍装置は、
垂直方向寸法が水平方向寸法よりも大きな箱状の本体と、
前記の本体における立面の一つである前面から輸送対象物を出し入れ可能な冷蔵室と、
前記の冷蔵室の内部空間を冷却する冷凍サイクル機器と、
前記の冷凍サイクル機器に対してエネルギを供給する二次電池と、
時刻データを取得する時計と、
冷蔵室の室内温度を測定する温度計と、
前記の温度計の測定結果である温度データを用いて前記の冷凍サイクル機器を制御する温度制御装置と、
当該冷凍装置とは物理的に離間した場所に設置された管理サーバとのデータ送受信を実施し、前記の温度データを時刻データとともに前記の管理サーバへ送信することとした通信装置と、
を備え、
前記の管理サーバは、
停電の発生を検知する停電検知手段と、
前記の停電検知手段が停電を検知した場合に、前記の位置データおよび前記の残量データを用いて前記の輸送機器による前記の冷凍装置の輸送先を前記の輸送機器ごとに判断する輸送先判断手段と、
前記の輸送先判断手段が判断した輸送先を、該当する輸送機器へ送信する輸送先指令手段と、を備え、
前記の輸送機器に搭載した前記の冷凍装置を非常用電源として用いることとした
冷凍装置輸送システム。
【請求項8】
輸送対象物を低温輸送するために輸送機器に搭載されて用いる冷凍装置を制御するコンピュータプログラムであって、
前記の冷凍装置は、垂直方向寸法が水平方向寸法よりも大きな箱状の本体と、
前記の本体における立面の一つである前面から輸送対象物を出し入れ可能であるような冷蔵室と、
前記の冷蔵室の内部空間を冷却する冷凍サイクル機器と、
前記の冷凍サイクル機器に対してエネルギを供給する二次電池と、
時刻データを取得する時計と、
当該冷凍装置とは物理的に離間した場所に設置された管理サーバとのデータ送受信を実施する通信装置と、
前記の冷蔵室の室内温度を測定する温度計と、
前記の冷凍サイクル機器の作動を制御する温度制御装置と
を備え、
前記のコンピュータプログラムは、
前記の冷蔵室の室内温度として設定された温度データを記憶させる設定温度記憶手順と、
前記の温度計にて測定された結果を受信する温度受信手順と、
受信した温度および前記の設定温度記憶手順にて記憶された室内温度を比較して前記の冷凍サイクル機器を作動させる必要性を判断する作動判断手順と、
前記の作動判断手順によって作動が必要と判断された場合に前記の冷凍サイクル機器を作動させる作動命令手順と、
前記の冷凍サイクル機器を作動後の温度を受信する作動温度受信手順と、
前記の作動温度受信手順によって受信した作動後の温度に基づいて前記の冷凍サイクル機器の作動を停止させる必要性を判断する停止判断手順と、
前記の停止判断手順によって作動停止が必要と判断された場合に前記の冷凍サイクル機器の作動を停止させる停止命令手順と、
を前記の温度制御装置に実行させ、
前記の温度データを時刻データとともに前記の管理サーバへ送信するデータ送信手順を前記の通信装置に実行させることとしたコンピュータプログラム。
【請求項9】
前記の本体には、本体の位置データを取得するGPSを備え、
そのGPSが取得した位置データを時刻データとともに取得する位置データ取得手順を
前記の温度制御装置に実行させることとした請求項8に記載のコンピュータプログラム。
【請求項10】
前記の通信装置に対して、前記のGPSが取得した位置データを時刻データとともに所定間隔毎に前記の管理サーバへ送信させるようにした
請求項9に記載のコンピュータプログラム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、二次電池を電源とした冷蔵サイクルを内蔵した冷凍装置、およびその冷凍装置を用いた物流技術に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
物流における運搬する輸送方法は、非食品など低温にする必要がない「常温輸送」と、低温状態を保持したまま輸送する「低温輸送」に大別される。低温輸送は、更に摂氏零度前後の「チルド輸送」と、摂氏マイナス10度以下のような「冷凍輸送」とに分けられる。
【0003】
低温輸送物は、輸送を開始する出発地で低温にされ、輸送を終了する到達地までの輸送過程においても、できる限り低温を維持しながら輸送することが望まれる。
低温輸送を実行するため、現状では、出発地にて輸送物を低温にした状態をできる限り保ちながら目的地まで輸送する「保冷輸送」という方法と、輸送中における低温輸送物を冷却しながら輸送する「再冷輸送」という方法に大別することができる。
【0004】
保冷輸送は、輸送機器(例えばトラック)の貨物スペースを出発前に冷却した上で、貨物スペースを断熱材で囲ったり、貨物スペース(コンテナ)に保冷剤を入れたりすることで対応する。運送業者に要求される設備が再冷輸送よりも少なくて清むという利点があるが、低温輸送物に高度な品質、具体的には輸送時にも出発地で設定された温度を上げることなく目的地まで運ぶような高度な輸送が求められる場合には向かない。
【0005】
一方の再冷輸送は、輸送機器(例えばトラック)の貨物スペース(コンテナ)を断熱材で囲った上で、圧縮機(コンプレッサ)、凝縮器(コンデンサ)、蒸発器(エバポレータ)、冷媒配管などの冷却設備を輸送機器に搭載して、貨物スペースを冷却する。そうした冷却設備を必要とする分、運送業者に要求される設備が保冷輸送よりも大きいという欠点があるが、低温輸送物に高度な品質を求めることが可能である。
【0006】
さて、本願発明に関連する先行技術を調査するため、以下の検索式にて検索したところ、17件がヒットした。
[冷凍/CL+冷蔵/CL]*[バッテリ/CL+電池/CL]
その17件の中から、以下の2件を抽出した。
【0007】
特許文献1には、貨物自動車の冷凍車等において、エンジン停止中においても冷凍装置を作動可能とし、且つ、設置スペースの省スペース化を図る技術が開示されている。
【0008】
特許文献2には、冷凍庫(コンテナ)内が複数の室(K1,K2)に区画された冷凍車Cにおいて、搬送物(輸送物)の積載スペースを狭めることなく、それぞれ所望の温度で管理できる技術が開示されている。
【0009】
特許文献2の主要部を示す図1に基づいて、より具体的に説明する。
車両用冷凍装置1は、電動圧縮機を有するコンプレッサユニット21と、コンデンサユニット20とのそれぞれが各室K1,K2に対応して複数設けられてなる外部ユニットとしての冷凍機本体7と、荷室内の空気を冷却する内部ユニットとしてのエバポレータユニット10A,10Bを備え、各室のうち、1つの室K1には本体フレーム9を介して冷凍機本体7とエバポレータユニット10Aとが取り付けられ、他の室K2にはエバポレータユニット10Bが取り付けられている。この車両用冷凍装置1が、冷凍車両Cの冷凍コンテナKにける各室K1,K2を冷却するのである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
特許第6574649号公報
特開2017-144932号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)

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