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公開番号2024166196
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-28
出願番号2024111850,2023081152
出願日2024-07-11,2023-05-17
発明の名称ギフト贈呈システム及び贈り主にギフトを贈呈させる方法
出願人geeva株式会社
代理人個人
主分類G06Q 50/10 20120101AFI20241121BHJP(計算;計数)
要約【課題】 何らかの有形物に添付する形でギフトを贈呈することができ、被贈呈者においてかさばることがなく簡便に贈呈することができるようにする。
【解決手段】 ギフト贈呈システムが備えるサーバー4が提供するギフトサイトに被贈呈者が被贈呈者端末7を操作してアクセスすることで商品又はサービスとの交換が可能なギフト資産を商品化したギフト資産商品は、台紙1に貼られたシール2を備えており、シール2を台紙1から剥がして別の対象物に貼って被贈呈者に渡すことでギフト贈呈がされる。シール2にはギフトサイトへのアクセス情報をシンボル化したコードシンボル3が印刷されており、コードシンボル3はギフトサイトへのアクセスを許可するログインプログラムが参照する認証情報を含んでおり、ログインがされると被贈呈者端末7から送信された交換申請を交換申請受付プログラム12が受信して被贈呈者が商品又はサービスを取得するのに必要な処理をする。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
ネットワーク上のギフトサイトにおいて商品又はサービスとの交換が可能なギフト資産の贈呈を贈り主が被贈呈者に対して行い、贈呈されたギフト資産について交換申請用の端末が操作されてギフトサイトにおいて交換の申請がされることで商品又はサービスを被贈呈者が取得する形のギフト贈呈において使用されるギフト贈呈システムであって、
ギフトサイトを提供するサーバーと、
サーバーに実装されたログインプログラム及び交換申請受付プログラムと
を備えており、
ギフトサイトにおけるギフト資産についての交換は、贈り主がギフトサイトで選択した一の商品もしくはサービスであるか、又はギフトサイトにおいて設定されている複数の商品もしくはサービスの中から被贈呈者が選択した商品もしくはサービスとの交換であり、
前記ギフト資産の贈呈は、ギフトサイトへのアクセス情報がシンボル化されて印刷されたシールが台紙から剥がされて別の対象物に貼り直され、当該別の対象物を贈り主が被贈呈者に渡すことによるギフト資産の贈呈であって、シンボル化されたアクセス情報は、贈呈されたギフト資産について交換を行うに際して参照される認証情報を含んでおり、
前記ログインプログラムは、シンボル化されたアクセス情報が交換申請用の端末によって読み取られてアクセス情報にしたがって交換申請用の端末がギフトサイトへのアクセスを試みた際、アクセス情報に含まれる認証情報が正しい場合にはギフトサイトへのアクセスを許可してログインさせるプログラムであり、
前記交換申請受付プログラムは、アクセスが許可された交換申請用の端末から送信される交換申請を受け付けて商品又はサービスを被贈呈者が取得するための処理を行うプログラムであることを特徴とするギフト贈呈システム。
続きを表示(約 450 文字)【請求項2】
前記ギフト資産の情報を記録した資産情報ファイルを記憶した記憶部を備えており、
前記交換には交換期限日が設定されていて資産情報ファイルには交換期限日が記録されているとともに、前記シールには、前記コードシンボルに加え交換期限日が印刷されており、
前記交換申請受付プログラムは、交換申請が送信された際に資産情報ファイルから交換期限日を取得するプログラムであって、交換期限日を過ぎている場合には商品又はサービスを被贈呈者が取得するための処理を行わないプログラムであることを特徴とする請求項1記載のギフト贈呈システム。
【請求項3】
前記シールに印刷された前記コードシンボルは、一の贈り主が複数の被贈呈者にそれぞれギフト資産を贈呈する際に各ギフト資産を識別する資産IDを含んでおり、
前記交換申請受付プログラムは、資産IDを取得して当該資産IDについて交換申請を受け付けるプログラムであることを特徴とする請求項1又は2記載のギフト贈呈システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本願の発明は、ギフト贈呈の際に利用されるシステムに関するものである。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
冠婚葬祭や各種お祝い等において、また御礼やご挨拶等の目的で、各種の贈答品(ギフト)が贈り主によって購入され、相手先(被贈呈者)に贈呈されている。贈答品は、有形の商品の場合もあるが、何らかのサービス(無形商品)の場合もある。
最近では、これらの贈答品の注文(購入)もウェブサイトで行われることが多くなってきており、贈答品のみを扱った専門のウェブサイトも存在している。
【0003】
このような贈答品の贈呈において、贈答品自体を贈呈するのではなく、商品又はサービスと交換できる権利(債権)を贈呈する場合がある。この代表的なものは、いわゆるカタログギフトである。以下の説明において、商品又はサービスと交換できる権利であってギフトして贈呈されるものをギフト資産と呼び、それが商品として販売されるものをギフト資産商品と呼ぶ。また、ギフト資産について、交換され得る商品又はサービスを被交換品と呼ぶ。このような贈り物に関して、ITの利用も進んできており、カタログ式ギフトをウェブサイトで提供するサービスも登場している。また、被交換品との交換をウェブサイトで行うため、ウェブサイトへのアクセス情報や交換のためのIDを記載したカード式のカタログギフトも知られている(特許文献1)。
【0004】
カタログギフトは、被交換品を紹介した冊子(カタログ)に交換のための申請書(料金別納葉書)が添付されてセットになったものである。カタログギフトでは、幾つかのコースが選定されている。コースとは、どの程度の金額の商品又はサービスから選択するかというコースであり、例えば3000円コース、5000円コース、7000円コースという具合である。3000円コースであれば、3000円に相当する商品又はサービスから選択できるということである。この金額は、端的にはカタログギフトの販売価格であるが、手数料が含まれるので、実際に交換される商品又はサービスの価額はそれより少し安くなる。
【0005】
他方、カタログギフトではないが、カジュアルギフトと呼ばれる形態のギフト資産商品も販売されている。この一例が非特許文献1に示されている。この種のギフト資産商品は、ウェブサイトにおいてクレジットカード決済等で購入でき、購入したギフト資産商品をSNSやメール等で相手方の端末(スマホ等)に送ることができる。ここでのギフト資産は、贈り主が選んだ特定の商品又はサービスと交換できる権利(債権)であり、相手方に送るのは、交換のためのコードである。コードは、バーコードのようなコードシンボルであり、コードシンボルのイメージがSNS等で送られる。コードシンボルを受け取った相手方(被贈呈者)は、店舗においてコードシンボルを端末に表示して店員に提示し、店員がリーダーでコードシンボルを読み取って権利を確認し、ギフトの対象となっている商品又はサービスを被贈呈者に提供する。
【0006】
さらに、BtoCのギフトもしばしば贈呈されている。この種のギフトは、販売促進用や購入に対する謝礼としてのギフトである。商品の問い合わせをしたりショールームを訪れたりしてくれた顧客に対し、謝礼としてノベルティ商品等を贈呈することが行われている。
以下、一つの特定の商品又はサービスと交換できるギフト資産を単一型ギフト資産と呼び、カタログギフトのように複数の商品又はサービスの中から選択して交換するギフト資産を選択型ギフト資産と呼ぶ。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特許第6741320号公報
特開2011-141769号公報
特開2018-190147号公報
【非特許文献】
【0008】
https://giftee.com/
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
このような各種タイプのギフト資産商品について、何らかの有形物に添付する形で贈呈したいというニーズが存在する。何らかのお返し(謝礼)としてギフトを贈呈する場合、ギフトにお礼の手紙を添えることがしばしば行われるが、これは、お礼の手紙にギフトが添付されているともいえる(お礼を伝えるのがメインの目的であるので。)
このような場合、上述したカタログギフトをお礼として贈ろうとすると、お礼の手紙とカタログギフト(カタログ冊子)とを同梱して相手方(被贈呈者)に宅配便等で送ることになるが、かさばるし、面倒である。カード型カタログギフトではかさばる問題はないが、カードを入れ忘れてしまうと、肝心のギフトが届かないことになってしまうし、かえって失礼になってしまう。
【0010】
スマホ間でやり取りされるカジュアルギフトの場合、上記のような問題はないが、直筆の手紙でメッセージを伝えたいとか、何らかの有形物とともに贈りたいとかいった要請には応えることができない。
また、BtoCのギフトの場合でも、例えばショールームの来場者にカタログを持って帰ってもらうことがあるが、それに加えてノベルティ商品を持って帰ってもらうようにすると、かさばってしまうので、顧客が嫌がる場合もあり得る。
(【0011】以降は省略されています)

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