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公開番号2024166010
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-28
出願番号2023123356
出願日2023-07-28
発明の名称アンカープレート及びアンカー装置
出願人Joyson Safety Systems Japan合同会社
代理人個人,個人
主分類B60R 22/18 20060101AFI20241121BHJP(車両一般)
要約【課題】シートベルトウェビングを介して伝達される外力によって係止体との係合に影響が及ぶことを抑制できるアンカープレートを提供する。
【解決手段】アンカープレート3は、車体又はシートに取り付けられるボルト2が基端側に挿入されると共にシートベルトウェビング103が先端側に挿通される開口を有するベースプレートと、ベースプレートに取り付けられるバネ板20と、を備える。ベースプレートは、プレート本体10と、プレート本体10の上面10fに重なる樹脂製プレート30とを有する。バネ板20のタング部25は、アンカープレートがボルト2に連結固定される前後において、少なくとも一部が樹脂製プレート30の表面よりも突出するよう形成される。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
車体又はシートに取り付けられる係止体に連結固定されるアンカープレートであって、
前記係止体が基端側に挿入されると共にシートベルトウェビングが先端側に挿通される開口を有するベースプレートと、
該ベースプレートに取り付けられるバネ板と、
を備え、
前記ベースプレートは、第1プレートと、該第1プレートの一方の面に重なる樹脂製の第2プレートとを有し、
前記バネ板は、前記開口の両側のサイド部に重なる一対の脚部と、該脚部の基端側同士を繋ぐタイ部と、該タイ部から前記開口の途中まで前記ベースプレートの前記第2プレート側に延出するタング部と、該タング部に設けられるストッパ片と、を有し、
前記バネ板の前記タング部は、当該アンカープレートが前記係止体に連結固定される前後において、少なくとも一部が前記第2プレートの表面よりも突出するよう形成される、
アンカープレート。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
前記バネ板は、
前記タング部の前記第1プレートと反対側の主面の略中央の位置に突出して設けられる突起を有し、
前記突起は、前記第1プレートの前記一方の面から前記突起の頭頂部までの高さが、前記第1プレートの前記一方の面から前記第2プレートのうち前記一方の面から最も離れた部分までの高さよりも高くなるよう形成される、
請求項1に記載のアンカープレート。
【請求項3】
前記バネ板は、
前記タング部の先端部分が前記第1プレートと反対側の方向に屈曲して形成される屈曲部を有し、
前記屈曲部は、前記タング部の先端部分から前記反対側の方向に屈曲して形成される第1斜面と、前記第1斜面から前記第1プレート側に屈曲して形成される第2斜面と、前記第1斜面と前記第2斜面との境界部分に形成される頭頂部と、前記頭頂部の延在方向両端から外側にて前記第1プレート側に屈曲して形成される一対の第3斜面と、を有し、
前記屈曲部は、前記第1プレートの前記一方の面から前記頭頂部までの高さが、前記第1プレートの前記一方の面から前記第2プレートのうち前記一方の面から最も離れた部分までの高さよりも高くなるよう形成される、
請求項1に記載のアンカープレート。
【請求項4】
前記バネ板は、
前記タング部の前記第1プレートと反対側の主面に突出して設けられ、前記タング部の幅方向に沿って併設される複数の突起を有し、
前記複数の突起は、前記第1プレートの前記一方の面から前記複数の突起の頭頂部までの高さが、前記第1プレートの前記一方の面から前記第2プレートのうち前記一方の面から最も離れた部分までの高さよりも高くなるよう形成される、
請求項1に記載のアンカープレート。
【請求項5】
前記バネ板は、
前記タング部の前記第1プレートと反対側の主面において、前記ストッパ片より先端側の位置に突出して設けられる突起を有し、
前記突起は、前記第1プレートの前記一方の面から前記突起の頭頂部までの高さが、前記第1プレートの前記一方の面から前記第2プレートのうち前記一方の面から最も離れた部分までの高さよりも高くなるよう形成される、
請求項1に記載のアンカープレート。
【請求項6】
前記バネ板は、
前記タング部の先端部分が前記第1プレートと反対側の方向に屈曲して形成される屈曲部を有し、
前記屈曲部は、前記タング部の先端部分から前記反対側の方向に屈曲して形成される第1斜面と、前記第1斜面から前記第1プレート側に屈曲して形成される第2斜面と、前記第1斜面と前記第2斜面との境界部分に形成される頭頂部と、を有し、
前記屈曲部は、前記第1プレートの前記一方の面から前記頭頂部までの高さが、前記第1プレートの前記一方の面から前記第2プレートのうち前記一方の面から最も離れた部分までの高さよりも高くなるよう形成される、
請求項1に記載のアンカープレート。
【請求項7】
前記係止体がボルトであり、
前記ストッパ片は、当該アンカープレートが前記ボルトに連結固定される状態において、該ストッパ片の先端部が前記ボルトの頭部側面と対向配置されるよう前記タング部から前記第1プレート側に屈曲して形成される、
請求項1に記載のアンカープレート。
【請求項8】
前記ストッパ片は、前記タング部に対して前記第1プレート側に傾斜して形成され、
前記ストッパ片において、前記タング部と接続される基部側から前記先端部側への傾斜方向に直交する延在方向を幅方向とするとき、前記先端部は、前記幅方向の一部が最も前記傾斜方向に突出して前記ボルトの前記頭部側面と最も接近して配置される頭頂部を有する凸形状に形成される、
請求項7に記載のアンカープレート。
【請求項9】
前記ストッパ片の前記先端部は、前記タング部に対して前記第1プレート側に直角に屈曲して形成される、
請求項7に記載のアンカープレート。
【請求項10】
前記ストッパ片は、前記タング部と接続される基部側から前記先端部側への延在方向の第1中間位置にて前記第1プレート側に屈曲する第1屈曲部と、前記第1中間位置より前記延在方向の前記先端部側の第2中間位置にて前記タング部と平行な方向に屈曲する第2屈曲部と、を有する、
請求項7に記載のアンカープレート。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、アンカープレート及びアンカー装置に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
シートベルトウェビングを自動車車体に連結するアンカー装置が特許文献1に記載されている。このアンカー装置は、アンカープレートと、該アンカープレートに設けられた開口と、該プレート本体にリベットで留め付けられたバネ板よりなるストッパ等を有する。車体に固定されたボルトの頭部が該開口に挿入され、該ボルトのフランジと頭部との間で該開口の縁部が挟持される。ストッパに設けられた係止片がボルト頭部に係合することにより、該ボルト頭部の退動が阻止され、ボルト頭部及びフランジによる該縁部の挟持状態が維持される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-202561号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1などに記載の従来のアンカー装置では、例えば乗員がシートベルトウェビングを装着する際などに、乗員がシートベルトウェビングを引っ張る動作などによって、シートベルトウェビングを介して外力が付加される。この外力によって、ストッパの係止片とボルト頭部との係合に影響を及ぼす虞がある。
【0005】
本開示は、シートベルトウェビングを介して伝達される外力によって係止体との係合に影響を及ぼすことを抑制できるアンカープレート及びアンカー装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の実施形態の一観点に係るアンカープレートは、車体又はシートに取り付けられる係止体に連結固定されるアンカープレートであって、前記係止体が基端側に挿入されると共にシートベルトウェビングが先端側に挿通される開口を有するベースプレートと、該ベースプレートに取り付けられるバネ板と、を備え、前記ベースプレートは、第1プレートと、該第1プレートの一方の面に重なる樹脂製の第2プレートとを有し、前記バネ板は、前記開口の両側のサイド部に重なる一対の脚部と、該脚部の基端側同士を繋ぐタイ部と、該タイ部から前記開口の途中まで前記ベースプレートの前記第2プレート側に延出するタング部と、該タング部に設けられるストッパ片と、を有し、前記バネ板の前記タング部は、当該アンカープレートが前記係止体に連結固定される前後において、少なくとも一部が前記第2プレートの表面よりも突出するよう形成される。
【0007】
同様に、本発明の実施形態の一観点に係るアンカー装置は、上述のアンカープレートと、車体又はシートに取り付けられ、前記アンカープレートを連結固定する係止体と、を具備する。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、シートベルトウェビングを介して伝達される外力によって係止体との係合に影響を及ぼすことを抑制できるアンカープレート及びアンカー装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1実施形態に係るアンカー装置の斜視図
アンカープレートとボルトとの係合途中におけるアンカー装置の斜視図
アンカープレートとボルトとが係合したアンカー装置の斜視図
アンカープレートの分解斜視図
樹脂製プレートの平面図
バネ板の平面図
図1中のアンカープレートの縦断面図
アンカープレートとボルトとの係合途中におけるアンカー装置の縦断面図
アンカープレートとボルトとが係合したアンカー装置の縦断面図
アンカー装置が車体に設置されている状態の一例を示す模式図
第2実施形態に係るアンカー装置の斜視図
図11に示す第2実施形態に係るアンカー装置の縦断面図
第3実施形態に係るアンカー装置の斜視図
図13に示す第3実施形態に係るアンカー装置の縦断面図
第4実施形態に係るアンカー装置の斜視図
図15に示す第4実施形態に係るアンカー装置の縦断面図
第5実施形態に係るアンカー装置の斜視図
図17に示す第5実施形態に係るアンカー装置の縦断面図
第1変形例に係るストッパ片を有するアンカープレートの斜視図
第1変形例に係るストッパ片を有するアンカー装置の平面図
図20に示すアンカー装置の縦端面図
第2変形例に係るストッパ片を有するアンカープレートの斜視図
第2変形例に係るストッパ片を有するアンカー装置の平面図
図23に示すアンカー装置の縦端面図
第3変形例に係るストッパ片を有するアンカープレートの斜視図
第3変形例に係るストッパ片を有するアンカー装置の平面図
図26に示すアンカー装置の縦端面図
第4変形例に係るストッパ片を有するアンカープレートの斜視図
第4変形例に係るストッパ片を有するアンカー装置の平面図
図29に示すアンカー装置の縦端面図
比較例としてのストッパ片を有する構成における作用を説明する図
第1変形例のストッパ片を有する構成における作用を説明する図
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照しながら実施形態について説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
(【0011】以降は省略されています)

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