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公開番号
2024165697
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-28
出願番号
2023082098
出願日
2023-05-18
発明の名称
プリント配線板及びその製造方法
出願人
三菱電機株式会社
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
H05K
3/46 20060101AFI20241121BHJP(他に分類されない電気技術)
要約
【課題】実装信頼性が高く、かつヒートサイクルが与えられたときにもスルーホール導体が破壊されにくいプリント配線板及びその製造方法を提供する。
【解決手段】プリント配線板10は、第1金属および第1金属よりも大きい熱膨張係数を有する第2金属の複合材で構成された第1配線層4と、第1配線層4の少なくとも片側に設けられた電気的絶縁性を有する材料により構成されている第1絶縁層5とを有する第1コア1と、第1コア1を貫通するスルーホール13と、スルーホール13の内周面に設けられたスルーホール導体14とを備える。第1配線パターン層4は、スルーホール13が貫通し、スルーホール導体14と接続し、他の配線と分離した第1ランド4aと、第1ランド4aと分離して設けられた第1配線パターン4bとを含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
第1金属および前記第1金属よりも大きい熱膨張係数を有する第2金属の複合材で構成された第1配線層と、前記第1配線層の少なくとも片側に設けられた電気的絶縁性を有する材料により構成されている第1絶縁層とを有する第1コアと、
前記第1コアを貫通するスルーホールと、
前記スルーホールの内周面に設けられたスルーホール導体とを備え、
前記第1配線層は、前記スルーホールが貫通し、前記スルーホール導体と接続した第1ランドと、前記第1ランドと分離して設けられた第1配線パターンとを含む、プリント配線板。
続きを表示(約 1,800 文字)
【請求項2】
前記第1コアの熱膨張係数は、前記プリント配線板の熱膨張係数が前記プリント配線板に実装される電子部品の熱膨張係数との差が決められた値以下になるように決められている、請求項1に記載のプリント配線板。
【請求項3】
前記第1金属は、モリブデンであり、
前記第2金属は、銅である、請求項2に記載のプリント配線板。
【請求項4】
前記第1配線層は、前記第1金属により構成されている第1金属層と、前記第2金属により構成されている第2金属層と、前記第1金属層と前記第2金属層との間に形成されており前記第1金属と前記第2金属とが分散している接合層とを有し、
前記スルーホールは、前記第1金属層、前記接合層、及び前記第2金属層を貫通している、請求項1~3のいずれか1項に記載のプリント配線板。
【請求項5】
前記第2金属により構成された第2配線層と、電気的絶縁性を有する材料により構成されている第2絶縁層とを含む第2コアをさらに備え、
前記第1コア及び前記第2コアは、第1方向に積層されており、
前記スルーホールは、前記第1コア及び前記第2コアを前記第1方向に貫通しており、
前記第2配線層は、前記スルーホールが貫通し、前記スルーホール導体と接続した第2ランドと、前記第2ランドと分離して設けられた第2配線パターンとを含む、請求項1~3のいずれか1項に記載のプリント配線板。
【請求項6】
前記第2コアは、複数である、請求項5に記載のプリント配線板。
【請求項7】
第1ランドと前記第1ランドと分離して設けられた第1配線パターンとが形成された第1配線層と、前記第1配線層の少なくとも片側に設けられた電気的絶縁性を有する材料により構成されている第1絶縁層とを有する第1コアを準備する工程と、
前記第1コアを貫通するスルーホールを形成する工程と、
前記スルーホールの内周面にスルーホール導体を設ける工程とを備え、
前記第1コアを準備する工程は、
第1金属及び前記第1金属よりも大きい熱膨張係数を有する第2金属の複合材により構成されている第1導電膜を含む第1部材を準備する第1工程と、
平面視における前記第1導電膜の一部領域にレーザ光を照射することにより、前記一部領域を昇華させる第2工程と、
前記第2工程後に、前記第1導電膜を部分的にエッチングすることにより、前記第1ランドと前記第1配線パターンとを含む前記第1配線層を形成する第3工程とを含み、
前記スルーホールを形成する工程では、前記第1ランドを貫通する位置に前記スルーホールが形成される、プリント配線板の製造方法。
【請求項8】
前記第1導電膜は、前記第1金属により構成されている第1金属膜と、前記第2金属により構成されている第2金属膜とが第1方向に積層している積層膜であり、
前記第1部材において、前記第1方向において前記第2金属膜と前記第1絶縁層とが接する、
前記第2工程では、前記第1方向において前記第1絶縁層側に位置する前記第2金属膜の一部が前記レーザ光により昇華されずに残され、
前記第3工程において、前記第2金属膜の前記一部がエッチングされる、請求項7に記載のプリント配線板の製造方法。
【請求項9】
前記第2金属により構成されている第2配線層と、電気的絶縁性を有する材料により構成されている第2絶縁層とを有する第2コアを準備する工程と、
前記第1コアと前記第2コアとを積層させた後に前記第1コアと前記第2コアとを接合する工程とをさらに備え、
前記第2コアを準備する工程は、
前記第2金属により構成されている第2導電膜を含む第2部材を準備する第4工程と、
前記第2導電膜の一部を部分的にエッチングすることにより、第2ランドと前記第2ランドと分離して設けられた第2配線パターンとを含む前記第2配線層を形成する第5工程とを含み、
前記スルーホールを形成する工程は、前記接合する工程後に行われ、
前記スルーホールを形成する工程では、前記第1ランド及び前記第2ランドを貫通する位置に前記スルーホールが形成される、請求項7又は8に記載のプリント配線板の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、プリント配線板及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
特開2005-333078号公報(特許文献1)には、絶縁性樹脂層よりも熱膨張係数が小さく導電性を有する金属コアを備えるプリント配線板が記載されている。
【0003】
特許文献1に記載のプリント配線板では、金属コアがスルーホール内に露出していない。言い換えると、スルーホールは金属コアの積層方向の少なくとも片側に形成されている絶縁層内に形成されており、金属コアとスルーホールの内周面に形成されているスルーホール導体の間には絶縁層が形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2005-333078号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
プリント配線板に実装される半導体素子等の電子部品とプリント配線板との熱膨張係数差を低減することで、プリント配線板と電子部品とを接続する部材の信頼性(以下、実装信頼性と記載する)を向上するためには、プリント配線板の金属コアを構成する材料として熱膨張係数が当該電子部品と同程度である金属材料を採用することが有効である。
【0006】
他方、プリント配線板の金属コアを構成する材料として上記のような金属材料を採用すると、金属コアと絶縁層との間で熱膨張係数差が大きくなる。特許文献1に記載のプリント配線板において、金属コアと絶縁層との間で熱膨張係数差が大きくなると、ヒートサイクルが与えられたときに絶縁層内に生じたクラックがスルーホールの内周面にまで達し、スルーホール導体が破壊されるおそれがある。
【0007】
本開示の主たる目的は、実装信頼性が高く、かつヒートサイクルが与えられたときにもスルーホール導体が破壊されにくいプリント配線板及びその製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示に係るプリント配線板は、第1金属および第1金属よりも大きい熱膨張係数を有する第2金属の複合材で構成された第1配線層と、第1配線層の少なくとも片側に設けられた電気的絶縁性を有する材料により構成されている第1絶縁層とを有する第1コアと、第1コアを貫通するスルーホールと、スルーホールの内周面に設けられたスルーホール導体とを備える。第1配線層は、スルーホールが貫通し、スルーホール導体と接続した第1ランドと、第1ランドと分離して設けられた第1配線パターンとを含む。
【0009】
本開示に係るプリント配線板の製造方法は、第1ランドと第1ランドと分離して設けられた第1配線パターンとが形成された第1配線層と、第1配線層の少なくとも片側に設けられた電気的絶縁性を有する材料により構成されている第1絶縁層とを有する第1コアを準備する工程と、第1コアを貫通するスルーホールを形成する工程と、スルーホールの内周面にスルーホール導体を設ける工程とを備える。第1コアを準備する工程は、第1金属及び第1金属よりも大きい熱膨張係数を有する第2金属の複合材により構成されている第1導電膜を含む第1部材を準備する第1工程と、平面視における第1導電膜の一部領域にレーザ光を照射することにより、一部領域を昇華させる第2工程と、第2工程後に、第1導電膜を部分的にエッチングすることにより第1ランドと、第1ランドと分離して設けられた第1配線パターンを形成する第3工程とを含む。スルーホールを形成する工程では、第1ランドを貫通する位置にスルーホールが形成される。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、実装信頼性が高く、かつヒートサイクルが与えられたときにもスルーホール導体が破壊されにくいプリント配線板及びその製造方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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